kotarosandayoneの日記

街道歩きを中心に、風景などをアップしています

和歌山 南紀勝浦編(その5)🐟🐟まぐろの「群れ」に仰天・・その後は

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南紀勝浦の朝は早い。まぐろの魚市場が活気づくのは1年の内でも特に年末かから春にかけてだという。ちょうど今時分か。

という事で朝5時45分に起床。良く起きれたな。

JR紀伊勝浦駅跨線橋から 左奥がホテル

魚市場の正面にある食堂は朝6時から開いている。

ガラガラと戸を開けると、水揚げを終えた漁師さん達と目があう。と思ったら、

「あかんの。今から8人来るんやわ」とお店の人。まさかこの時間から満席とは!?

「座れないと言っているニャー」

右隣のホテルも宿泊の候補に入れていたのだが、これで座れなかったらガッカリだったろう。いや、開店勝負していたら座れたかも知れないけど。只今の時刻は朝の6時半。

そのまま180度後ろを振り返るとー。

「スゲ!」

何がすごいって、まぐろの量もそうだが、もうこの時間にこれだけ並べられているのにびっくり。いったい朝何時から水揚げしているのか?

建物2階の踊り場から、市場を見下ろすことが出来るようになっていて、見ている間にも、次々とクレーンでまぐろが水揚げされていく。

さすが「生マグロ水揚げ日本一」の勝浦漁港。これは2階のガラス越しに見ているのだが壁には観光客用に展示などがしてあって、

まぐろ延縄(はえなわ)漁のイメージ図

「黒いダイヤ」と称されるまぐろの王様、クロマグロ本まぐろ)。いったい幾らで取引されたのやら。

さてインバウンドの客をもてなすためにここでお勉強です。

【問題】まぐろを英語で言うと??

【答え】「Tuna」(ツナ)。分かりやすかったですよね。

『BigーEye Tuna』。メバチマグロの事でしょう。直訳で良いんだな。

『Whohe Year』。一年中獲れる。フムフム。『especially DecemberーMay』特に12月から5月にかけて。そうなんですな。

『Yellowfin Tuna』キハダマグロ漢字で書くと「黄肌」だったのか。ツナ缶になる。

ビンナガマグロ 長い胸びれが特徴

『Albacore Tuna』ビンナガマグロ。まぐろの中でも一番小型の部類。寿司ネタになる。

同じ種類のまぐろでも、水揚げ漁港ごとに旬の時期が違う。特にキハダマグロは千葉の銚子と和歌山の那智勝浦では季節が真反対。勉強になりました。

かつては、今の遊覧船の乗り場付近で水揚げされていたようです

延縄には、カジキマグロや、我々が普段目にしない「赤マンボウ」もかかるそうです。

マンボウといっても、水族館で泳ぐマンボウとは種類が違います

海から上がって来る朝日を浴びながらの足湯はおつなものです。午前7時頃。

「黒いダイヤ」の上に足を乗せて申し訳ない~

1隻、また1隻と水揚げに入ります

©那智勝浦観光機構「かつうら まち遊びマップ」より

これは昨日の写真。同じ場所ですが「にぎわい市場」の開店は午前8時。帰りの汽車が8時55分紀伊勝浦発なのでちょっとせわしい。(ホテルの朝風呂にも入りたいし・・)

どこか開いていないかな~と歩いていると

何と今、朝7時に開店したばかりのお店の前に来ました。お店はその名も「ハーバー食堂 日の出丸」。やっぱり、俺は持ってる(独り言です)

朝の7時なのだが、こういうのを見ると夜の7時と勘違いする。ちょうど12時間の時差ボケ(笑)。

「生ビールちょうだい~」と言いたくなります

上の写真はお店に協力して頂いた演出で、中身はノンアルです。迎え酒なんぞしていたら車を置いてある熊野市から津に帰れない。

おすすめ生マグロお造り定食、朝からいっちゃいました。

「ディス イズ イエローフィン ツナ ライトサイド」。「レフトサイド イズ なんだっけな~」。外国人に説明したくなるような早朝から超豪華な定食です。

右隣の人(日本人)がお膳を見てびっくりしているので「どうぞ写真撮ってください」というと、左隣からもスマホが伸びて来た(笑)。

得意げになって食べていたけど、ちょっと待て。値段見ないで頼んじゃってる。改めて目線よりちょっと高いところにあるホワイトボードをみる。

まぐろお造り定食2880 毎度あり~

ハラモの干物をサービスしてもらいました(^^)

早朝から「まぐろの群れ」を見てつい、大きな気分になっていたようです。いや大変結構な朝ごはんでした。

ハーバー食堂 日の出丸(@habor_hinodemaru) • Instagram写真と動画

お店のインスタをフォローして、朝ごはん🐟🍚をアップしたら、すぐにフォローバックして、いいね💗を返してくれました。

駅前通りのお店に、まぐろの木箱が転がっているのが勝浦らしい

もう食べられないけど、予定通りおにぎりを買いました

無意識に買っていた「ツナマヨ」笑

まちのお店を壁いっぱいにちりばめた「勝浦愛」に満ちた大作があります

いざかたスタンド(@izakata_stand_nachi) • Instagram写真と動画

ホテルの朝風呂にもゆっくりと入れました ハーバー食堂さんのお陰

今度の島めぐりではぜひイルカを見てみたいなあ

朝8時55分 紀伊勝浦始発のハイブリッドカー南紀4号 名古屋行きに乗って帰ります。日曜日という事で4両つないでいました。

白浜/大阪方面への「パンダくろしお」と駅ですれ違う

このまま津まで帰りたいけど、熊野市駅に車を置いて来たのでそうもいかず

熊野市駅で下車後、車で津に戻りました

駅前で海の景色見て、風呂入ってご飯食べてきただけで全5話にもなってしまいました。皆さんもお疲れ様です。最後までご覧いただいた方に耳寄りな情報です。

那智勝浦観光サイト (nachikan.jp)

