kotarosandayoneの日記

街道歩きを中心に、風景などをアップしています

引退前の「ワイドビュー南紀」に乗って⑤ 紀伊長島から熊野・南紀への旅(了)

「はっじめっての~、海~♬」(ウミガメの赤ちゃんのCM風に)

ワイドビュー南紀号・紀伊勝浦行きは紀伊長島駅で運転停車中です。

今回のシリーズは友人の「南紀号の乗車体験」という設定で、津からここまで1時間15分の旅。南紀号は後ろの山から下って来たという感じです。

ここからは紀州紀伊の国です。

私はこの間に先回りして自家用車で熊野市駅までお出迎えの予定。「こたろー(N村)観光」と呼んでください。

高速道路(自動車専用道路)が熊野まで全通し、特急より車の方が早く着くんです。だからこのブログで鉄道の良いところを応援しています。

彼(彼女)には、あと1時間は車窓からの景色をゆっくり楽しんでもらえたら。

ここからは南紀号の車窓からの写真主体です。

紀伊長島港 マグロ船が何隻も停泊しています。

紀北町の古里(ふるさと)海岸。 

「往復指定席」でこの値段なので誤解なきよう

【海の眺めの良い席を取るポイント】※2023年6月までの場合(←追記)

海側・窓側の席はA/B席 山側の席はC/D席です。なおかつ名古屋→紀伊勝浦の下りでワイドなビュー」を確約したい時は「2号車の偶数のA席」を指定してください。

(紀伊勝浦→名古屋の上りでは奇数のA席となります。お間違えのないように願います)

自由席なら「あっちやこっち」の景色を楽しめる分、「ワイドなビュー」席がひょっとして空いていないという事も考えられます。

横一列の島に見えるが、全部で一つの島「赤野島」です。

海中に突き出た「丸山」(丸山島)新緑がすごかった!

このあたりの景色を上り方面の南紀号から見た写真です。ちょうど熊野古道伊勢路・始神峠(はじかみとうげ)のあたり。

三野瀬(みのせ)駅を通過する南紀紀伊勝浦行き

尾鷲の手前では「奇跡の清流」としてNHKスペシャルでも再放送された銚子川(ちょうしがわ)を渡ります。「川の上流が直接、海に繋がっている」かのような自然地形が数々の奇跡を作り出します。

尾鷲湾の「弁財島」。後ろの山は熊野古道伊勢路では人気の「馬越峠(まごせ)峠」(左側の斜面の途中あたり)と尾鷲の絶景ポイント・天狗倉山(てんくらさん)。

「ガイドマップと共にワイドな車窓を楽しむ旅」も最終コーナーです。

新鹿(あたしか)海岸

「徐福伝説」の残る波田須町(はだすちょう)を行く特急南紀。秦の始皇帝の命によって不老不死の薬を「日の出づる国」に求めた徐福の一行にまつわる伝説です。

波田須の田んぼです。毎年きれいに耕作されています。海岸沿いの数少ない平坦な土地。

ワイドビュー南紀号より先回りして、特急の到着をまちます。駅舎奥の跨線橋に登ってみると。

新型のハイブリッドカー「HC85」が停車していました。2両運転での試運転です。

キハ85系「南紀」が熊野市駅に到着しました。津駅からは約2時間10分の行程でした。皆様もお疲れさまでした。

イカー(トヨタハイブリッドカー)はそのまま、友達を熊野・南紀の旅へとご案内します。

 

ワイドビュー南紀・車窓の旅」企画はここまでなので、後は🍺でも飲みながらリラックスしてご覧ください。

以下、お借りした写真はすべて注釈付きで【リンク】も貼っていきます。

🚙🚙🚙にバトンタッチ。

鬼ヶ城」の公式HPより

上のマップの中央付近、東屋から南方向を見た七里御浜です。昔の人は海岸沿いに歩いて熊野三山を目指したそうです。時には波の危険にさらされながら。

鬼ヶ城跡」展望台 室町時代には地元の豪族が城を構えていました。上の地図の黄色いコースに沿って歩いていきます。世界遺産・鬼ケ城は一度は訪れて欲しいです。

鬼ヶ城」の口コミを見ると「入場料も取らず駐車場もタダ(無料)なのはスゴイ」と複数のコメントがありますが、ここから先、落ちたらタダでは済みません。

友人には「列車を降りたら危ないところを歩くから、車内でのお酒は1杯まで」と。

一番急斜面の所で、下を見ても中々だが、真上を見ると (;´Д`) ほぼ垂直です。

ちょうどこの上あたりに、先ほど私のリュックが置いてあったベンチがあります。

上の2枚の写真は、お互いに2キロも離れていません。不思議だな。

【リンク】世界遺産 鬼ケ城(おにがじょう・三重県熊野市) (onigajyo.jp)

