【リンク】
最初にリンクを張らせていただいたのは「みえ歴史街道構想」という三重県のホームページです。
こちらに従って歩き、見どころの解説などもここから引用しております。
【大和街道 とは】※HPより引用
「江戸時代には加太奈良道(かぶとならみち)と呼ばれ、関の西の追分で東海道から分岐し、加太峠を越え、伊賀の国を通って奈良へ続く街道。道の歴史は古く、大海人皇子(おおあまのおうじ)が壬申の乱の折に、あるいは源義経が木曽義仲を討つ折に通った『加太峠越道』がこの街道の原型とされる」
めちゃめちゃ古いですね~!!
地図は指で拡大してください(スマホ閲覧の場合)
趣味の街道歩きシリーズの初回としたのは、一度きりの通行ではなく、四季折々の景色を楽しむいわば私の「定番おすすめコース」だからです。
歴史のある道らしい雰囲気があり、自動車専用道路の「名阪国道」に沿っているため、車通りが少ない。農村集落や街道屋敷の佇まい、庭や季節の花が楽しめる。
今回は『大和街道と秋の花々』というタイトルをつけても良いくらいです!
前置きが長くなりました。JR西日本の関駅に車を置いて、JR新堂駅まで乗車。ほぼ線路沿いが大和街道なので、歩いて関駅(関宿)に戻って来る感じです。後半に回り道をしていますがこれがキツかった(汗)。
「道の駅関宿」か、JR関駅の有料駐車場に駐車して、JR線に乗ります。
自家用車と公共交通機関を併用して歩くときは、駅に駐車⇒電車利用⇒歩きをスタート⇒🐾⇒車に戻ってくる というパターンをお勧めします。特に沿線の列車の本数が少ない時はこの手に限ります。そうすれば途中であわてる事もないし、駅で待ちぼうけを喰らう事もない。「道の駅」がゴールならお食事の他、お土産も買えます。
「道の駅」とJRの駅が隣り合っている今回のコースは特にお勧めなのです!!
Googleマップを頼りにしても良いですが、最初にリンクを張った「大和街道」の関連ページをカラー印刷して持つと良いでしょう。一カ所お世話になるローソンの位置は地図にペンで書き加えておきましょう。(後で出てきます)
関駅の跨線橋から 伊賀方面の西の空を伺います。ここで晴れていると大丈夫でしょう
一両編成の可愛い電車(ディーゼルカー)がやってきました。加太越えをこなすハイパワーのエンジンを積んでいます。(キハ120型)
「はじめて加太越えを歩いてみる」という方は、ここ柘植駅からスタートし、関駅を目指して歩くほうが良いかもしれません。お勧めは桜の時期と何といっても新緑と紅葉の時期です。(今回は紅葉の素晴らしい加太~関 間を省略します ※回り道をしたため )
新堂駅から南方向に500m位進んで、大和街道歩きのスタートです。しばらくは柘植川沿いに進んでいきます。のどかな道です。
下柘植(しもつげ)地区の街道集落に入りました お花の鑑賞スタート!!
中柘植(なかつげ)地区の集落に入ってきました
「酔芙蓉(すいふよう)」と教えていただきました。夕方になるにつれ花の色が「白から赤」に変わるそうです(^^♪
歩きだしてから1時間強ですが、はやめのお昼をコンビニで頂きます
「昼間から赤い色に変わっているやん」と指摘されそうです
「新感覚派」の文豪 横光利一(よこみつ・りいち)が伊賀で小学校時代を過ごした屋敷跡
上柘植(かみつげ)の集落に入ってきました
秋の実りやご長寿に感謝する「めし喰い祭」が行われる都美恵神社(つみえじんじゃ)
(拝殿前ではきれいなお手洗いを借りることが出来ます)
柘植病院(跡)の塀 当時の鉄道トンネル内側のレンガ材を流用したそうです
JR柘植駅前を過ぎて、いよいよ「加太(かぶと)越え」に備えます
お堂の中をふと覗いてみると・・・
「天照皇大神宮月参」とありました 覗いてよかったです!
三重県警の50代以上の捜査に当たった警察官やOBの方は忘れないでしょう 過去につらい事件があった現場です 風光明媚なんですが
市境にさしかかると採石場や残渣のリサイクル工場などが稼働しています
ここから旧大和街道は伊賀の国から伊勢の国に入ります
私はここを大和街道の「ロウズヘアピン」と呼んでいます バラはありません
F1モナコグランプリの名物コーナーをイメージします
巨大な採石場やプラントが稼働していました ここで店内以外で初めてマスクをつけました 正しい使用方法ですね(土日は稼働していないようです)
明治23年に完成 詳しいトンネルの解説です ※指で拡大してください
デザインが大変凝っています(この写真は今年2月のもの)
トンネルを挟むようにお地蔵さんがいくつか立っています 道中安全を祈ります
いつもこのベンチで休憩させてもらっています(北在家公民館)
【ちょっといい話】
休憩しているときに地元のお母さんが通りがかったので「ここ(の集落)はずっと坂道になっていますね」と話しかけると「私が〇〇年前に嫁いできて、初めてお使いをおしゅうとめさんに頼まれて自転車でシューっと下って「ああ楽だわ」と思ったけど、用事を済ませて帰り道の上り坂のしんどかった事~」とまるで昨日の事のように話してくれました。印象的だったんですね (^^)。
いつもこちらのお宅のお花を楽しみにしています!
何と言ったって、この時も大いに感化されて、帰り道に葉ボタンを買ってきて庭に植えたくらいでしたから(笑)
加太北在家地区を過ぎると、川俣神社があります
なかなかのパワースポットの様です
車道をそのまま行けばこの先で合流します 足元の悪い時など
JR加太駅の手前(西側)に、線路を渡らないと入れない禅宗のお寺があります
こちらはお寺と反対側の加太駅東側の踏切 私は今回大和街道を外れて遠回りをして関駅に向かって歩きました
急な坂道が続きました トレーニングになりました(大和街道ではありません)
ようやっと国道1線に出ました 鈴鹿峠・坂下宿寄りです
国道1号から取り残されたような旧道と集落も通りました 灯ろうがあります
今回は遠回りをして大和街道に再合流 関宿・西の追分に着いたのが午後5時でした
関の地蔵院
「鈴鹿」の地名となった、加太越えの道案内に現れたという伝説の鹿
地蔵院の前の酒屋で買った吟醸「鈴鹿」(すずしか)を試しながら反省会 いや ブログを更新しています
【街道歩き地図のリンク先】
今回も長くなりました ありがとうございました
(2021年9月21日更新)
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