何のことはない。ただリンクを貼っただけです。しかしこのホームページはどんどん進んで行ってもメインテーマにいつでも戻ってこれる、見やすいサイトになっています。

モデルコース | 那智勝浦観光サイト (nachikan.jp)

©那智勝浦観光サイト/ホテル浦島

©那智勝浦観光サイト/那智山青岸渡寺三重塔

「こたろーさんのブログ」とコラボしている訳ではありません。各お店にブログPRと掲載の報告中です!ご意見・編集等ご希望の方はインスタグラムでお願いします。

また南紀勝浦にお邪魔します!

2024年3月25日(月)初回更新 🐟🐬🐳■■「その5」おわり

和歌山 南紀勝浦編(その4)🐳🍺🐟♨👉🍷🐟・・まぐろ尽くし

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車と電車でやって来て、JR紀伊勝浦駅前でいろいろ楽しんでいます。お待ちかね、夕食の時間がやってまいりました。

ますだや – 那智勝浦のまぐろ・熊野牛料理 (maguro-masudaya.com)

前回も言いましたが「セット料理」がお値打ちなのは言わずもがな。でも2~3軒まわりたいのと、クルージングで🐬に振られたので🐳で仇討ち(どんなんや)したかったのでまず鯨ベーコンの単品から。

新宮で食べた事のあるベーコンとはくじらの種類が違うのかな? レモンみそ?の様なタレでさっぱりと頂きます。

独特の風味と噛み応え。高級ですよ。ひと皿1700円。そう考えると「紀の松島めぐり」ネット予約1600円は安いよなあ~などと考えていました。

ともかく🐬🐳問題にけりをつけたので、本日のまぐろ料理1品目。

まぐろユッケ 900円

玉子の黄身を混ぜて頂きます。美味い!! なにこれ美味すぎる~。新鮮さにビックリ!わかりませんが、仕入れた中でもとびきり新鮮なまぐろをユッケにするのではなかろうか?

決してグルメではないし、食べ歩きのブログはプロ級の人が無数にいるので比べられると恥ずかしいので比べないでください。

飲み物はビールとレモンハイ、しめて3971円(税込)でした。

港から駅前本通りを駅に向かって歩きます

JR紀伊勝浦駅から港までは歩いて3分位なので、スーツケースをゴロゴロ引いても元気な人なら何でもない距離でしょう。

キッチンニコリ(@kitchen.nicori) • Instagram写真と動画

那智勝ピザ」というのが名物料理のレストランです。次回の楽しみにします。

昼間ロケハンしてある洋食店に向かいます 午後5時45分頃

レストラングルメ - Google マップ

お店のwebサイトやインスタなどが見当たらなかったので、こちらにリンクしてみましたが調子が悪いようでしたら割愛いたします。ご覧になれる限りどうぞ。

メニューを見ての通り、いかにも昔ながらの洋食屋さんで、地元の方らしい人がテーブルを囲んでいました。洋食の定番のメニューがずらり。

明日は早朝からまぐろの刺身を食べる算段なので、余裕で洋食をかましてみようかと(この後もう一軒行こうかと考えている、私)。

で、目に付いた「グルメ特製スパゲティー」をチョイス。

これがまた美味い!グーグルマップの口コミを見る限りでは、何食べても「美味しかった」の繰り返し。

カウンターの正面に先代?の写真が飾ってありました。初見でとても聞けるような雰囲気ではなかったけど、伝統の味を受け継いでいるのだな~と思いました。

ビールとスパゲティーで1400円(税込)。さすがにお腹いっぱいで、まだチェックインしていなかったので、ホテルのある紀伊勝浦駅の反対側に回ります。

明日の特急自由席の買い方を駅でチェックしておきました

こちらも次回のお楽しみです!!

熊野のめざめ(@kumano_no_mezame_restaurant) • Instagram写真と動画 

今から入るホテルの並びにあるので、ホテルのレストラン代わりに使えるのではないかと思います。

那智勝浦の宿 ホテルとレンタカー Hotel & RentaCar660 (hotel660.com)

駅前でレンタカーも借りられ、リゾートホテルや温泉旅館のおこもりではなく私のような食べ歩きをするにはもってこいの宿泊施設だと思います。

写真の通りで、新しい訳ではありませんが、シングルも広くてツインはもっと広くて、ロフト付きの4人部屋もあるので気の置けないグループや家族旅行にもおすすめです。

きょう、手にしたものを机に並べてみました

やっぱり一番のお勧めはホテルの温泉です。

©ホテル&レンタカー660 公式HPより

部屋ではご当地テレビ局「テレビ和歌山」を見る。テレビ東京の系列ではないけど、ゴールデンタイムにはテレビ東京の番組を同時放送しています。

ちょうど「出川の充電」をやっていました

僕(ゲスト)の登場時の演出が甘い!」とナカイ君に叱られて何回もやり直しさせられていました。かわいそうな出川君でしたが相手がナカイ君では仕方がありません。

風呂から出たら3軒目のお店に行こうかな~。

ホテルの真ん前の地下道を潜って中心街へ

午後8時45分。土曜日とは言えアーケードは静かです。ハイシーズンの夜には街の人口より島の人口(ホテル浦島)の方が多かったりして?

