伊勢文化舎さん発行の「お伊勢さん125社めぐり」のコースガイドを参考に旧二見町(現・伊勢市)をあるく その3です。
2022年8月28日(日)☀️ 続き
夫婦岩にやって来ました。風が海の方角から吹いて来ます。
【伊勢神宮の参拝順序は 二見の夫婦岩⇒外宮⇒内宮 の順に参るのが正しい】
お伊勢さんに参るにはまず二見で心身を清めてから、というのが習わしとなっています。
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)太陽の神と、沖に鎮座する神の石を拝むための鳥居の役目をしているのが夫婦岩(めおといわ)です。
二見興玉神社の本殿は伊勢神宮と同じつくりですが、「お伊勢さん125社」には入っていません。実は私の家にも頂いた夫婦岩の写真パネルがありまして。
ガラスで反射していますが、夫婦岩の間から太陽が上がってきます。
拡大してみると、太陽の右下が欠けているように見えませんか。実は富士山の陰に隠れています。一度は自分の目で観たい!と思います。
【リンク】二見興玉神社「夏至祭」(kankomie.or.jp) (観光三重)
では私のお願いごとをする時間です。
「腰の痛みが和らぎますように」。
写真に写っているのはあくまで「腰」です(お尻ではありません!)。
太陽の形をした丸いしめ縄を「自分の体の悪い部分」にあてて願い奉納するのですが、思わず人前で写真のポーズを取ることに。参拝者も神様もドン引きした事でしょう。申し訳ありません。
いつもはしめ縄を「頭」にこすりつけているのですが、あまりご利益のほどが・・・
参道は夫婦岩と同じ岩の性質の様ですね。横にギザギザと模様があります。
次の125社に参るために国道を渡るのですが、ちょうど歩道橋の上から「伊勢シーパラダイス」のトドのショーを見ることが出来ました。夏休み最終の土日です。
大好物のアジ?をキャッチしたところ。じっと見ている訳にはいかないので・・
二見興玉神社での不体裁が原因なのか、有料のショーをのぞき見したのが悪かったのか、ここから次第に困難(?)が訪れます。
二見町江(え)の集落に入って来ました。「125社」の江神社に参る前に、春は藤棚で有名な太江寺(たいこうじ)に参拝します。
『太陽と入り江のお寺』とも読める事から「二見興玉神社」「江神社」と共にある、神仏習合の地と言えるでしょうか。
階段を駆け上がる風が風鈴を揺らし、蒸し暑さを吹き飛ばしてくれました。
江の集落にある道しるべが「右 あさまみち 左 とばみち」と読めたので喜んでいたのですが、
困難その①『江神社がみつからない』地元の人何人かに声をかけ、犬にほえられながら歩き回ることしばし。本当にこの先にあるのかな??
良かった。神社に突き当たりました。
【江神社】天照大神をお連れした倭姫命が二見の入江に着かれたところを出迎えた神様が祀られています(内宮摂社)。
入江というより山の中(入り口)といった感じの場所でした。しかし、次の125社まいりはもっとハードルが高かった!
「日の出橋」という五十鈴川にかかる橋。五十鈴川はこの上流で2つに分かれて海に流れ込み、こちらが派川(はせん)という事になっていますが、昔は本流だったようです。
「世界最大の電子辞書」によると約500年前の南海トラフ3連動型地震によって五十鈴川の流れが変わり、地図の左の幅広い川が本流になったそうです。恐ろしい~。
ガイドブックを見て、舗装道路ではない坂道を上ると思って靴ひもを結び直したのですが。
困難その② 『次の125社がまさか、山のてっぺんにあるとは!』
さっきの「江神社」への道よりよっぽど心細い・・
良かった。神社の入り口に着いた。と思ったらとんでもない!ここから山道の260段の階段を登ります。
【神前神社(こうざきじんじゃ)】内宮摂社 おなじく倭姫命を出迎えられた神様ですが、海岸の守護の神様のはず。それが山のてっぺんにあるとは。
もともとは海岸にまつられていたそうですが、川の流れを変えるような地震と津波で流されたのでしょう。ここなら絶対に大丈夫です。(標高約80メートル)
「20年にいちどのお引越し」でこの神社を担当する人は大変です。私の歩いてきた道をご用材を担いで上がらなくてはいけません。
神前神社に参る時は、少々覚悟してください。あの山の上です。
二見興玉神社~太江寺~江神社~神前神社のルートはこんな感じ。「お伊勢さん125社めぐり」の地図を拝借しています。このあと、ルート通りに松下社~粟皇子神社に参るつもりだったのですが、
困難その③『沼地につかまり、コンプリート出来ず』
松下社(まつしたやしろ)「蘇民将来」の伝説が残る、二見松下の氏神様
【リンク】伊勢市観光協会 松下社 | 公益社団法人 伊勢市観光協会 (ise-kanko.jp)
最後の125社への道のりは林道で歩きやすい道だと思っていたのですが。
こちらはグーグルマップの航空写真です。森を抜け、海岸まであと200メートル位の所で沼地に出て、葦は生い茂って道をふさぎ、踏み出したゴアテックスの靴の中に泥水が入ってきたところで終了しました。残念。もと来た道を引き返し、松下駅から汽車に乗って伊勢市駅経由で津にかえりました。リベンジせねば。
快速列車は通過していきます。時速80キロ以上(推定)。
私以外にも学生さんが1人乗車。帰りは上の地図を見ながら帰りました。「江神社」やこの日最初に参拝した「二見神社」の横を過ぎていきました。色々あってすっかりくたびれてしまいました。
🏁🏁🏁【追伸】2022年10月2日(日)☀晴れ
10月の3連休や全国旅行支援での賑わいの前にと、伊勢神宮の外宮と、前回の125社・二見めぐりでたどり着けなかった1社を回る事にしました。(もちろん車で)
伊勢志摩鳥羽の旅館 旅荘 海の蝶(うみのちょう)【公式HP】 (uminochou.com)
125社に参るのに、お散歩コースの絵地図と道順を教えてもらいました。
目指す125社は渚に佇むように建っています。
【粟皇子神社(あわみこじんじゃ)】内宮摂社 天照大神を伊勢の地に案内した倭姫命(やまとひめのみこと)。その倭姫命にお食事(海産物?)をささげた神様を祀っています。
ほとんど人気(ひとけ)のない、素晴らしいロケーションです。一度訪れてみてはいかがでしょうか。
2022年10月9日(日)3年ぶりの開催 F1日本グランプリ 決勝の日に更新
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