国語の先生に注意されそうな最悪な長いタイトルです!
2022年も5月最終週となりました。今、日記を書いている翌日は三重県の津でも今年初めて30度を越えそうな予報です。
本格的に暑くなる前にやり残した自転車旅をしておこう!という事で、自宅の三重県から自転車を担いで和歌山県に出発したのが5月21日(土)。
日記をアップロードしようとして次の週末になり、明日は久しぶりにお友達が来てくれるので料理のレパートリーのひとつ、ビーフシチュー🐮をこしらえる事にしました。煮込むだけで2時間かかるので、その間に日記を書こうとしてこのような変なタイトルになった訳です。皆さん心の準備はよろしいでしょうか??(笑)。
三重県の津から和歌山県北部に行こうとすると大阪経由になります。名古屋~大阪間を結ぶ近鉄特急「ひのとり」はおととしのデビュー以来車両台数も増え、沿線でも良く目にするようになりましたがやはり格好良い。特に正面から見た格好良さは世界レベルではないかと思います。
「俺は世界に通用するルックスだ!」どなたが言った名言でしたっけ?? 吉田栄作さん?
すいません。鉄道ファンの一種「乗り鉄💺」なのに脱線が大好きなんです。ちなみに私は「呑み鉄🍺」でもあります。この日はさすがに荷物も大きいので車内ではお茶です。
津駅から1時間15分位で次の停車駅、鶴橋駅に到着します。鶴橋と言えば焼肉。でも今日作るのはもっと時間のかかるビーフシチューです。途中で肉も焼きますが。
津駅前の精肉店があいにく臨時休業で、スーパーを2軒回って「松阪牛」などブランド牛の次にランクされる「国産黒毛和牛」を買ってきました。煮込み用でグラム500円くらいだったかな。
塩と胡椒をすり込んで、赤ワインにつけ込んで冷蔵庫で1時間置きます。
一方、近鉄の赤身、じゃなくて焼き鳥でもなくて「ひのとり」は大阪に着きました。鶴橋駅から大阪環状線に乗り換えて南の玄関口、天王寺駅へ。新大阪方面からやって来たJR西日本の特急「くろしお」に乗り換えます。
天王寺駅のホームにやってきはのは「オーシャンアロー」の名で1996年にデビューした電車で、今年で26歳。まだ2歳の「ひのとり」に比べると内装も外装もやや‟働いた感”はありますが、このイルカに似せたマリンブルーの車両にももう少し頑張って欲しいものです。
水平線に淡路島が大きく浮かびます。天気は曇りで、マリンブルーの海は拝めなかったけれど、あしたは晴れの予報です。天王寺駅から約1時間30分で御坊(ごぼう)駅につきました。
袋から出したところ。折りたたんだ車いすの様に見えます。実際、各電車の車いす等多目的スペースに置いて運んできたのですが。
自転車を組み立て、ここまでは自分が自転車を運んできましたが、ここからは自転車が私を運んでくれます。主客交代です。それが「輪行旅」の醍醐味かなあ。
「軒先に自転車を置けませんか」とフロントで尋ねたら玄関の所で結構です。との事。スロープの手すりなんですが大丈夫なのかな??(電車の中でも車いすやベビーカーの利用者に注意します)
【 題名『犬を撮る人』】
このタイトルで日展に出そうと思うのですが無理ですか。私が着ている黄色のジャージは自転車の世界最高峰レース「ツール・ド・フランス」のチャンピオンユニフォーム(レプリカ)です。
これを着てパリの凱旋門辺りで自転車に乗っていたらたぶん通報されます。バチカン市国の中でローマ法王の格好をして歩くのと同じ位罪深い事です。それくらい自転車競技はヨーロッパではキング・オブ・スポーツなのです。では調理の続きです。
冷蔵庫から出して来た牛肉をボウル皿にとって、小麦粉をまぶします。トングで持ち上げるようにすると手を牛脂で汚すことなく、まんべんなくまぶせるので皆さんも参考にして下さい。
両面を焼いて、焼き色が付いたら薄切りにした玉ねぎを入れて、油を回す様に一緒に炒めていきます。※このレシピは市瀬悦子先生の料理レシピによるものです。市瀬さんのブログをリンクさせていただきます。
【リンク】クリック出来ます
市瀬悦子オフィシャルサイト|おいしくて、つくりやすい家庭料理をテーマに!フードコーディネーター市瀬悦子のオフィシャルサイトです! (e-ichise.com)
炒めたものを鍋に移し替え、牛肉につけ込んでいたワインに水、塩、ローリエを入れて1時間煮込みます。
ではその間に自転車旅を再開しましょう。
自転車旅はまだホテルの中でした。今からホテルで紹介してもらった居酒屋で一杯やるそうです。
お刺身3種盛に次いで頂いたのは「牛のアキレスけん煮込み」です。
もう訳が分からなくなってきました!
2022年5月22日(日)☀晴れ (≧▽≦)
本当は和歌山の絶景を訪ねるこの旅は去年の10月に実施予定でしたが家族の事情でキャンセルとなって仕切り直しでした。ワクワクしながらペダルを踏みます。動力は私の両足ですが愛車(チャリ)が私を今から絶景にいざなってくれるのです!!
