kotarosandayoneの日記

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自転車🚴で十津川村の吊り橋めぐり その2「吊り橋とトンネル🏞️」

【前回まで】自転車🚴‍♂️で十津川村の吊り橋めぐり その1「谷瀬橋」 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)

十津川村の顔』というべき「谷瀬(たにせ)の吊り橋」を後に、十津川街道を南下しながら次の吊り橋を目指します。

6.林橋 8.下地橋

©管内吊り橋マップ/奈良県HPの地図をこの後も引用します。

位置関係から「谷瀬の吊り橋」とセットで訪れて欲しいのは「林橋」。吊り橋の長さ🥇(金)が谷瀬橋なら林橋は堂々の🥉(銅)。パリ五輪も開幕しました!

流れが奇麗な去年の写真を上げておきます。

旧道から橋へのアプローチ

こちらは前回の吊り橋めぐりの写真 高さ12m

前回の吊り橋めぐり・その6で詳しく紹介していますが、谷瀬橋より高度感は少ないものの、木板を外すと大変な事から小学生未満のお子さんはご遠慮ください。

【林橋】長さ186m 十津川村高津(たこうつ)~林 総合難易度★★★

【アクセス】国道168号 奈良交通「高津」バス停付近から旧道に入ってすぐ 駐車スペースあり(駐車場🅿は無し)

続いては、アプローチそのものが困難な「小黒谷の吊り橋」。

国道から津越野トンネルの手前を旧道に入ります

ここに車を停めます 林道から更に山道に少し入ります

【小黒谷の吊り橋】長さ177m 十津川村川津 総合難易度★★★★

【アクセス】国道168号から 旧道・林道・山道に入る 駐車スペースあり(駐車場🅿は無し)

虫よけや動物除けの鈴を持って行った方が良いかも。しっかりした底の靴でアプローチしてください。

前回「小黒谷の吊り橋」を見に行った後、パンクしてゴール地点となった所(十津川村川津)まで戻って来ました。ここからリスタートですが、すでに雨🌂が降ってきています。

五條市方面からは「風屋トンネル」の手前を右に入ります。雨宿りを兼ねてダムに向かいます。

十津川水系最大のダム「風屋(かぜや)ダム」 風屋には気象観測所もある

鳥が一羽、休息していました

ダムは満々と水を湛えています。水力発電用のダムです。東屋で昼食代わりのパンを食べ、今は小止みですが、この後また降って来そうなので合羽の上着を着ました。

この後、ダムの高低差分を下って、また別の道に入ります。

ダムの下で十津川に合流する「滝川(たきがわ)」

国道から黄色の道を進む 紫色が次の吊り橋

重厚なコンクリートの主塔が目印の「下地橋」

グレージング鋼製で真ん中に鉄板敷き 両側には金網。沢山の吊り橋を見て来ましたが同じ構造のものが二つとありません。そしてこの下地橋の特徴は、

吊り橋の向こうがトンネルです これはワクワクがプラス

自転車を押して反対側に来たところ 吊り橋の立地が良く分かる

繰り返しますが、乗車して渡っていません。写真用です。危ない橋を渡りたくないので。それより続きのトンネルを潜ろうかどうしようか。

自転車のライトを外して、懐中電灯🔦の代わりに使います

素掘りのトンネル 両側に水が流れるようにして歩きやすくしています。

もう少しで出口です

外に出ました 道が続いています

もう一度地図を見てみると、山を挟んで背中合わせにある下地の集落と高原(たこ)の集落を結ぶための吊り橋とトンネルだという事が分かります。

もう一度素掘りのトンネルを戻ります

自転車が橋の上で待っていてくれました

自転車とトンネルの「記念写真」

【下地橋】しもじばし 十津川村滝川 長さ62m 高さ6m 総合難易度★★

【アクセス】国道168号 北からは風屋ダム、南からは風屋大橋の先の道を「笹の滝」方面へ車で3分 駐車スペースあり(駐車場🅿なし)

【十津川村観光協会】 笹の滝 (totsukawa.info)(こちらもどうぞ)