そんな駅前の路地にあるのが「ワイン熊野」です。

ちょうど入り口の2人席が空いています。座れそうかな。

スマホでメニューをとって、クラウドで注文します

本日のまぐろ2品目。「まぐろの生ハムカルパッチョ風」。手前にバルサミコソースが引いてあるのでお好みでどうぞとの事で。

白ワインのシャルドネも頼みましたがスッキリコクがあってとても美味しい。それにしてもお店で飲むワインはどうしてこんなにうまいのか? 全部で3180円(税込)でした。

Wine Kumano(@wine_kumano) • Instagram写真と動画

もうかなり千鳥足です。コンビニでお土産売っていないかな~と立ち寄ります。

コンビニの左上の空に下弦の月が輝いていました

「鮪せんべい」を買いました。どこまでいってもまぐろです。

「いつになっても人生好きに生きていますが何か??」

もういちど温泉に入ろうかと思う間もなく完全に寝落ちしてしまいました。

あしたはさらなるまぐろ尽くし(いろんな意味で)が待っているのですが、「その5」に続きたいと思います。

このまぐろの大群(?)を見よ!

勝浦bayビューの足湯にて

朝からこのようなメニューを前に、思わず時差ボケ(笑笑)

2024年3月24日(日)更新 ■■

和歌山 南紀勝浦編(その5)🐟🐟まぐろの「大群」に仰天・・その後は - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)

和歌山 南紀勝浦編(その3)極上の温泉に浸かった後は🐟🐟

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駅を出て、ワインバー ⇒ 洋食店 ⇒ 渚のカフェ ⇒ 銭湯、いずれもロケハンして、波止場から海に出たところです。【上の図】

【紀の松島】左から 兜島 筆島 鶴島 乙島

「筆島」のネーミングに異を唱える人はいないはず?

船が島に近づいていきます。まさか洞門を潜るとか??

どうやら筆島と鶴島の間を通るようです。それでも結構狭いぞ。

岸壁が迫って、緊張します。

太平洋に出ました。正面遠くに「山成島」が見えます。島めぐりのルートはこんな感じです。

外洋はけっこう波があります。実は駅から「お蛇浦海岸」に歩いて向かう途中で携帯が鳴って、これは良くない知らせでした。

「本日は波があるので、ドルフィンプールには寄りません。ご了承くださいませ」。

🐬は飛翔しませんでした。(隣の串本町では民間初のロケット🚀が飛びませんでしたが、それに比べたらましか)・・失礼しました。

「くじら号」の船体が長くない事もあるのか、船は縦に揺れます。

「ホテル浦島」の名物風呂 忘帰洞が見えます!

「ホテル浦島」はメジャーだとは思いますが、写真を借りて来ました。

©ホテル浦島 公式HPより

温泉 | ホテル浦島 公式HP | 大洞窟温泉忘帰洞 南紀勝浦温泉 Hotel Urashima Resort&Spa

【⇧ こちらをご覧ください 1軒の宿で温泉巡りスタンプラリーがあります】

お蛇浦海岸と那智山方面を臨む

さっきはこんな感じで船を見ていました

海岸から見ると近いところを通っていたようだけど、海から見ると結構離れて見えます。

お蛇浦海岸の先端で、船は折り返します

奥にホテル浦島のある「狼煙山」手前に鶴島

写真で見ても迫力があるかと思いますが、島めぐりはネットで予約すると大人1人1600円とお値打ちです。皆さんにも体験していただきたいのでリンクを貼りますね。

那智勝浦に来たら紀の松島めぐり (kinomatsushima.com)

勝浦湾に戻って来ました やはり波の高さが違う

島めぐりAコース(HP参照)は太地町のくじら浜公園にも寄って、ここからも乗下船出来ます。

後ろに巨大な船が「陸揚げ」されていますがこちらはかつて、北洋や南氷洋で活躍した捕鯨船第一京丸」です。昭和49年(1974年)竣工。

全長およそ70メートル。総重量1150トン。戦後まもなく国際捕鯨委員会が設立され、日本も1951年に加盟しましたが、「地球上最大の生き物」シロナガスクジラをはじめ、次々と商業捕鯨が禁止されていきました。日本は2019年に委員会を脱会しています。

中ノ島に帰って来ました ホテルの名前は「中の島」

いけす?の中で🐬がはねていました

「どうしてあんなところにいるのだろう」と船上の皆が思ったと思いますが、全員黙っていました。(まあちらっとでも🐬が見られたからいいか・・皆さまのホンネ)

まぐろ船が縦にずらっと並ぶと本当に壮観です。

くじらかイルカか、まぐろかもう何だか、訳が分からなくなってきました(笑)。🐳と🐬は哺乳類。マグロは魚類。

55分間海の上にいると体が冷えていたので、予定通り行動しましょう。

乗船前には翻っていたのれんも奇麗に下りています。波は穏やかになったかな。

そこかしこで温泉が湧いているのだけれど、赤い↖の♨マークが公衆浴場の「はまゆ」さん。温泉通のサイトによると「ご主人が苦労して独自に掘り当てた」温泉だとか。

よく見てください。公衆浴場(銭湯)のシンボルというべき「アレ」が見当たりません。

そうです。風呂の煙突です。

のれんをくぐって、番台のおかみさんに「さすがに煙突がありませんね。勝浦は熱い温泉♨️だから」とベタな質問をすると「そう。沸かさなくてよい(^^)」

「他の銭湯からみたらうらやましいでしょうねえ」と持ち上げて置いて「人が写らないように写真を撮って良いですか」と正直に申し上げた。

こじんまりとしていますが、また脱衣場の雰囲気が良いのです。中に入ると地元の方が2人入って体を洗っていました。ざっとお湯をかけて湯船に浸かる。

「熱~い!!」

男性2人がニコニコしている。声を出したのがワザとらしかったが、何とか溶け込めました?

