和歌山県の那智山を出発して、新宮市~三重県熊野市~尾鷲市~と🚴で走っている時の日記です。ただし自転車はロードバイクではなくでミニサイクル。
自転車で世界遺産めぐり(5)新宮市~熊野市 花の窟神社・獅子岩 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)【前回まではコチラ】
下の地図を見てください。尾鷲市と熊野市の中心部を結ぶには昔は熊野古道、戦前・戦後は旧・矢ノ川(やのこ)峠、
昭和34年(1959年)には国鉄紀勢本線 尾鷲~熊野市 間が全通して、旧・矢ノ川峠を通っていたバスが廃止となり、続いて昭和43年(1969年)には現在の国道42号・矢ノ川峠が整備された。
更に平成25年(2013年)には熊野尾鷲道路の尾鷲南IC~熊野大泊ICが開通して、大半の車両は矢ノ川峠を越えずに尾鷲ー熊野間を行き来できるようになった。
R42号「鬼ヶ城トンネル」は👞🚴通行🚫なので、平行する「歩道トンネル」または熊野古道・松本峠⛰️を越える事になる。
その先の熊野尾鷲道路も「自動車専用道路」のため、今回の🚴旅では矢ノ川峠(赤い太線のルート)を越えて行きます。
矢ノ川峠は自転車どころか、車で通ったのも大分前だ。実はコロナ禍の時に「歩いて峠を越えた」事もあるがそれはまた別の機会に…
峠への道、通称「佐田坂」を漕いで登り始めて15分、いや10分で地面に足をついてしまった。
安全地帯でしかも陰になっているところに自転車を止め、小休止する。
何回か足をついて歩き出そうとして、ふくらはぎが「ピクン!」となった。「普通に」という今の言葉は好きではないが、普通に熱中症の症状だと直感した。
なるべくそうならない様に、熊野市駅前のコンビニで氷アイスバーを食べ、ウ〇ダーゼリーを飲んで、サイクルボトルに水を満たして、更にペットボトルも2本背負ってきた(そのぶん重いけど)。
親の実家が熊野市で、このような景観は地元の方も私にも「普通」なのだが、はじめてこの坂を通る(下る)人にとっては
「山の上に海がある!!」
とびっくりされる方もいたらしい。
以前に比べて「矢ノ川峠」の交通量が少なくなった割には、登坂車線も整備され、「自転車🚴を押して坂を登る」私にとっても幾分都合がよい。
坂も半分を過ぎるころには自転車を漕いでいる時間よりも、押して歩いている時間の方が長かったような気がする。
とにかく、背負ってきた水分🥤が音を立てて喉元を落ちていく。まるで那智の滝の様に。
10数年前?にロードバイクで登った時は「足をつかずに約40分」で登り、その時も時間を要したと感じていたが、今回は坂の大半を押して歩いたこともあって同じ区間を1時間20分も要してしまった。坂の途中で水分🥤が枯渇しなかったのは幸い。
水分🥤はこの間で1.3Lを消費。
「道の駅 熊野きのくに」で休憩&☔対策。熊野尾鷲道路が開通する前はレストランもあって週末を中心に賑わっていました。峠越えのドライバーにとっても貴重な休憩場所でした(それは今も)。
入道雲と秋のうろこ雲では、発生する高度が段違いだそうです。右の入道雲は高度2000m前後、左のうろこ雲は高度7000m~1万m以上。
長さ1600mの大又トンネルを抜けて、熊野市と尾鷲市の境です。
トンネルの中ではもっと涼めるかと思ったけど、それほどでもなかった。
登るのはしんどくて、下りはコワい。ロードバイクとミニサイクルの性能差は特に下り坂で感じます。重心が高いので安定しなくて。
まあ、街乗り主体で峠を攻める自転車ではないという事なのでしょう。
ブレーキレバーを握る手👏は痛かったけれど下りで体力を持ち直しました。ちょうどお昼頃になったけれど、何を食べようかしら。
昼食の当てをつけたのは今まで入った事のない尾鷲のラーメン店。
注文したのは「ネギラーメン」。焦がしネギの風味も好きだけど、後にして思うとしっかりと塩分を補給出来たのが良かったようです。やはり、そこかしこでツキがあります。
自転車で世界遺産めぐり(7)尾鷲市~紀北町~大紀町 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)【続きはコチラ】
2024年9月27日(金)深夜 最終更新