kotarosandayoneの日記

街道歩きを中心に、風景などをアップしています

東海道と員弁街道 三重県の北部を歩く その①四日市宿~桑名宿 約15km

きょうは3月3日のひな祭りです。スーパーで880円(税抜き)の「ひな祭り御膳」(ちらし寿司弁当)と、コンビニでイチゴショートケーキを買って家族2人で食べました。美味しかったです。

さて今回は2回に渡って三重県北部の東海道と員弁(いなべ)街道を2日間で歩いた写真を紹介したいと思います。

ブログに上げるのを前提に?歩き旅をするのが今回が初めて。気合が入ってしまったのか2日間で250枚以上シャッターを切っていました。選別に苦労しそう・・

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これは2015年9月、東海道歩きを始めた時のアルバムです。(49歳になった翌日ですね。何か思うところでもあったのでしょうか?)

せっかくだから地元三重県内の東海道だけでも、と思って桑名宿から関宿まで、のつもりが京都三条大橋まで、のつもりが江戸日本橋まで歩いてしまったのを思い出しました。楽しくて毎週末のように歩いていましたね。

2022年2月26日(土)晴れ 東海道 四日市宿⇒桑名宿 約15km

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近鉄四日市駅前からスタート。東海道四日市宿は現在はアーケードの中です。6年と半年ぶりにここを歩いています。

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諏訪神社の歴史は室町時代にさかのぼるとか

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アーケードを出てハイカラな建物を見つけました

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耳鼻科医院として開業していましたが、現在は東海道資料館となっています。ただしコロナ禍の中こちらも「閉館中」でした。

旧街道沿いも今はやりの「真四角な」民家に建て替わっていく中、建物自体が東海道で存在感を見せていました。

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四日市の「なが餅」と桑名の「安永餅」(手前)

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なが餅 笹井屋本店 創業1550年 藤堂高虎の御用達とか

四日市⇒(東海道)⇒桑名⇒(員弁街道)⇒阿下喜⇒帰りに桑名で安永餅を買って帰る。

の予定でしたが、やっぱりなが餅も食べたくなり、結局2日間リュックに「なが餅」を背負って歩いていました。

消費期限は買った日を入れて3日間。おいしさは「長持ち」しないからね~と言ってお土産に配りました!

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三滝川からみた鈴鹿山脈 高い電波塔?の右隣り奥が御在所岳(1212m)

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お餅屋さんが多いようです

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海蔵川(かいぞうがわ)から見た鈴鹿山脈 竜ヶ岳(1100m)

あしたは竜ヶ岳にもっと歩いて近づく予定です。

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海蔵川のたもとの、日本橋から99里目の一里塚跡

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桑名の多度大社を勧請(かんじょう)した多度神社

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北海道ラーメンVS博多ラーメン 「博多」は駐車場が一杯でした

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「右 四日市道 左 大矢知道」1923年大正時代の道しるべ

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ここから歩きやすい旧東海道になります。車が登場する前からの道なので旧家や旧跡が残ります。いきおい写真の枚数も増えていくわけですね。

昔・・東海道 現代・・東海道新幹線 くらいに人や馬の移動が多かったのでしょう。

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光明寺本堂 左手に親鸞聖人像

空海が創建した真言宗の大きなお寺でしたが、のち浄土真宗高田派⇒本願寺派に改宗したそうです。お寺の歴史の長さを物語ります。

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光明寺 山門扉の彫刻 何の花でしょうか

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東海道の「かわらずの松」

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川原津地区のこちらの松は樹齢約200年 案内板によると、四日市市東海道沿いで松並木の名残が残っているのはここと日永の2本だけという事です。

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ずいぶん大きな常夜灯を見て、東海道は富田地区に入っていきます(右方向)

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力石 大人用が重さ120キロ 子供用が19キロ

富田地区には若集が力自慢を競った「力石」があちこちに残っています。お祭りの呼び物だったのかもしれませんね。

私も人が見ていないのを良い事に、ヨイショと掛け声一発、子供用の石をなんとか浮かせました。

「歩き旅 石を持ち上げ 腰痛め」では話になりません。

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富田の一里塚跡 日本橋から98里目 奥は近鉄の高架橋

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お風呂の薪を焚いているお家 懐かしい匂い

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左右の道が「八風街道」 交差して朝日町方面へ 奥はJR関西本線

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午後からは暖かくなりました。四日市で最高気温14.4℃(2/26)

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朝明川(あさけがわ)を渡る朝明橋 奥に新名神高速道路

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かつての松並木は桜並木に 朝日町が旧東海道を整備

通学路(歩道ゾーン)の色を見てください。私も一瞬「??」と目をこすったのですが、隣の麦畑は青々している事から、今までと違って歩道を黄色緑色に塗っていないことが分かります。

軽井沢のマクドナルドでも赤ではなくて茶色い看板に白い「M」の文字でした。あれと同じかな。

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『そうでござるか。かたじけない。』(←あってますか?)

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制限速度の標識は分かりやすくないと本末転倒ではござらぬか?(写真はむろん色加工しておりません)

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目的地がどうこうではなく、ただ道のりを歩く事が目的なのじゃ。

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徳川家と親戚の桑名藩菩提寺「浄泉坊」 門扉には三つ葉

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西国の大名は参勤交代でこちらのお寺の前(東海道)を通りますが、それぞれの藩主は籠から下りて一礼して通り過ぎたようです。血縁をたどれば家康様ですから。

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大正時代の東海道のようす(朝日町歴史博物館 蔵)

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同じ場所ではありませんが、現在はこんな感じ。日本橋から97里目

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朝日町をあとに、現在の桑名市に入ります 歩きやすかった

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員弁川を渡って、伊勢両宮常夜灯

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桑名市の城南神社 ずいぶん立派な鳥居だなあと思ったら皇大神宮一ノ鳥居御下賜」の文字がありました。

ここは天照大神が伊勢に鎮座する前に休憩した場所だそうです。

五十鈴川にかかる宇治橋入り口の鳥居式年遷宮の度に桑名の七里の渡し跡の鳥居に移されます。

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「七里の渡し」跡  2015年の東海道歩きスタートの時の写真

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宇治橋手前の鳥居が磨きあげられて七里の渡しの鳥居に生まれ変わります

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矢田立場跡 火の見やぐらが再現されています

ここを右に曲がると、東海道の続きで桑名城を経て先ほどの写真の「七里の渡し」跡につながります。

今回はここを直進して員弁街道の出発点を通り、駅前で休むことにしました。久しぶりに何時間か歩いて疲れました。

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翌日は三岐鉄道北勢線に沿って、終着駅の阿下喜まで「員弁街道」を歩きます

2022年2月26日(土)晴れ 東海道 四日市宿⇒桑名宿
歩行区間 近鉄四日市駅⇔桑名駅 約15キロ 約4時間

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名駅名古屋駅ではなく、ホテルの看板「桑名駅前」が見切れています(笑)

2022年3月5日 津市の自宅にて更新
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