©那智勝浦観光サイト 温泉

中の写真を撮る代わりに、通称「なちかん」のサイトから借りて来たけど、なぜお湯を入れている最中の写真なのか不明。(リンク先⇩)

温泉: ♨天然温泉公衆浴場はまゆ | 那智勝浦観光サイト (nachikan.jp)

「今日で入るのは2回目。(浴槽が)深いのは知ってます。熱いですよね」「今日はちょっと熱めかな」。日中は暖かかったが、外気にも左右されるのかしら?

「ここの泉質は確か KING👑of勝浦温泉 なんですよね!?」とどこかで仕入れた情報を振ってみたら、「いかにも」という顔をされる。

皆さんも新鮮な硫黄の香りに包まれてみてください。合言葉は「熱っ!」です。でも白湯につかった熱さとは全然違う、心地よい熱さと言ったらよいのかな。ぜひお試しを。

再び漁港の方に戻って来ました 四国の船が停まっている

勝浦の港を一望する足湯「海乃湯」温度は少々温め

最初に紹介したまぐろのデザインの足湯です

朝の8時からまぐろ料理がいただける「にぎわい市場」

水揚げ過去最大のクロマグロ 模型が飾られている

夕方5時前になり、勝浦のお食事処も開店の時間です。土曜日という事もありお目当ての店の前でお客さんが並んでいる。

まぐろの店はいくらでもあるが、私もその中の1軒にしぼります

「ますだや」さんの入り口で待っていると、家族4人がやってきました。下の男の子が記念写真を撮っているので、「4人で撮りましょうか」と声を掛けました。

どちらにお泊りですかと尋ねたら「ホテル浦島」という事で、夕食はホテルではなく送迎船で港に出て来たみたい。なかなかの通ですな。

これは迷うなあ🐟🐳~笑

まぐろもくじらもついた「夜のセット料理」がお値打ちなのはわかっているけど・・2~3軒回る身としては単品で攻めたい。どうするか。

 

つづく■■ 2024年3月24日(日)更新 🐟🐟

和歌山 南紀勝浦編(その4)🐳🍺🐟♨👉🍷🐟・・まぐろ尽くし - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)

和歌山 南紀勝浦編(その2)ジオパークを陸から海から🚢

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紀伊勝浦駅から「かつうらまち遊びマップ」などを参考にしつつ、海に向かいましょう。今夜から明日に立ち寄るお店をチェックしながらー。

あしたの朝ごはん(おにぎり)専門店🍙🍙

今夜の〆候補 ワインバー🍷🐟️

今夜の「2軒目」候補、正統派洋食の店🍝

食事代もお酒代も、かさみそうですb(^^)d

歩行者と自転車は通れそう

勝浦小学校は周辺より高いところにあります

ハマダイコンの花

ここはおすすめの「熊野カフェ」。お店の投稿はありませんが、利用者がタグ付けしています。熊野カフェ(@kumano.cafe) • Instagram写真と動画

忘れないうちに貼っておきます。というのも、前の景色に目を奪われるからです!

奥の背の高い島は「弁天島」です。

弁天島】白蛇弁天が祀られている事から名が付き、この辺りを「お蛇浦(おじゃうら)」と読んでいる。旧暦の3月3日頃に航海安全や豊漁を願って弁天祭りが行われる。(案内板より抜粋)

潮が引いているので、向こうまで行けそうです!

ところどころ海水が取り残されています。何かいるかな。

ウニがいました!

しかし、獲ってはいけません。ちゃんと漁協からお断りがされています。

さて、⇩の写真の中に日本最大の落差(133m)の滝「那智の滝」(一の滝)が写っています。どこでしょう? 

拡大してよ~く探してください。

【正解】〇で囲んだところ。

熊野カフェからの景色はこんな感じでGOODだけれど、このあと遊覧船を予約しているので気ぜわしく、まったりするのは次回にします!

『営業は朝7時から日没まで』©那智勝浦観光機構

すごい奇怪な岩があって、しかもシマ縞模様の上半分と黒っぽい下半分ではどうも構造が違う様です。

ジオパーク】:ジオ(地球・大地)とパーク(公園)を組み合わせた言葉で、大地と人の暮らしの関わりを実感して楽しむところ。2014年に和歌山県奈良県の10カ町村でつくる地域が「南紀熊野ジオパーク日本ジオパーク に認定されました。

マーブルケーキの様な地層と黒っぽい「泥ダイヤピル」の島

「この辺は紀伊勝浦駅前から歩いて20分位だよ。すごいなあ」と感心していたら、目の前を遊覧船が通り過ぎていく。次の便に乗らなくては。

乗船券はネットで予約してあるとはいえ、ギリギリでもいけないと思って「カフェ」の所から集落を抜けて港に向かいました。そうするとプンと硫黄の匂いが鼻を抜けていきました。むろん南紀勝浦温泉です。今回の旅の優先順位としては

