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JR有井(ありい)駅を出発して、花の窟神社→七里御浜→松本峠→鬼ヶ城と世界遺産フルコース🍴😁の歩き旅です。
高速道路で山の中を走って来た人にとっては初めての海が眼下に広がり、皆さん「オオッ」となっていました。
まだ鬼ヶ城の入り口の手前なのに~(^^)
岩のトンネルの前には注意書きがあります。
ここに書かれている通りなんですが、何年か前の台風の時はこの注意書き自体(別の場所)が台風で飛んで行った事があるのです。本当の話ですから、皆さん。
世界遺産 鬼ケ城 || 鬼ケ城周遊マップ || 千畳敷(せんじょうじき) (onigajyo.jp)【外部リンク】
先を急ぐのか、どんどん進むと戻ってこれないと思うのか、入り口の千畳敷で折り返してしまうお客さんが多いので、勿体ないなあと思います。
上に巣があるのか、トンビは私の頭の上をぐるぐると旋回しています。
顔は猛禽類のそれですね。「注意喚起」をして頂いたという事で。それもそのはず
いきなりの断崖絶壁。もっとも傾斜のきついところで「猿戻り」といいます。猿もここまでで尻込みするという事です。ちなみに千畳敷は「人戻り」。まあ高所恐怖症の人は本当にここまでにしておきましょうか。
ここは「犬戻り」。お互い断崖で尻ごみして「犬猿の仲」にはならないという事なんですね。下ばっかり見てしまいますが。たまに上を見てみると
ちょうどこの真上が、有馬氏の鬼ヶ城三の丸で、🌸桜の道を下りて来る前に景色をみたところです。
それにつけても、正面の長い顔の形をした岩はスター★ウォーズのチューバッカに見えてしまうのは私だけ?
北西の風が吹く冬は紀伊半島が風除けになるため、熊野灘はベタなぎですが、春になると南風が吹いて波立ってきます。鬼ヶ城は桜も波も春の表情です。
だんだん歩き慣れて来るせいか、後半ほどつまずき易くなるので岩を見るときは立ち止まる癖をつけて下さい。
「鬼の見晴らし場」で小休止しましょう。
七里御浜の景色が広がる頃、本当につまずく人が多くなります。私もかつて仕事のロケハンで段差に足を引っかけて、もう少しで📹のレンズを折りそうになりました( ;∀;)。
「花火の試射」という事は、4年ぶりの「熊野大花火大会」の開催に期待がふくらみますね。
鬼ヶ城センターからここまで、写真を撮りながら休憩なしで歩いてちょうど30分でした。参考にしてください。この図にあるように、歩道専用トンネルを通ってセンターに戻ることが出来ます。道案内もしっかりしています。一応この看板を携帯で撮っておくと良いでしょう。
まっすぐ戻れば、13時5分発 名古屋行の「南紀号」には余裕でしたが、今回は車で紀伊長島まで来ていたので、次の13時59分発 紀伊長島行普通でも大丈夫なので「麦茶」で焼きそばを頂きました。
上の店は、図で黄色とオレンジと緑の道が交差しているあたりです。松本峠をはじめに、ぐるっと一周してきました。
さて、帰りの列車を1本遅らせたのは、熊野市駅を見下ろす最後の「魔境」に行きたかったのもあるが、その「やりすごした列車」を「ある背景」と共にカメラに収められないかと考えたからです。
【被写体】特急南紀 キハ85号 2023年6月で引退
【背景】 三重県立木本高校 2025年春から紀南高校と統合
どこか良いところはないものか。探した時にはトンネルの向こうからディーゼルエンジンの音が響いて来ました!
4月1日に山梨学院高校が初優勝した第95回選抜高校野球大会で、県立木本高校は21世紀枠の最終選考に残りましたが、残念ながら東紀州地域初の甲子園出場は叶いませんでした。
列車が来る前に大きく手を振りました。シャッターを切って「ヨシ」と思った瞬間、運転手が汽笛を鳴らしてくれました。ありがとうございます。
高校がなくなる訳ではないけど、地元からは「東紀州の東大(高校です)」と一部で呼ばれた県立木本高校。父親をはじめ父方の3兄弟はここを卒業しました(高卒です)。親戚を代表するような気持ちで、私は何度も振り返りながらこの日最後の上り坂を歩いて行きました。
タクシーの写真を撮った瞬間、私の背後を木本高校のカッ〇ルが通り過ぎて行きました。「私が今から行くところから、帰ってきたのかな」
黄色い道を魔境、もとい「華城山(はなじろやま)」に向かっています。
※高所恐怖症の方は閲覧に注意してください
チャン、チャン、チャーン🎵(火サスのオープニング音)
「私の事を捨てるというなら、いっそここで〇んでやるわっ」のセリフが聞こえて来そうです。
今朝からここまで手に手を取って歩いてくれる人なら、そんなセリフを言わなくても大丈夫な関係でしょう。岩の後ろで、船越英一郎がスタンバイしていなくても大丈夫そうです。ただ、逆の心配も。
愛を叫んで、叶っても決してはしゃぎすぎないでください。ここは落ちたら助からない魔境です(しかも駅前)。5月には岩のてっぺんで🎏こいのぼりが泳ぎます。
華城山から下りてくると、17世紀の末に掘られたという、熊野市の徐福伝説にちなんだ文字が掘られた「文字岩」があります。父方の実家へ帰省する度にこの岩の前を必ず通っていました。
木本 文字岩 | 世界遺産・熊野古道/熊野市観光公社 (kumano-kankou.com)
2022.5.2 華城山の鯉のぼり(熊野市木本町) - くまどこ (goo.ne.jp)【外部リンク】
駅前の方から「今からあそこに登ろう」というと「嫌だ」と返されそうなので、裏山の方から案内した次第です(^^)。
お昼に焼きそばを頂いたおかみさんの話として:
「華城山は子どもの頃毎日登った。きのう登ったのに、山をみるとまた登りたくなる」(←魔力)「ずっと木本町で、結婚して大阪に住んだが子供のぜんそくがひどくなり、薬代もたいへんだった。思い切って仕事も替わって実家の熊野市に戻ったら、数年たったら子供のぜんそくはすっかり直った」(←住む環境は大事なようです)
【まとめ】熊野市へのアクセスについて
◆車で:津インターから紀勢自動車道・熊野尾鷲道路で1時間40分
◆鉄道で:JR紀勢線で名古屋から熊野市駅まで特急で約3時間・津駅から約2時間10分
皆さんも、熊野の不思議な謎を解きに来てください。宿泊したいなと思ったら、ひとつおススメをと言われたら、こちら。午後3時以降は日帰り入浴も出来ます(休業日あり)
熊野の宿 海ひかり 公式ページ | 熊野市の宿泊,旅館,ホテル - 三重県熊野市 (umihikari.com)【外部リンク】
3回に渡り、ご覧いただきありがとうございました。2023年度も皆様にとって期待の持てる1年になりますように。
2023年4月2日(日)更新 ■■■■■■
熊野市の世界遺産「鬼ヶ城」🌸🏔🌊 完全攻略本(本じゃない)その① - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)
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