「滝川」の名の通り、上流には沢山の滝がある

滝川沿いから十津川本流の国道へ戻ってきた頃には本降りが強い雨に変わって来ました。天気予報通りです。

「超ローカル」なバス停であっても、今回は貴重な雨宿り場です。感謝。

車やトラックが水しぶきを上げて行き交います

続いては、こちらも十津川街道の旧道沿いにある「池穴橋」です。

十津川街道 山崎橋から十津川本流の旧道へ

旧道に入って行く度、もの悲しくもなります。もちろん道が荒れていないかどうかも気になります。

吊り橋は旧道から見えず、更に坂を下って行くようだが道が分かりません。するとここに住んでいるご婦人と奇跡的に遭遇。人に会うのは「谷瀬橋」以来久々で。

ここから吊り橋に降りていく「資料用写真」

「この先の吊り橋を探しているんですが」「渡れないよ。また来年ペンキを塗ってくれるらしいけど」

「谷の向こうにも集落がありますね」「もう全員引き上げたよ」

「写真撮りたいんで、この道で行けますか」「行けるけどね。。」

地元の方からしても珍しい動物より珍しい「お客さん」に困った様子で申し訳ない(>_<)。

ご婦人との会話を耳に残しながら、更に下って行きます。苔が地面について雨で滑りやすい。下り坂でコケたら大変。またリタイアです。

吊り橋の手前に着きました。確かにこれはあまり期待できない。先ほどの吊り橋とトンネルの方がまだ生活感?がありました。

これは無理だ。いつから人が渡っていないのだろう。

色を塗るだけではとても復活できない。近所の方も吊り橋自体は何年も見ていないのかな。でも教えてもらわなければたどり着けなかったかも。

【池穴橋】(いけあなばし)十津川村池穴 長さ117m 高さ18m 総合難易度 渡れないので判定不能☆☆☆☆

https://www.pref.nara.jp/23933.htm#09(©管内吊り橋マップ/奈良県

奈良県のホームページを参考にして来たのに残念。谷の向こうに住む人がいなくなれば、維持する(ための予算が付く)事も無いのかもしれません。

十津川温泉郷は吊り橋と共に村の顔のひとつ。湯之原橋という国道沿いの吊り橋を訪ねてみましたが。

またもや「通行不能」のバリケードがしてある

維持管理して頂けなければ、このように木板もめくれ上がって、その下の足場も朽ちていくのですね。

吊り橋が「今なお渡れる」のは管理と修繕が続けられてきたお陰だと改めて実感しました。

雨が時折強まることはあっても止まない 孤独な午後2時

【湯之原橋】(ゆのはらばし)十津川村湯之原 長さ112m 高さ15m 総合難易度 測定不能☆☆☆

お寒い内容になってきたので温泉の紹介です。 

©十津川村観光協会

【十津川村観光協会】 湯泉地温泉 (totsukawa.info)

道の駅や、そのほとんどが山の十津川村の歴史と文化を伝える歴史民俗資料館などもあってプチ滞在が出来ます。「湯泉地温泉(とうせんじおんせん)」の公衆浴場は2カ所あり、上のリンク先をご覧ください。

まさに温泉の発祥地の様な名前の湯泉地温泉【泉質】単純硫黄泉 泉温60℃

公衆浴場「滝の湯」の露天風呂 ©十津川村観光協会

8.下地橋 9.池穴橋(渡れず)10.湯之原橋(渡れず)

十津川村の吊り橋を訪ねる今回の自転車🚴旅。お天気☂️は「想定内」でしたが、吊り橋を見つけるも渡れず、ここに来て「2連敗」してしまった。この日終着の「上湯温泉」に至るまでに巻き返すことが出来るのか?

車の置いてあるスタート地点まで10キロ 更に今夜の宿まで車で6キロ

2024年7月28日(日)猛暑☀の日に自宅で更新■■

【次回】自転車🚴で十津川村の吊り橋めぐり その3「吊り橋と温泉♨」 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)