① まぐろとグルメ ② 温泉 ③ 遊覧船 でしたが、④のつもりだった「お蛇浦(じゃうら)海岸」が想像以上に良くて、ますます後半に向けて弾みがつきます(まだほんの前半ですけど)。

【勝浦温泉公衆浴場「はまゆ」】午後3時オープン
【紀の松島めぐり ドルフィンSeeコース】午後3時20分出発

先にお風呂に浸かっていたら完全にアウトでしょう。今日はとても暖かいけど海の上は寒いはず。温泉は下船のあとにします。

オルカは居るか?(関西弁でね)

オルカは日本語で「シャチ」ですね。海の生き物の中でも最強クラスでしょう。同じ白と黒の2色でもジャイアントパンダ🐼の方が可愛いよなあ。怒らせたら知らんけど。

まぐろ漁の延縄(はえなわ)の浮きに使われた「びん玉」を橋のアートに

奥に見えるのは「ホテル浦島」のその名も「山上館」です。

最新鋭のまぐろ漁船が停まっています!!

格好良いなあ、どちらの船かしら?

大分県の船でした。聞いたところ和歌山の勝浦港には九州や四国のまぐろ船も集まって来るそうで、生マグロの水揚げ日本一の港だそうです。知っていましたか? お腹が空いて来ましたが、順番としては遊覧船 ⇒ 天然温泉の銭湯 ⇒ まぐろと🍺w の順です。慌てずにいこう。

若いお客さんの団体さんです!おそらく「ホテル浦島」でしょう。

私が乗るのは「くじら」の形をした船です

「亀」の形をした船に乗ると「ホテル浦島」行きとなります。

こちらは「熊野別邸 中の島」行き 一度は泊まりたい~

「中の島」はカップルで行くと1泊軽く10万円はするでしょうからね~。

「ドルフィンSeeコース」いよいよ乗船スタートです!

あそこで今朝水揚げされたまぐろを食べる予定なのです。

島全体がホテルの「中の島」

で、知らない人と二人羽織 で撮った写真がこちら。

【紀の松島 in 紀の松島】。ロシアの「マトリョーシカ」の様な写真を頂いたところで「その3」に続きます。

2024年3月22日(金)更新 🐟🐟

和歌山 南紀勝浦編(その3)極上の温泉に浸かった後は🐟🐟 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)

和歌山 南紀勝浦編(その1)♨️沸いたか、🌸はまだかいな。

暖冬と言われる2023~2024年の冬ですが、3月に入ってからも寒い日があり、三重県北部の鈴鹿山脈は真っ白(3月10日撮影)。

鈴鹿セブンマウンテン 竜ヶ岳(左)と藤原岳(右)

この日記を書き始めた3月20日(春分の日)も広く東北~山陰にかけて雪が降っているようです。そろそろ暖かさが欲しくなってきたという中で、

このところ街道歩き古墳めぐり内陸部主体だったので、久しぶりに海が見たい 温泉やグルメをテーマにと、一部の読者さま方からリクエストが来ている(笑)

勝浦漁港に面した足湯「海乃湯」

JR紀伊勝浦駅を起点にぶらぶら歩いて海の景色を眺め、温泉に浸かって夕食はまぐろ🐟の食べ歩き更に欲張って船上🚢からの「松島めぐり」を予定。

ワクワクがとまりませんね。お湯もわくわく。

2024年3月16日(土)津・新宮とも 最高気温21度最低8℃

自宅から三重県紀伊長島まで車、そこから汽車と電車を乗り継いで那智勝浦まで行く予定が、時間に余裕があったので熊野市駅まで車で行って世界遺産鬼ヶ城の🌸の咲き具合を見に行きました。

暖かい地方だからソメイヨシノのつぼみも膨らんでいるのか、と思ったら堅いつぼみのまま。ほんの少しですがカンヒザクラの花も残っていました。

2024年3月16日撮影📷

それよりも気になったのは鬼ヶ城の斜面を彩る「桜の道」のソメイヨシノがあちこちで倒れている事。

ブログをあげるにあたって鬼ヶ城センターに📧で問い合わせてみると「去年(2023年)8月の台風で古木等が倒れてしまった」という。

「桜の道」は今後も熊野市役所の方で倒木を撤去しつつ、新しい桜の木の植樹を進めていくという事でした。

本籍が熊野市にあったものとしては(津市在住)、鬼ヶ城の「桜の道」は当ブログでもお勧めしているだけに、今後が気がかりです。桜の咲き具合などは鬼ヶ城のインスタグラムなどで案内があるかと思います。以下リンク先です。

鬼ヶ城 鬼丸くん(@kumano_onigajo) • Instagram写真と動画

世界遺産 鬼ケ城(おにがじょう・三重県熊野市) (onigajyo.jp)

三重くまの・鬼ヶ城センター (onigajyo.mie.jp)

中世・地元有馬氏の「鬼ヶ城」二の丸跡

二の丸から見える七里御浜

三の丸から見える「魔見ヶ島(まみるがしま)」遊覧船が過ぎる

熊野市駅から新宮駅までは普通列車。この日はダイヤ改正初日で、普通列車は12時46分発を逃すと、次は何と4時間後の16時33分発。地元の高校生らを乗せて新宮行き2両編成が出発しました。

三重県和歌山県の県境である熊野川を渡ると、終点の新宮駅

建設中の国道42号バイパスが熊野川河口に掛かっています。

パンダくろしお🐼 新大阪行きが新宮駅で待ってくれていました!

