「酷道ファン」のみなさん。
いきなりですが、漢字の変換ミスではありません。わざわざ打ち換えないと出て来ないですね。「世界最大の辞書」にもちゃんと項目がありました。
「辞書」は誰でも編集可能なので、かなりの「酷道マニア」が手に手をいれています。一言で言うと「国道に指定されているにも関わらず、通り抜けるのが困難なひどい道」という事になります。
私が今回歩いたばかりの県道はそんなにひどくありません。ただ県道というより、約13キロに及ぶ「林道」です。私の様に歩いてここを越えた人はいないでしょう。
これからもいないと思われます。あなたがフォロー(追随)しなければ。の話ですが。
「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」
そこまで大層な道ではありませんでした。相変わらず大層な前振りですね。申し訳ありません(いつも)。
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2022年10月21日(金)☀晴れ
「山海の郷 紀勢」の駐車場の一角に車を置かせてもらって、大紀町錦方面に歩き、「紀勢南島トンネル」を潜って南伊勢町(旧南島町)古和浦に出て、「古和峠(こわとうげ)」を越えてスタート地点に戻る(約28キロ 所要時間:約7時間)
普段は土日に行動することが多いですが、平日で交通量も多くてスタートが予定より遅れました(家で二度寝しました)。
S=スタート G=ゴール🏁
国道から大内山川を渡って、旧熊野街道(熊野古道伊勢路のルート)に入ります。
旧国道42号(熊野街道)の大紀町柏崎支所の前には1本の枝垂れ桜があります。
【リンク】
始まりは小学校の校庭から 樹齢150年のしだれ桜 | このまちえぇやん | 松阪ケーブルテレビ (mctv.jp)
朝から旅館の女将さんたちが玄関や外回りの掃除をしていました。本日はアジアの団体客が泊まるそうです。客足が戻って来ているようです。
「古和峠」の前段にしては長いですね。あらかじめ断っておきますが、古和峠は
傾斜が一定。景色もほぼ一定(3時間)。
…それを聞いて速攻リタイヤすることなく、最後までよろしくお願いします(^^;)
さて三重県の南部を行き来する車もめっきり上の自動車専用道路を利用することになり
「ああこの景色、懐かしい」。と思う方も。このランドマークは前の大紀町長さんの発案で「牛乳パックのデカいやつ置いたらPRになるやろ」(すいません「錦弁」(にしきべん)までは分かりません」
【クイズ】この牛乳パックには一体何リットルの牛乳が入るのでしょうか?
【ヒント】下の写真を指で拡大して下さい。
【正解】5000リットル。一般的なお風呂の25杯分ですね。
E=釣り餌「えさきち」 C=コンビニ た=たぁくん食堂(日曜のみ営業)
たぁくん食堂 - 崎のレストラン (business.site)
日曜のみの営業!!そそりますね~。地図を南方向、川沿いに錦方面に歩きます。
向かって左に旧南島町への峠、続いて右に旧紀勢町への峠を分けます。現在は両方通行できませんが、今思うと立派な「酷道」でした。
183メートルのトンネルですが、かつて旧紀勢町の柏崎地区と錦地区を隔てていた錦峠にかわる待望のトンネルです。「山の柏崎」と「海の錦」の交流も増え住民もお互いの理解が深まったという言い伝え(笑)もあります。トンネルの名付け親はもちろん5000リットルの牛乳パックのオブジェを考えたあの人(という言い伝え)。
山の中の三叉路 手前から左、南伊勢町方面に曲がります。
「大紀町」「南伊勢町」の文字は上書きしてあります。トンネルの完成時にはそれぞれ「紀勢町」「南島町」でした。(大紀町と南伊勢町はともに町村合併でトンネル完成の4年後に発足)
という訳でトンネルの途中ですが(下)に続きます。暗い中しばらくお待ちください。
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平均斜度がほぼ一定の県道は‟険”道だった 古和峠(こわとうげ)を歩く🐾(下) - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)