kotarosandayoneの日記

街道歩きを中心に、風景などをアップしています

お伊勢さん125社めぐり~二見の杜(もり)を訪ねて その1

2022年の夏は天候不順でした。気象庁が早々に「梅雨明け宣言」したものの、家の庭の百日紅は少し花をつけただけで散り、田んぼからは秋の虫のような音色

結局、梅雨明けは「速報値」から「確定値」に(東海地方は1カ月近く後に)大きくずらされました。スーパーコンピューターも当てになりませんな。

愚痴はこの位にして、、

腰の状態が良くないのは運動不足(天候不順による、ここ大事)もあると思って、8月の下旬に晴れ間を見つけ、こちらの本の「二見(ふたみ)めぐり」を参考に、伊勢神宮125社」の摂社や所管社を訪ねてきました。125社についてはこの後記します。

2022年8月28日(日) 伊勢 時々☁

伊勢は今日も30℃を越える予想。前回の五十鈴川~宮川河口を訪ねる旅でも朝早く出発して、お昼に美味しいものを食べてゴールしたので今回も同じパターンで行こうかなと。

伊勢文化舎さんの出版する「お伊勢さん125社めぐり」のページをコピーして、鉄道やバスのダイヤ、コンビニや有名餅店(笑)などの店舗情報を書き込んでいきます。

近鉄宇治山田駅伊勢神宮を訪ねる皇族や要人の乗降駅で、建物の内外装は昭和6年の開業当時の面影を残しています。「駅ピアノ」はちょうど2週間前に設置されたばかりでした!

【リンク】(65) ノスタルジックな駅舎に響き渡る!! 宇治山田駅ピアノで『碧いうさぎ(酒井法子)』を弾いたら、盛大な拍手!! - YouTube

こたろーが大好きな碧いうさぎを弾いていらっしゃる男性の動画を見つけたので一択で。駅構内の音響もサイコーです !(^^)!

(歩き旅がスタートしないくらいの脱線状態です🐾)

宇治山田駅前④のりばで今一色行きを待ちます 「沢村栄治生誕の街」の看板

バス停の真後ろを振り返ったら「度会(わたらい)府庁跡」の文字。明治の初め、一時的に「県庁」クラスの役所がここにあったようです。

いつものように🔎拡大してお読みください。大げさに言うと「今の三重県のなりたち」がこの一枚の説明書きにあります。さすが皇族のお越しになる駅のバス停。

なるほど~と感心していたら、乗るバスがやって来ました。日曜の朝一で、乗車降車とも私ひとりでした(いつも「経済」を回せない人間で本当申し訳ありません)

バスは伊勢神宮内宮の神域を伝う五十鈴川(いすずがわ)下流を横切って、旧二見町内(伊勢市)に入ります。

「汐合(しわい、と読む)」バス停🚏に着きました。読んで字のごとく、五十鈴川と伊勢湾の海水がまじわるの所の様です。ここから歩きのスタートです。

上の地図を拡大しました(お伊勢さん125社めぐり)

今日は「お伊勢さん125社めぐり」のうち「二見地区」のお社をメインに訪ねますが、地図を予習していて「神宮御園(みその)」とあるのを見つけました。調べたら「伊勢神宮の行事でお供えする野菜や果物をここで育てている」というではありませんか!

一般の立ち入りは不可(そりゃそうでしょ)。でも食べてみたいなあ。神宮に奉納される食べ物は何でも最高級ですから。きゅうり一本でもいいから。

格子の間から中を撮影しましたが、何とか無事でした(笑)

「神宮御園」の石柱の裏をみたら、明治三十一年三月開設と彫られていました。

神宮御園の隣にあるのは「二見神社」。名前からして地域を代表する神社っぽいので参道を進みます。

案内によると、江戸中期に京都の伏見稲荷を勧請(かんじょう)してこの地にお祀りしたようです。

身の引き締まるようなパワーを感じました きちんとお参り

川の方向にも鳥居が立っているので、そちらにも足を運びます。きれいに掃き清められています。

すばらしい五十鈴川のほとりでした。風が五十鈴川の上流、内宮方面にす~っと流れていくような気がしました。ここ「汐合」の地で、京都伏見の神様が伊勢の神宮を見守っているのでしょう。

気づいたら、まだスタート地点にいます。でも訪ねて良かった。

「ようこそ二見浦へ」

「伊勢と二見」を結ぶ国道42号 こちらは「しおあいおおはし」の表記

伊勢神宮の所管社である「御塩殿神社」に参る途中に、その塩を作る塩田があります。

「御塩浜(みしおはま)」

ここから「汽水」を引き込むようです。

反対側から見た御塩浜

夏の暑い盛りに、「荒塩」をつくるための「かん水」=濃度の濃い塩水をここで作ります。出来たかん水は、この後に訪ねる「御塩殿神社」に運ばれます。

こちらは「入ってきてもらったら困る汐」から逃れるタワーです。御塩浜のすぐ近くです。

「西」バス停🚏の横にある大クスを右に曲がって、二見浦に向かいます。朝乗車したバスはここまで来ますが、今回ここまで歩いてきて良かったです。

【リンク】神宮の御料と御料地|神宮について|伊勢神宮 (isejingu.or.jp)

神宮にお供えする米や野菜、塩などについての公式ページです。

 

【お伊勢さん125社】

伊勢神宮には神様の「ランク付け」がありまして、

外宮(正宮)1社 ー 別宮4社 ー 摂社16社 ー 末社8社

内宮(正宮)1社 ー 別宮10社 ー 摂社27社 ー 末社16社

さらに、神様に奉納する塩をつくる社や機織りの社などを合わせると125社になります。「おいせさん」とは125社の総称であると言えます。

 

その2に続きます。

(2022年9月4日 津の自宅にて更新)

お伊勢さん125社めぐり~二見の杜(もり)を訪ねて その2 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)

■■