乗り換え時間が6分という事で、急いでいったん改札を出てweb予約していた指定席を券売機で受け取りました。

JR西日本の「特急くろしお」はすべて指定席。

パンダくろしおは外観も座席もパンダ一色。もとい2色(白と黒)。

海岸を歩く熊野古道・王子ヶ浜を見る

特急の駅にして新宮から紀伊勝浦まではひと駅、16分の旅。昼間の始発駅という事もあり2号車の車両にはこたろーひとり。

さみしいので、椅子をひっくり返してパンダたちと乗車

降りるときは元に戻しますが(^-^;。

写真がブレているが、予定通り13時45分 紀伊勝浦駅到着

駅前では「生まぐろマップ」「かつうらまち遊びマップ」などを手にしましょう。

目の前には天然温泉の足湯「滝乃湯」があるが、「かつうらまち遊び」の旅は始まったばかり。

ぼちぼち、行きましょう。どんな旅になるのか、こちら手書きのマップを見て次回までに想像してください(笑)。「その2」に続きます。(2024年3月20日更新)🐟🐟

和歌山 南紀勝浦編(その2)ジオパークを陸から海から🚢 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)

「最古の官道」シリーズ エピソードⅠ(その3)古墳群は群雄割拠?🏺 編

【前のページ】「最古の官道」エピソードⅠ 大阪藤井寺の夜に大コーフン🥃🐃💕編(2) - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)

前日は雨の古墳歩きから始まって夜は大コーフン🐃⚾️でしたが、本日は雨雲も取れて二日酔いもとれ?河内松原から藤井寺まで電車で移動。古市ふるいち古墳群を周遊します。

朝8時半ころ藤井寺駅をスタート👟。ゆうべお世話になった「ミスターバファローズ🐃」栗橋茂さんのお店をかすめて、商店街を抜けたところに市の名の由来である葛井寺(ふじいでら)があります。

©藤井寺観光web

葛井寺(ふじいでら)7世紀前半の創建。国宝の十一面千手観音菩薩は日本最古とされ、毎月18日に御開帳。西国三十三所第五番札所として知られる。

葛井寺が「ふじいでら」と読むとは知らなかったので、西国三十三所だと気づいたのは何と帰宅してから。(休日の朝から参拝者が絶えないなと思っていたのですが)

「ふじ」にちなんで境内には藤棚がたくさんある

千手観音と藤の花を「両取り」しようとすると4月18日になるが、そうタイミングよくいきますかどうか。

葛井寺の表参道の様なたたずまいを南に下ると、見た事もないような形の建物が。

「アイセル シュラ ホール」

船形埴輪を模した建物で正式には「藤井寺市生涯学習センター」。1994年の開館で市の財政も融通が利いた頃の設計とみられる。

見た目の迫力だけでなく日本最古の「船形埴輪」「水鳥形埴輪」、市内の古墳の模型などが展示されていて、開館前の時間で立ち寄れなかったが興味深いと思いました。

そこから西に進むと、世界遺産古市古墳群」の中でも3番目の大きさを誇る「仲哀(ちゅうあい)天皇陵古墳」に行き当たりました。例によって全体像がつかめる「前方部」の角の所に移動する。

第14代:仲哀天皇 第15代:応神天皇 第16代:仁徳天皇 直系3世代となり、古墳の大きさも歴代の天皇と比べても申し分ないが(墳丘の長さ245メートル)、初代神武天皇仲哀天皇はいわゆる「神話時代の天皇」となるらしい(諸説あり)。

住宅地の中に突然現れる古墳。一辺20メートル程の方墳でさすがに世界遺産登録はされていないが、立ち入りを禁じられている。近くには、今から訪れる「仁賢(にんけん)天皇」に納めた埴輪を焼いていたという窯跡も発掘されている。

第24代仁賢天皇仁徳天皇のひ孫にあたるが、立派な拝所とはうらはらに世界遺産登録のリストからは外れています。どういう基準なのか調べても分かりませんでした。墳丘の長さは122メートル。

赤い線のルートを歩いて来ました。前回歩いた最古の官道「竹内(たけのうち)街道」に接近している。この後青いルートを歩きます。ひときわ大きいのが「応神天皇」。

さすがにこの幅では通り抜けを遠慮 猫😼の鳴き声をまねたら却って通報されそう

公式の看板はつねに古墳の正面にあるとは限らず、見つけるとホッとした気持ちになります。

 

仁賢天皇陵の案内板は住宅を回り込んで後円部の東にありました

応神天皇陵までは、ささっと紹介します。何せ古墳は同じような写真ばかりなので(^-^;。

お墓や無縁仏に囲まれているその名も「墓山古墳」

周りに「部下」のお墓を従え、最古の人面埴輪も出土している

古墳の三段丘構造がはっきりとわかる

たまには季節の梅などを 後ろは墓山古墳

単なる子供の遊び場の様な、これでもれっきとした世界遺産登録の野中古墳(方墳)。よく宅地造成等でブルドーザーにペチャンコにされなかったものです。出入りも自由。

名の通り、後円部のてっぺんに神社のある「野中宮山古墳」

私が学生の頃、空中から撮られた「はざみ山古墳」(世界遺産)堀の中が一部耕作地

古い写真と新しい写真を見比べると、道路やまちの移り変わりが良く分かって面白い(古墳の形が変わっていたらビックリするかも?)。

いよいよ応神天皇陵の外堀に差し掛かりました。大きすぎて良く分からない。後で見つけた案内板の写真を引っ張って来ましょう。

応神天皇陵】大阪府羽曳野市第15代・応神(おうじん)天皇の墓と定められている。「鍵穴」の形が仁徳天皇陵堺市とくらべても太い。その墳丘の長さだけで425メートルを測り、

仁徳陵が全日本プロレス百舌鳥古墳群)のジャイアント馬場とすれば、こちらは新日本プロレス古市古墳群)のアントニオ猪木

こちらが「ジャイアント馬場」(大阪府堺市仁徳天皇陵

空からの映像でないと双方の比較になりません。とかなんとか言いながら歩みを進めているのですが、

外堀は耕されている 散歩や自転車で廻る人もいます

なんとか古墳の角っこに来ました。これで長辺が全部見えているのかな?

