kotarosandayoneの日記

街道歩きを中心に、風景などをアップしています

東海道歩き 水口宿から関宿(その2) 2021年11月20日(土)☀

f:id:kotarosandayone:20211121085952j:plain

f:id:kotarosandayone:20211122062242j:plain

国道1号線を鈴鹿峠へ(滋賀県側)

f:id:kotarosandayone:20211119114210j:plain

東海道を歩く 水口宿から関宿(その1)の続きです。

水口から土山に入りました。

東海道五十三次 土山宿】

f:id:kotarosandayone:20211121090509j:plain

大黒屋本陣跡(写真の東西方向が東海道

「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山雨が降る」

東海道の難所であった鈴鹿峠を馬を引いて歩いた「馬子唄」として伝わります。

坂=坂下宿 鈴鹿鈴鹿峠 のことを指します。

「(亀山の関宿から西に歩いて)坂下宿では晴れていたが、鈴鹿峠の頂上では曇っていて、土山宿に入るころには雨になっていた」

これは、天気は西から変わるから鈴鹿峠越えの時は用心せよ、という事で旅人の間にも広く伝わっていたのただろうと思います。

f:id:kotarosandayone:20211121091950j:plain

歌川広重東海道五十三次「土山宿」 雨の風景が描かれている

f:id:kotarosandayone:20211121092156j:plain

歩いた日は晴れの良い天気でした!

f:id:kotarosandayone:20211121092502j:plain

スマホなら拡大してみる事が出来ます。看板がまぶしく光ってますが。

f:id:kotarosandayone:20211121092702j:plain

宿場全体が東に向かってやや上り坂になっています

f:id:kotarosandayone:20211121093515j:plain

徳川家光の上洛(京都行き)に際して建てられた本陣跡

f:id:kotarosandayone:20211121092850j:plain

f:id:kotarosandayone:20211121092943j:plain

問屋場

f:id:kotarosandayone:20211121093353j:plain

5年前に歩いた時は通り過ぎてしまった「白川神社」足腰にご利益がありそうなので時間を押しても参らなければ!

f:id:kotarosandayone:20211121093954j:plain

拝殿の周りを左回りに三周して願い事を唱えます

f:id:kotarosandayone:20211121095240j:plain

本殿の「なで石」と体の悪いところを交互になぞります

体のどこをなぞったのかは内緒です(笑)

さっそく落とし物をしてきました。

入り口道路脇のグレーヂング溝に赤いボールペンが吸い込まれて行きました( 一一)

厄落としになったのかしら。

ほどなく、現在の宿駅「道の駅 あいの土山」に着きました。食事時で家族連れでとても賑わっています。

f:id:kotarosandayone:20211121095915j:plain

ここでは楽しみにしているものがあったのです。それは・・

f:id:kotarosandayone:20211121101542j:plain

田村神社前のたこ焼き屋さん♬ 「今から焼きます」と言われ15分待ちました

f:id:kotarosandayone:20211121101657j:plain

9個入りで500円 「焼きたて」がこんなに冷めないとはビックリ! 

f:id:kotarosandayone:20211121101937j:plain

東海道田村神社の参道を通ります

f:id:kotarosandayone:20211121102152j:plain

青銅製の鳥居を潜れば本殿へ 鈴鹿峠ヘは手前を右折します

f:id:kotarosandayone:20211205174157j:plain

歌川広重の「土山宿」に描かれている「海道橋」

f:id:kotarosandayone:20211122061553j:plain

戦国時代、地元の山中氏が三重の北畠氏を迎え撃った「蟹が坂」

f:id:kotarosandayone:20211121102726j:plain

旧東海道新名神高速道路の下を潜ります 時の流れを感じますね

鈴鹿峠のふもとにある「十楽寺(じゅうらくじ)」さんを訪ねました。

f:id:kotarosandayone:20211121103412j:plain

こちらには「甲賀三大仏(こうかさんだいぶつ)」とされる日本最大級の阿弥陀如来坐像を拝むことが出来ます。本尊以外にも秘仏とされた貴重な仏様を拝めます。

a十楽寺 トップページ (jyurakuji.jp)

