kotarosandayoneの日記

街道歩きを中心に、風景などをアップしています

三重県の海岸線を歩く 紀伊長島~志摩市の海岸線をのべ5日間で歩く🐾(4)

2020年6月21日(土)晴れ 歩きのべ3日目(2日目から中5日)

「平家落人の里」の文献が残る竈(ガマ)

【南島七浦】に続いて【南島八ヶ竈(がま)】の謎を解け!

そんな大層なものではなく、ただの散歩ですが、今回は秘境感たっぷりな波打ち際を紹介しています。上の地図の★の所から「大方竈(おおがたがま)に向かいます。

入り組んだ阿曽浦の湾に沿って しゅう曲した岩盤が露出しています。

海のそばなのに、山の中を行くような、不思議な感じ。

なんという美しい花でしょうか 気品もある。排気ガスにまみれてシュンとしている花とは大違い。ずっと花の名前が分からなかったのですが、ブログをあげる段階になってSNSで尋ねてみるとお友達からすぐに回答がー。

八重咲のムクゲだそうです。写真を検索すると同じ花でも沢山の花の形がありましたが、やっぱり自分が撮影してきた花が一番かわいい!(親バカみたいなもん?)

大方「ガマ」阿曽「ウラ」の三叉路をガマの方にとり、「ふるさと夢トンネル」という新しいトンネルを抜けるとー。

この辺りは八ヶ竈のひとつ「赤崎ガマ」だったところで、津波で集落が消失したと言います。

何の養殖をしているのだろうと思っていたら、ちょうど男性がカゴをひとつ引き上げてどこかへ運ぼうとしている所。近づいてみるとカゴが「パカパカパカパカ」と音を立てている。

軽トラに載せる寸前に、「撮影させてください!」と頼んで撮ったのがこちら。志摩半島~南伊勢の特産「アッパ貝」です。

ホタテ貝みたいだけど貝殻の割に実が大きくてとてもコクがある。

動画でないのが残念。。生きたカスタネットが一斉に動いているみたいで、初めて見る人はビックリするでしょう。

聞けば「今から志摩市のホテルに卸しに行く」という事で、「この時勢柄(2020年6月)、発注量も少ないでしょうね~」とか「やっぱり平家の末裔さんですか?」などと聞けるわけがない。

「かごに入れて沈めたろか」と言われかねない~(それはない)。

いよいよ「陸の果ての果て」大方竈に到着。大智院というお寺を訪ねます。

こちらの鐘と鬼瓦は町の文化財に指定。

【南島八ヶ竈】をたばねるお寺(大智院)と対をなすのはその奥の八幡神社

【リンク】伊勢志摩きらり千選 44.八ヶ竈八幡神社と窯方祭 (kirari1000.com)

拝殿に寄りかかっている様なクスの大木。平家の息遣いが聞こえて来そうな、大方竈を後にしました。別にコワいところではないので興味のある人は是非。但し大型車では途中の集落の通り抜けが怪しいかもしれません。

来た道を戻る感じで、阿曽浦(地名)方面に戻っていきます。

阿曽浦漁協管内の水質調査が定期的に行われているようです。「岸信夫さん前」で分かるのがローカルですね。

養殖業のための細かい注意書きがあります 拡大できます

静かな湾に浮かぶ養殖いかだ。風光明媚な景色をみるだけの私達ですが、海の環境が安定することを願います。

神前浦方面からも眺められた見江島(みえじま)

阿曽浦(地名)は大きく2つに分かれていて、北西側の集落の南側はスーパー堤防で守られています。

南東側の集落 右奥が大方竈方面

外湾側を2重の堤防で守る 北西側の集落

堤防を潜って2つの集落を行き来する

しけの時は通学路もピタリと閉じられるようです。

鮮魚卸店の水槽にはウニがいました。

ではここから南島大橋からみる絶景を続けて紹介します。

これでも湾の入り口 奥は鏡のような水面だったはずだ

贄湾と右ずっと奥に歩いて来た贄浦

赤い阿曽大橋の上から見た慥柄浦(上)と、前回、慥柄浦からみた阿曽大橋(下)

阿曽浦一帯を眺めるこのコースは、ドライブでも良いが、歩行3時間半で周遊できるので、ぜひこの地図を参考に、季節の良い時に歩いてみる事をお勧めします。

車を停めるのは度会町方面から能見坂(のみざか)を越えて南伊勢町に下りて来た道方(みちかた)バスターミナルあたりで探してください。(トイレや商店もあります)

2022年11月20日(日)更新 

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