応神陵の拝所にむかう 「一辺」が長い~

拝所への入り口

参道はけっこう長い

応神天皇陵の拝所に着きました。やはり背筋がピンと伸びますね。国家(世界)の平安を願ってもし叶うなら、この頭(ワタシ)などいくらでも下げるのですが。持続可能な社会づくりに自分たちが出来る事はなんでしょうか。

いよいよ古墳めぐりの旅も終盤です。

「大鳥塚(おおとりづか)古墳藤井寺市)」。墳丘の長さは110メートル。大王級の古墳に次ぐ大きさで、天皇の側近の墓ではないかと考えられている。木が茂っていないので前方後円墳の形が良く分かります。

赤面山古墳」。古市古墳群のうち、現在も保存されている中でも最小クラス。西名阪自動車道覆いかぶせられているが、今もしっかりと「大鳥塚古墳」に仕えている。高速道路の側道も曲げて作られている。

あと3つです。続いては歩いて登れる世界遺産、古室山(こむろやま)古墳。墳丘の長さ150メートルで古市古墳群中第9位の大きさ。

紅白の梅が咲いていて何だかうれしい。柵に囲まれているが、向こう側に出入口があるようで中では親子連れが散歩していました。

さてどこから登っても良いのかな

○○王の墓とは定められていないが、やっぱり緊張するな。

景色が広がって来ました

スマホで思い切り拡大して、あべのハルカスと六甲山?が見えたあなたは神。

世界遺産が削られています 大丈夫でしょうか

高さ15メートルの頂上(後円部)に着きました。幾度となく眺めた二上山葛城山が良く見える。

今回の写真で一番「前方後円墳」の形が分かるのではないでしょうか。ちなみに手前(前方側)に生えている大きな木は🌸🌸。1か月後にぜひ訪れてみたいな。

あと2つ。古市古墳群の中で2番目に大きい「仲姫命(なかつひめのみこと)陵古墳」。応神天皇の皇后だそうでその大きさも納得。

案内板の写真を見ると、まるで大奥の様に「お付きのもの達」を従えています。

古墳丘の長さは290メートル 古市古墳群のナンバー2

さきほど応神天皇陵を新日本プロレスアントニオ猪木に例えました。この古墳を応神天皇の「伴侶」とするなら、倍賞〇〇子さんではなく、同じレスラーの藤波辰爾に例えます。

一方、初日の最初に拝んだのが第19代・允恭(いんぎょう)天皇(⇩)。こちらは世代交代を唱える維新軍の長州力

【※以下はこたろーの妄想ストーリーです・・・】

長州「猪木。次はお前の首(世代交代)を狙ってやる👎️」藤波「俺と勝負しろ💥俺に勝たないと猪木さんとは勝負にならない」。猪木「どっちでも来るなら来いよ❕🔥」。

古墳の配置や向きを考えると「時代を超越した天下取り」に見えてきます。真の帝王はいったい誰なのか? 馬場?猪木?藤波?それともプロレス史上最強と云われたジャンボ鶴田

ジャンボ鶴田に例えられた履中(りちゅう)天皇陵 百舌鳥(もず)古墳群ナンバー2

さて2日間かけて歩いて、「長州と藤波」古墳⚱️対決のレフェリー的な位置にある近鉄土師ノ里(はじのさと)に戻って来ました。皆さんもお疲れ様です。

おっと忘れていました。古墳を訪ねる旅・最後のひとつは可愛らしい名の「鍋塚(なべつか)古墳」。駅の出入り口の本当に正面。

高さはたったの7メートル 登ってみましょう

先ほどの「藤波辰爾」(仲姫命陵)の後円部を正面にみる

鍋塚古墳は本来の大きさより小さくなったが、「世界で一番駅チカ世界遺産⚱️」に認定しておきます(笑)。

目の前が土師ノ里駅 ビルの向こうの山が「長州力」(允恭天皇陵)

長州に化粧まわしを付けました(アマレス出身です)

言われなくても、駅舎の屋根が前方後円墳に見えたあなたは免許皆伝です。

 

全日本プロレス新日本プロレスの総帥同士、馬場と猪木は決して戦う事がありませんでした。百舌鳥(もず)古墳群と古市ふるいち古墳群。それぞれ別の団体の様に堺市藤井寺市羽曳野市に点在していますが、ものゆわぬ巨大な土の塊。「日本のかたち」を紐解く古代ロマンの象徴を訪ねる旅でした。では最後に皆さん一緒にお願いします!