拝観料としておとな500円納めますが、一体一体丁寧に解説して頂きとてもお勧めです。(お礼にリンクを張りました)

f:id:kotarosandayone:20211121103713j:plain

いよいよ鈴鹿(峠)越えです(晴れています)

f:id:kotarosandayone:20211121103913j:plain

鈴鹿峠の近江側(滋賀県側)には「万人講常夜灯(まんにんこうじょうやとう)」があります。石の重さは推定38トン、高さ5メートル以上あります。

f:id:kotarosandayone:20211121104201j:plain

見れば見るほど危なっかしいバランス 建てられた江戸中期以降、地震でこけないのが不思議です。

こちらには駐車場やトイレもあって、高畑山の登山客も利用します。登山客の方が多いでしょうか。

f:id:kotarosandayone:20211121104518j:plain

近江の国と伊勢の国の国境付近が登山口になっている

赤い丸が常夜灯 オレンジの線が旧東海道 南が亀山・関宿側

f:id:kotarosandayone:20211121104712j:plain

峠を振り返ったところ(三重県側から)

f:id:kotarosandayone:20211119114210j:plain

水口から土山を過ぎて、鈴鹿峠に到着しました

歩き始めてここまで5時間半 目指す関宿まではあと2時間近く・・

f:id:kotarosandayone:20211121123306j:plain

急な山道を転がるように下っていきます(気持ち急いでいます)

f:id:kotarosandayone:20211121123620j:plain

鈴鹿峠のてっぺんから坂下・関方面を見下ろす

鈴鹿山脈を隔てて、三重県側は急峻滋賀県側はなだらかな地形であるのが一般的です。琵琶湖の成り立ちとも関係あるのでしょうか?

f:id:kotarosandayone:20211121124055j:plain

国道1号線を階段で潜る形になります

f:id:kotarosandayone:20211121124329j:plain

f:id:kotarosandayone:20211121124417j:plain

鈴鹿峠の守護神を祀る片山神社 切り立った峠の陰になって「すずかおろし」にさらされることなく美しい紅葉が見られます。

f:id:kotarosandayone:20211121124826j:plain

美しい紅葉を見ながらどんどん下ります

f:id:kotarosandayone:20211121125002j:plain

振り返ると高畑山(たかはたやま)の稜線が大きい

東海道五十三次 坂下宿】

f:id:kotarosandayone:20211121125145j:plain

「坂は照る照る・・と謳われた坂下宿」

f:id:kotarosandayone:20211121125331j:plain

秋の残照に鈴鹿の山が浮かび上がります まさに坂下宿

f:id:kotarosandayone:20211121125550j:plain

イルミネーションの準備をしていました 見たかったです

f:id:kotarosandayone:20211121125719j:plain

鈴鹿峠の目印にもなっている「三子山(みつごやま)」

浮世絵「坂下宿」のイメージに似ていますか?

f:id:kotarosandayone:20211121130220j:plain

坂下~関を走るコミュニティバス

f:id:kotarosandayone:20211121130100j:plain

鈴鹿峠に端を発する鈴鹿川 国道1号線沿い

f:id:kotarosandayone:20211121130540j:plain

関宿の夕暮れ 人影も少なく

東海道五十三次 水口宿⇒関宿

歩いた距離はちょうど30キロメートル、神社やお寺の参拝時間も合わせて7時間半の行程でした。1日の歩数は41000歩でした。強行軍ですが、上のコース図を参考に一度チャレンジしてみてください。

週明けからぐっと寒くなるそうな。

東海道 水口宿~関宿をあるく👞👞👞(1・2)】終わり

東海道歩き 水口宿から関宿(その1) 2021年11月20日(土)☀ - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)