kotarosandayoneの日記

街道歩きを中心に、風景などをアップしています

自転車で世界遺産めぐり(8)熊野街道沿いに大内山川を下る🐠

2024年9月28日(土)津 ☁時々☔ 27℃23℃最高/最低) 

【今週の出来事】鳥取県出身の自称鉄道マニア🚂、石破茂氏が自民党総裁・第102代首相指名へ/プロ野球巨人が4年ぶり優勝🐰/袴田さん事件無罪確定へ🏢/(ここは皆さんの出来事を書いてください)/こたろーは家でペンネグラタン🍽を作りましたが写真を撮らずに食べました

ではなくて(笑)、「日本一の路線バスに沿って出発から終着まで歩く」を企画して2021年7月に【はてなブログ】を始めて以来、今週通算1万ビューワーを達成しました🏆ありがとうございます。とんねるずのみなさんのおかげです

さて本日から丁度3週間遡って9月7日(土)まだまだ暑い盛り🌞でした。

前回、新宮から伊勢柏崎にゴールしたのでその続き、ミニサイクルで北上して松阪を目指します。距離は概算で50キロ弱、この前よりは楽に走れるかな?

自転車で世界遺産めぐり(7)尾鷲市~紀北町~大紀町 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)【前回まではコチラ】

とその前に、前回苦戦したR42荷坂峠🚴「関連」の写真が出て来ました。

10年前 2014年に熊野古道荷坂峠を下った時の写真

同じく荷坂峠を紀伊長島方面に下って行く「ワイドビュー南紀

この車両は2023年6月をもって引退しました。我が家の🚻にこの写真パネルを飾ってあります。1両あたり700馬力もあるディーゼルカーの名車でした。(キハ85系)

突然「芸術的な」写真が出て来ました。こちらは自転車に動力を伝えるこたろーのふくらはぎです。サイクリングでは「腓腹筋」という筋肉に疲労がたまりやすいので前日の入浴後から消炎テープを張って疲労物質を予め抜いておきます。腰まわりについても同じ。

JR津駅の下り始発、朝6時26分発新宮行きに自転車を載せます。津駅に停車するJRは全てディーゼルカーです。

降車駅の2つ前、JR滝原駅でこちらも新宮を朝6時20分に出発した特急南紀とすれ違います。キハ85系の後継車でHC85系と言います。モーターとエンジンの組み合わせで走るハイブリッドカーです。

朝8時3分に伊勢柏崎駅に到着 上からの撮影が間に合いました

新宮駅着は午前10時21分 終着まで2時間以上

自転車を組み立てて前カゴをつけてヘルメットを被って、10分で準備完了🚴。

本日の🚴行程図をもう一度。JR参宮線との乗換駅・多気駅をのぞいてほとんど紀勢線の駅近くを通るため、すべての駅で自転車込みの📷を撮る予定です。うっかり通り過ぎないようにしないと。

川べりの庚申塚 街道はこのあたりで大内山川を渡っていたようです

アユ釣りの名所としても知られる大内山川。「友釣り」は5月11日解禁です。河川の区間内ならどこで釣っても良い🎣というのではなく、「△△橋の上下流は〇月〇日まで」と細かく決められているそうです。

アユがどのような所に隠れているのか気になりますね 

この様に川幅の広いところもあります

地名を記そうとして買ったばかりの三重県地図を広げてみたら「大紀町阿曽小広瀬」でした。地形にちなんでいるのね。

JR阿曽駅に着きました

自転車も小さいのに、比べると本当に小さい。バス停みたい。

雨が降り込んでくる日もあると思うが、きれいに拭かれています

阿曽駅のダイヤです 下りが最大で3時間52分間隔!

10時30分発 新宮行に乗り遅れたら大変なことに💦

阿曽駅のホームは片面1線

大きなケヤキの木が見えてくると、熊野街道が再び大内山川を渡る手前にある「阿曽観音堂」。

石版の立派な説明書き

地蔵菩薩不動明王 他にも多くの石仏が並ぶ

三界の苦しみから救ってくれる仏様 こちらも古い

「三界(さんがい)」とは「欲界」「色界」「無色界」の事でいわゆる俗世間ですな。「女三界に家無し」という諺(ことわざ)は今の世にはなじみませんので口にされませんよう。

お堂の格子から十一面観世音菩薩がのぞけました

熊野街道(古道)沿いにあるお寺ではない敷地のお堂に立つ観音様という事で、のぞき見している様な後ろめたさはありますが紹介させていただきます。

ところどころこのような案内が目につきます

この後も線路を何回も横切ります

さて、寄り道する時間もあるので?久しぶりに「大滝峡(おおたききょう)」を見に行きたくて大宮中学校のところから川に向かいました。

「おおみや青少年旅行村」の案内看板

立派な教養棟(管理棟)があります

「峡谷」(きょうこく)と呼んで字のごとく、狭い谷の事を言うが、さっき目にした川の上流よりうんと狭く、写真の所は幅2mもない。

あちこちにバンガローが立ち、新たな区画の整地も進行中でした。

さらに奥へ入ってみよう。確かこの先に「おんべまつり」をやる場所があったはず。パンクしたら大変なので自転車を押して進む。

神明造のお社がありました まちがいないな

「おんべまつり」のポスター ©大紀町観光協会 

「【鮎占い】岩穴に鮎を投げ入れ、今年の運勢を占います」。その後「鮎の塩焼き食べ放題(無料)来年来ようかな、🐟🐠笑

この激流が「おんべまつり」の会場なのです。どこで食べ放題?

【問題】どこに鮎を投げ入れるのかな?

そう、ここです。ここへ今立っているところから鮎を投げ入れる。

中日ドラゴンズ吉見一起投手の様なコントロールが求められるわけですね。そのうえロジンを付けた丸いボールではなくて、相手は暴れるアユ(笑)。

実際まつりの動画などをみると、結構アユが穴の中に入ってくれます。外したらそのままま大滝峡の中に消えます。その方がお魚にとっては嬉しかったりして?

しばらく焼き魚にされる事はありませんからね。ところで同じ写真の上に引いたオレンジの線は「JR紀勢線」の線路

ちょうど大滝峡の核心部が車窓から見えます!

実は大内山川の峡谷が見られるのはこのポイントだけ、時間にしてわずか3秒間くらいなので、もう少し前後の森林を伐採してくれたら「絶景の車窓」として紀勢線が有名になるかもしれないのに~。無責任な事を言っています。

JR中央線の寝覚ノ床(ねざめのとこ)も車窓から見られるのはあっという間の事だけど、確か車内アナウンスがあったような。

阿曽駅の次の駅 滝原駅と愛車

紀勢線はどの駅もかつては有人で、それぞれ木造の駅舎があったのだろうけど、老朽化などもあって大半の駅が立て替えられています。

両岸の高さもあるけど川の幅も広い

このような地形を「廊下」と呼ぶようです。富山県黒部峡谷の「下の廊下」「上の廊下」が有名です。

JR滝原駅を過ぎて熊野街道をゆくと、なんだかググっと気が引き締まってきました。これは強大なる神様のパワー??

伊勢神宮内宮(皇大神宮)の別宮である「瀧原宮(たきはらのみや)」に着きました。

伊勢と熊野を結ぶ熊野古道伊勢路の中間の地としてもっとも重要な場所と言ってもよいでしょう。続きはその(9)。シリーズ最終回の予定。

自転車で世界遺産めぐり(9)瀧原宮~ゴール松阪での夜🌙【了】 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)【続きはコチラ】

2024年10月5日(土)最終更新■■