 

「1、2、3、古墳にコーフン💕💕💪」

待ってろ藤井寺ヘラクレス。今度行ったらボトルを入れてやるからな!(笑)

2024年3月2日(土)初回更新~エピソードⅠ おわり■■

(スポーツ選手の敬称は存命・故人を問わず省略させていただきました)

「最古の官道」エピソードⅠ 大阪藤井寺の夜に大コーフン🥃🐃💕編(2)

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近鉄藤井寺駅の壁画(2022年公開)「しゃむすん」に注目

「今日は祝日で休みなんだけど」現役時代を彷彿させるお顔の男性は振り返るとそう答えた。

こたろー「あ、そうなんですか」。近鉄の元4番、通算215本塁打の栗橋さんに会えた喜びは一瞬でため息に変わった。チャンスの打席で会心の当たりがレフトライナーだったように。

計っていないが約5秒間、沈黙が流れた。

「どちらから来たの」。標準語で聞かれた。「津です」。

三重県の」と付け加えようとしたら「遠いところから」近鉄沿線の関係で、巨人近鉄のオープン戦が津球場で組まれていた事もある。観戦に行った時私は小学6年生位で、栗橋さんは既に4番だった。(しっかり記憶にない。3番マニエルは覚えているけど)

「ちょっと座っていく?そんなに遅くならないでしょ」。

もうコーフンして、お礼を言ったはずだが覚えていない。遠いところからやって来た突然の客対応には慣れたもの?だろう。

「初めてなので、ビールにします。」「焼酎あるよ。」「お願いします。」

「西本さん(西本幸雄監督)には言われたよ。『4番は4番のバッティングをせえ』と。急に4番に座ってどうしたら良いものかと。」

人の口ぶりを真似するのは関西弁だが、本人はいたって標準語である。東京都板橋区の出身で大阪に越して来てもう50年になるはずだが「関西弁はしゃべらん(もとい、しゃべらない)」と心に決めているのだろうか?

お店の壁に張ってあるビール会社の協賛ポスター

ポスターは酔った誰かがいたずらしたのか、修繕した跡がある。

「監督が変わったら今度は1番大石大二郎の後を打たされて、今度は『2番のバッティングをせえ』と(苦笑)。とにかく(大石と)呼吸が合わない。」

「こちらは大石が走る(盗塁する)のを待っているのに、走らない。『走れよ』というと『栗橋さん打ってくださいよ。』こんな感じ。それからバッティングがおかしくなった。」

藤井寺球場の選手ボードをお店が引き取った?

話は自然に1979年の日本シリーズになる。近鉄は大阪で広島に2連勝。しかし敵地・広島球場で3連敗。大阪に戻って第6戦を勝って日本一に逆王手をかけたが、第7戦は伝説の「江夏の21球」

近鉄は1点ビハインドの9回裏、ノーアウト満塁としたがスクイズを見破られるなどして無得点。広島東洋カープが悲願の日本一となり、大阪のファンは古葉監督の胴上げを目の前で見た。近鉄の選手も呆然としていたと思う。

広島日本一の瞬間。江夏と水沼 ©中国新聞デジタル

「僕は家でラジオを聴きながら築山の草むしりをしていたんですよ。ノーアウト満塁で『もう近鉄が勝ったな』と思っていたんですが。」

このシリーズは、カープ山本浩二バファローズは栗橋茂。ともに4番が不振だった。マニエルと俺はとにかくインコースを攻められて。シーズンでもあんなインコース攻めはなかった。」

「主力が徹底マークにあったんですね。」相槌を打ったつもりだが、返答は無かった。それはそうだ。本人が一番悔しいだろう。カウンターに置いていた本を差し出す。

「こちらにサインを頂けませんか?」

©TAKARAJIMA2008(中の写真とも)

「僕も載っているの?」「も、もちろんです(💦)」コーフンがMAXに達している。という訳でものすごく丁寧にサインして頂いたのがこれ。

せっかくなので拡大して下さい!

「『温厚な性格で猛牛軍団をまとめた男』と本に書いてありますが。」

「まとまるはずがない。あのチームはバラバラ」本人が笑いながら言う。

この後、常連さんがやってくる度「今日は休みなんだけど」と言いつつお客を招き入れる栗橋さん。路地のガラス越しに照明がついているのが分かる構造だし、そもそも休みの日にお店を開けさせたのは私だ。

1人目の常連さんには焼酎を2杯もご馳走になったし、最後にみえた方は何と「埼玉県のお客さん(栗橋さん)」。う~ん。人の役に立ったのか立たなかったのかよく分からない。

こちらが近鉄藤井寺駅の開業100周年(2022年)に公開された壁画。左上には巨大古墳群。その下には第21代雄略天皇の時代に創建された辛国(からくに)神社。右には熱血近鉄バファローズファンとお尻を突き出した野茂英雄投手の豪快な投球フォーム。

いずれも藤井寺市を代表する光景なのだが、中央に栗橋さんのお店「しゃむすん」が描かれてあるのがスゴイ。後で撮影データをみたら午後10時半過ぎで、2時間半ほど「しゃむすん」に座っていたことになる。

「宿敵」阪急との一戦で起死回生の適時打 優勝Mを3に(1塁手はブーマー)

本人は「もうお酒は飲まない」と仰っていたので、今度藤井寺駅前のお店を訪ねる時は津のお菓子を持って行こう。帰り際に「ずいぶん酔っ払っているので気を付けて」と言われたので、いわゆる「出禁」になっていない事を祈る。楽しかったなあ⚾⚾

栗橋選手のベースボールカード&埴輪まんじゅう

翌日は再び藤井寺市羽曳野市の古墳巡り。ちゃんと起床できましたが、古墳🏺と興奮⚾🐃🐃ではテンションが違い過ぎるので、すいませんが「その3」に続きます。

2024年3月2日(土)初回更新 ■■

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「最古の官道」シリーズ エピソードⅠ(その3)古市古墳群は群雄割拠 編 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)