和歌山県の那智山に来ています。【世(=世界遺産)】熊野那智大社の拝殿です。
自転車で世界遺産めぐり(1)和歌山・那智の滝と熊野那智大社 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)【前回まではコチラ】
拝殿の向かって左には神の使いである「八咫烏(やたがらす)」を祀る御縣彦社(みあがたひこしゃ)があります。
八咫烏は初代神武天皇を熊野の地から大和の国にお連れしたと伝わります。
近代サッカーを日本にもたらした中村覚之助が地元・那智勝浦町出身である事からシンボルマークとなり、これまでも国際大会の前には協会幹部や、なでしこジャパンなどが熊野三山に必勝祈願に訪れています。
那智山の大門坂の入り口付近には澤穂希選手らの足型もあるという事です。
那智大社の拝殿の右奥?には西国三十三所観音巡礼 第一番札所として知られる【世】那智山青岸渡寺(せいがんとじ)があります。
延命長寿と伝わることから、いつも青岸渡寺の境内でその水を含みます。
その(1)でも触れましたが那智山一帯は「熊野三山」のひとつで神仏習合の一大修験道場であり、真言密教の高野山、修験道の「吉野・大峰」などと共に「紀伊山地の霊場と参詣道」として2004年にユネスコの世界文化遺産に指定されています。
那智山が熊野三山の「聖地」「霊場」となったのはやはり那智の滝の存在でしょう。
滝の奥には原生林が広がっていて、更に二ノ滝、三ノ滝などがあって立入りが制限されているそうです。
青岸渡寺の三重塔などが熊野那智大社と同じく朱に塗られているのは「那智山はお寺も神社も一体ですよ」というメッセージなのでしょうか。
さて、我が愛車🚴も待ちわびている事だし、再び急な石段を下って那智の滝に下りていきます。
「愛車」の存在をチラリ見て、那智の滝へと階段を下って行きます。
下り坂の目線の先から正面に現れる「お滝様」。いつの時代も、年齢を問わず皆「おお~っ」という声を上げます。
落差133mで「ひと筋の滝」としては日本一の落差を誇ります。
ここからの参拝でもよろしいが、「もう少し那智の滝に近づきたい」という人は300円を納めて、「滝の舞台」に上がることが出来ます。
訪れた日は少々水量が控えめながら、このアングルから見る那智の滝はやはり壮観です。
神社とお寺、那智の滝を拝んでさっぱりして、いよいよここから、自転車旅🚴のスタートです。いきなりのダウンヒル。コケませんように・・
海岸近くまでの標高差は230m。当然ダウンヒル途中の写真はありません。前から後ろからの車に気を配りつつ必死に下りました(下りの車には追い抜かれませんでしたが)。
ここから【世】熊野速玉大社のある新宮市まで🚴で割と距離があるのですが、今夜宿泊のゲストハウス様🏠に入るまでに(自分で為した事とはいえ)、さらに「激坂」の試練が待ち構えていました(笑)。
ちょっと短めですが(その3)に続きます。
自転車で世界遺産めぐり(3)新宮の〝激坂〟神社とかき氷🍧の名店 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)
2024年9月4日(水)更新■■