世界遺産・花の窟(はなのいわや)神社。ビートたけしさんも訪れて、その不思議なパワーを感じ取ったという事です。

【リンク」花の窟・花窟神社【はなのいわや】 世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』 (hananoiwaya.com)

では、熊野市から和歌山県熊野本宮大社方面に行きましょう🚙

【リンク】日本の棚田百選 | 丸山千枚田(まるやませんまいだ) | 三重県熊野市紀和町 (maruyamasenmaida.jp)

熊野本宮大社和歌山県田辺市本宮町)写真一番手前の本殿は天照大神です

熊野本宮観光協会のHPより

熊野本宮観光協会のHPより

湯の峰温泉公共浴場は以前はこんな感じで風情があったのですが、、とても熱かった。タオルを腰に巻いて「湯もみ」をしてから入ったものです。

泉質の良さは変わらず。

【リンク】温泉 – 熊野本宮観光協会 (hongu.jp)

川湯温泉「みどりや」の混浴(一応)露天風呂

冬の間だけに出現する、川湯温泉の仙人風呂

【リンク】ペンションあしたの森 – ASHITANOMORI

では熊野川を下って、新宮に入りましょう。(写真は路線バスの車窓からの1枚)

新宮の町の由来となっている「熊野速玉大社」 では「新宮」の「元の宮」は?

こちら、神倉神社。途方もない急な階段を上り下りします。

神倉神社拝殿から新宮のまちを見下ろします。指で🔎して、下のENEOS辺りから見上げると、また驚きます✨

【リンク】摂社神倉神社 - 熊野速玉大社公式サイト|和歌山県新宮市鎮座 根本熊野大権現 世界遺産 (kumanohayatama.jp)

では、新宮駅で「ワイドビュー南紀」と再び合流したという結末にしましょう。

熊野川を特急南紀が渡ります。川の向こうは和歌山県新宮市です。手前が三重県紀宝町

特急停車駅は残り1区間ですが、ここからJR西日本の路線となるので乗務員が交代します。

こちらは、京都・大阪方面から紀伊半島をぐるっと回って終着駅の新宮に到着したJR西日本の「くろしお」です。電車です。マリンブルーのラインが特徴です。

お腹が空いたので、新宮駅前ロータリーの「徐福寿司」さんにGO!

この「本日の熟成ネタ握り」を食べるためにまた新宮に行きたいくらいです!

(2022年7月24日に「ネタ」を更新しました。本日の赤身はキハダマグロ

新宮(那智勝浦・太地)に来たら、やはり鯨ベーコンを食べねば。新宮駅前の「かつ田」さんで新宮の地酒「那智の滝」とともに。

【リンク】第一番 青岸渡寺 : 西国三十三所 (saikoku33.gr.jp)

熊野那智大社世界遺産青岸渡寺と隣り合わせ

熊野古道中辺路(なかへち) 発心門王子(ほっしんもんおうじ)

🐟を下ろして勝浦港を後にするマグロ船

おまけ。

日本サッカー協会のシンボルマークは熊野の神様の使い「ヤタガラス」です。

胸元のワッペンに注目。

熊野本宮大社前の「和歌山県世界遺産センター」には記念のサインボールが展示されていました。釜本さんや、川渕キャプテンの名前が並びます。

トルシエ」の片仮名が可愛い。

日本に近代サッカーを紹介したという「中村覚之助」氏が、那智勝浦町の出身です。

【リンク】中村覚之助(なかむら かくのすけ):熊野出身の有名人 (mikumano.net)

「日本サッカーの生みの親」覚之助の功績を称えて、熊野の神の使いヤタガラスを協会のシンボルマークにしたという事でした。

JR那智駅前には立派な記念碑が立っています。ここで記念撮影をすることに。

⚽⚽⚽⚽⚽⚽ 円安にウイルス、ミ〇イル、日本の危機を救え!!

 

・・・・・。

長らくのお付き合いありがとうございました。こたろー(津市在住:ナカムラミツル

ーブログのネタも尽きたので、また旅に出ようかと思います。

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特急南紀号「ワイドな車窓を楽しむ地図」の無断記載・転載をぜひよろしくお願いします!(笑)

題名【ワイドビュー南紀の思い出】(2013年)■■

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