【秘境駅】「民家や道路から離れていて、鉄道以外で駅を訪ねるのが困難な駅 人が移動目的で利用するという『駅の定義』から外れて、駅を訪ねること自体がしばしば目的とされる」。これが私の「秘境駅」に対する解釈です。
ひとたび駅に降り立ってしまえば、周りに何もないのでポツンと取り残されるわけです。おとなしく次の列車を待つか、道を探し歩いて次に向かうか。寝袋持参で最終列車で下車するという猛者もいるそうです。さすがに一旦は乗務員に止められるそうですが(笑)。
2022年11月26日(土)⛅ 曇り 時々 晴れ
自宅のある三重県津市から長野県飯田市に向かうには、名古屋からの高速バスが便利。名古屋⇔飯田 2600円と安い。おまけに現在のバスはとてもゆったりしている。2時間以上のバスの旅でもしんどくない。
中央自動車道・園原インターを降りて昼神温泉郷(ひるがみおんせんきょう)を経由して飯田方面に向かいます。写真はバスの車窓から。
静かな雰囲気の飯田駅前。電車でなくてバスでアプローチしてごめんなさい。正直、バスの方が便利なんです。(別の意味で秘境駅???)
以前から泊まってみたかった、駅から歩いて5分の「シルクホテル」。部屋が広いし浴室とトイレ・洗面台がセパレート。部屋の風呂は寝る前に使うとして、向かいの別館の大浴場に入りました。
【目的①】飯田市のシルクホテルに泊まる:達成
コンビニでも「信州割」が使えて1000円お得。地元飯田の日本酒でも頂きましょうか。
部屋で口にしてびっくり、後味がミネラルウォーター(軟水)そのもの。
【外部リンク】喜久水酒造について | 信州の地酒 喜久水酒造|南信州 飯田市唯一の酒蔵 (kikusuisake.co.jp)
もっと驚いたことにホテルの水道水を汲んで酒と交互に口にしてみると「軟水のような後味」が消えてなくなっちゃった。「呑むほどに 酔うほどに 酒はキクスイ」のキャッチフレーズ、、明日は朝5時起きなので休みます(ちゃんとお風呂入りました)・・・
2022年11月27日(日)☀晴れ
朝3時半に起床(笑)。
歩き旅は今日一日。飯田駅から、秘境駅ランキングでも全国上位という田本駅まで電車。温田駅⇒為栗駅と秘境駅を歩いて訪ね、最後は平岡駅から電車で豊橋経由で帰宅することにしました。秘境駅から乗ったり降りたりする事を想定してこのような企画乗車券を用意しておきました。
飯田線の普通電車が次第に天竜川沿いの秘境に入っていくー。車内で運賃の精算は出来るんですが、「千代(ちよ)」駅位まで来ると運転手は降りる人がいるかどうか確かめもしない(汗)。
いよいよ田本(たもと)駅で降ります。どうか、運転者さんドアを開けてください~。
開けるのボタンが点灯したのでホッとして自分でドアを開けて降りました。
秘境駅マニアさんの画像で予習してきたので、ホームに降り立った時の「ドキドキ感」はないのだが、「ひとり駅に取り残された」という事実はかわらない。なんといっても「秘境駅ランキング全国5位」の駅!
駅のデータによると1日当たりの平均乗降人数は「1人」だそうです。
駅の俯瞰の写真を撮ろうと思ったらすぐに電車の音がしてびっくり。乗ってきた電車と反対(飯田方面)に行く電車でした。ナイスタイミング。
「やっぱり、いま俺、秘境にいるわ~」
電車が行ってしまう度に感じる虚しさ。ネットではなく現地に行かないと体験できない感覚です。
今日は「秘境駅から秘境駅まで歩く」というプランがあるのだから山道を歩いて登っていきます。
一番近い集落までの標高差は約150メートル。地図の道とは方向が違う気がしたので気になって途中の写真を撮っていません。
「いきなり遭難したらどうしよう・・」
どうも、駅までの道がきちんと示されていないようで、ここではなんですが赤い線で書き足しておきますね。
国土地理院👷さん、あてにならないぞ。皆さんも「秘境駅を列車以外で訪ねる時は自己責任で」お願いします。
人家にたどり着いた後はまともな(笑)道路を下って次の駅に着いたのだが、さて駅名は何と読むのかな?
読み方は難しかったが、先ほどの「田本」駅に比べるとずいぶんまともな(笑)駅です。ここから次の為栗(してぐり)駅まで、天竜川沿いの細い道を歩こうと思ったのですが。。。
・・・道がなくなってしまって、だいぶん引き返しました。
温田駅に戻る道すがら、道路沿いの草を刈っていたおばさんに「為栗(してぐり)まで行こうと思って、道がありませんでした。」と話しかけると、
してぐりぃ!? 道なんかない、ない。橋の所で終わり!
手をぶるんぶるんさせて、さもビックリしたかのように諭してくれました。
あてにならないぞ、国土地理院👷(本日2回目)。
まあ、命があっただけましだとしましょう。次の秘境駅まではおとなしく車道(対岸の黄色い道)を歩いていきます。
飯田線の秘境駅を訪ねる歩き🐾と電車🚋バス🚌の旅 【2】 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)
(2022年11月30日 最終更新)■■ 関連記事はスクロールしてご覧ください(⇩)