漕ぎだして10分も経たないうちに海岸が見えて来ました。ここは和歌山県日高郡美浜町。
朝7時20分。ホテルを早く出て来たつもりでしたが、美浜町の人たちは既に海岸で海釣りを楽しんでいます。
三角形の島が気になって自転車を停めて写真を撮って後で見たら「えびとるな」。伊勢エビの事でしょう。島の名前は「蜑取島(あまとりじま)」でした。海女(海士)は漁業権があるから獲(採)っても大丈夫なのでしょう。
リアス(式)海岸沿いの道路は思ったよりアップダウンがあるものです。これは後でもう一回出しますが「日本のエーゲ海」白崎海洋公園周辺の地図です。
出た!激坂(げきざか)のスタート!標高差は優に100メートルあります。途中で3回くらい足をついたかな。心拍数は150回/分 以上。普段運動していないのにこれは危険。。(途中の写真はありません)おまけにふらつきながら1mクラスのアオダイショウを踏みそうになりました!
世界チャンピオンのサイクルジャージをまとい、激坂と格闘して約30分。目の前に灯台が見えて来ました!
【日の岬(日ノ御埼)灯台】 もう言葉は要らない(いや、ゼーゼーいって出なかった、笑)。
仕事で接点のあった競輪選手にあこがれて自転車を購入したのが平成4年(1992年)だから、愛車🚴と連れ添ってちょうど30年。いろいろな所に連れて行って(もらった)けどもこれだけ印象的な風景があったかな。愛媛~広島の「しまなみ海道」「とびしま海道」🏝🌊🚢も良かったけど。
(スマホは指で拡大して下さい)
うーん、また来たい(行きたい)けれどまた激坂を走るかと思うと。
ちなみにこの灯台周辺に車は泊められません。「2輪車 または 徒歩」 でどうぞ。秘境ですね。
1時間煮込みました。シチューはどうなったでしょうか。
写真は缶詰のデミグラスソースを入れ、人参を切って入れたところです。今から人参が煮えるまで、さらに40分煮込みます。
この間に日記の続きを書きます。
灯台のある地点から、ほぼ標高0メートルまで降りてきました。ロードバイク(自転車)に乗る人なら分かりますが、急な下り坂過ぎてブレーキレバーを握る手の筋肉が吊って来て、自転車のリムは摩擦熱で熱くなりタイヤはパンパン。いかに激坂だったか~。
十数m~数十mのアップダウンを繰り返しながら、和歌山県日高町~由良(ゆら)町のリアス海岸を行きます。道そのものは走りやすいです。夏前という事で表層のプランクトンも少ないせいか海は透き通っていました。冬は風がきつそうだしやはりこの時期のサイクリングが一番良いかな。
サイクリングロードを示す青い矢印です。2輪車と4輪車が運転マナーという見えない通行区分を守って走ります。
三井造船のある由良港に着きました。見にくいですが赤い船の向こうには巨大なタンクを3~4つ備えたLNGタンカーが着岸していました。建造中だと思いますが。とにかく大きかった。このあたりは平坦な道が続きます。
いよいよ「日本のエーゲ海」が見えて来ました!!
自転車を停めた時点で、日本じゃないみたいな景色です。
率直な感想としては「とにかく日本人の黒髪が風景に似合わない(笑)」という事でした。人種云々というよりこの景色には「そよぐブロンドヘアに青い瞳」が似合うと言っておきましょう。その日本人たちの中に「ヘルメットに黄色いジャージ」姿のおじさんが紛れていた訳です。
でもこんな旅館が一番落ちつけたりします。「予約なしでもOK」😆だとか。グーグルマップで見てみたら星★の数が多かったです(日高郡由良町)。
そろそろお腹が空いて来ました。
どーです。むろん一人客は私一人。逆にサイクルジャージで助かった感じです。やっぱりカップルで来ないとねえ。この店「ボートカフェ」さんの隣にはもう一軒ピザ屋さんがありまして。
【題名 『ピザをシェアする2人』 】
最後に海とかけ離れたような山の景色。峠を越えてゴールの駅で自転車をばらし、満足して津に帰ってきました。さて、ビーフシチューはそろそろ煮えたかな??
盛り付けまでしばらくお待ちください。
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【追伸】
2022年5月29日(日)18時 ☀☀☀
きょうの気圧配置は亜熱帯気候そのものです。日本の本州も次第にフィリピンやカンボジアみたいな気候になりつつありますね(>_<)。
さて今回の旅では自転車旅でリフレッシュするのが目的でした。今回の和歌山県の県外からの旅行者に対するクーポン券がこちらです。
自転車を梱包してすぐに電車が来て、そのまま和歌山県を後にしたので1枚も使いませんでした。
よく考えたらこちらは「金券」ではなくて、使用実績に応じて和歌山県(および国)が負担するシステムなので無駄遣いしなくて良かったです。
このクーポン券が配られた県外からの旅行者は和歌山の「近県」ではなく、三重・滋賀・徳島の3県でした。
シチューもようやく完成したようです。
「馬勝った~牛負けた。」🏇🐮
私のおばあちゃんのギャグでした。国産の牛は最強です。【終わり】
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