11月3連休の中日(なかび)に歯医者の予約を入れてしまいました😬🦷🏥
その2週前の事。同行さんとの街道歩き(その3)を翌週に控えて、「生駒に歩いてゴールしたら、その続きは日を改めて生駒ケーブルカーに乗ってみたいな」と思っていました。週刊誌の特集記事によると生駒山の山頂には「飛行塔」という 日本最古の絶景アトラクション があるらしい。
「週間大衆」11月6日号©双葉社2023
「Z世代も夢中!」かどうかはわからんが、それ以外の「昭和レトロの名所」も眺めていると、関西の地図がぼ~っと浮かんできた。
【頭の中👉】・・奈良(遊園地)⇒大阪(喫茶)⇒高槻(再び遊園地)⇒京都(再び喫茶)💡💡
電車を使って奈良から大阪、京都と時計回りに一周すれば、この記事の場所を反時計回りにいっぺんに移動できるやん?!…やる気がムクムクと沸いて来ました自称「X世代」の人間であります。
(せやけど、津から日帰りでは無理やわ。人気の店や遊具やったら秋の3連休で絶対混んでるし。)そしたら旅行サイトで歯医者の日に奈良駅前で安く泊まれる所が見つかった。「あと1部屋です。」
さっそくポチっと押して、「生駒山上遊園地」のサイトを見たら
「飛行塔は修理の箇所が出てしばらく運転を休止します。ご了承願います」。新喜劇みたいに椅子から落ちました。
生駒山にはテレビの電波塔もようけ(沢山)建ってるけど、飛行塔は今も生駒山上遊園地のシンボルなんや~。もし動いとってもオッサンひとりで乗るのはキツいし、鉄塔だけでも見て来るわ。
このアングルでみると、ご存じナニワのエッフェル塔「通天閣」を思い起こしますわ。
どのみち生駒の後で大阪へ行くけどな。週刊誌の記事の「喫茶ドレミ」は通天閣の足元で営業と書いてある。
関西弁は文字にするとうっとしい(という人もおる)けど、心はもう関西に飛んでます🛩️🛩️。飛行塔だけに。
2023年11月4日(土)⛅ 奈良市の最高気温 25.2℃
当日。歯医者が早く済んだので、予約した近鉄特急を前倒しできるかと検索したらさすがに近いところの時刻は席がなく、出発地点の津駅で時間をつぶしました。
そしたら近鉄の全車両でも2編成しかないという「アーバンライナーNEXT」がやって来た。ついてますわ。
まあNEXTいうてもデビューしたのは2002年。だいぶ前や。人間で言うたら、おっと「Z世代」やんか。あなどれんわ。私も21歳の時があったがなあ。
6両編成の内、大阪行き最後尾は「デラックスシート」で、ここではしゃべらんと静かにしとるのが暗黙の了解、寝たり静かに過ごしたい人が余計にお金を払って乗る。もしペラペラしゃべっとったらヒンシュクもんですわ。
大和八木~大和西大寺で乗り継いで奈良線に入りました。大阪方面行きの快速急行に乗ったら電車の中が若草山でした。
こちらは奈良公園の藤棚の風景。ラッピング列車の「ならしかトレイン」は2022年12月から運行をはじめたばかりで、奈良~神戸三宮を走る電車の中で2編成のみという。これまたついとるわ~。
生駒でケーブルカーの「ミケ」に乗り換え、途中で「ブル」とすれ違う。観光用のケーブルカーに見えるけど山の斜面には沢山の住宅があって、平日は通勤や通学客が乗り込みます。
【生駒ケーブル】日本初のケーブルカーとして大正7年(1918年)に誕生。昭和元年に複線化、3年後の昭和4年(1929年)に、生駒山上遊園地の開園と同時にケーブルが山上まで伸びたそうです。
生駒ケーブルに乗るだけでも十分に昭和ロマン(大正ロマン?)を感じます。さて山上遊園地に着いてみると。
飛行塔が運転しています🛩️🛩️ ヤッホー!!(⇦昭和っぽい?)
実は出発の2日前に遊園地のHPを見たところ「11/28 運転を再開しました」。3連休に合わせて急ピッチで修理してくれたみたいです。皆さん大喜びだったでしょう。
「飛行塔」が動いとっても恥ずかしいで乗らん言うてましたが、取り消し。40分並びました。
搭乗の列に並んでくるくる回転する飛行機を見上げて思いました。この構造はスゴイぞ!
飛行機同士がワイヤーでつながれている ⇒ 動き出す ⇒ 遠心力で膨らもうとする ⇒ お互いがワイヤーで引っ張り合い機体が安定する 常にテンションがかかっているので風が吹いても揺れない!
これは世紀の大発見です!!(笑)いや「発明」した人を称えるべきでしょう。
これには万有引力の法則を発見したニュートンも地動説を唱えたコペルニクスもビックリ仰天!!果ては国際宇宙ステーションの技術者も(もうエエわ)。
とにかく飛行機の安定感は乗ってみてさらに感じました。
「オヤジひとり・・」少なくとも「同〇(異口同音)」はされた事でしょう。(すいませんブログの取材です・・ひとり言)
飛行機は回りながらゆっくりと高度を上げていきます。飛行塔のトリビアはナンボでもあって、第二次世界大戦中には防空監視塔に使われたおかげで「金属回収令(鉄の供出)」が下されず、塔の取り壊しを免れたそうです。
こうやってくるくる回りながら🔭偵察していたのでしょうか?
そんな訳ないやろ。目立っとるお前から先に撃墜されるわ。
とにかく、「金属回収令」では旧国鉄の御殿場線の様に、人や物を運ぶライフラインの線路まではがされたというから、監視塔に使われなければ遊園地の遊具など真っ先に標的(敵軍ではなく日本軍)にされていたに違いない。深い。
さらに令和の朝ドラでのトリビアがあります。
このシーンは昭和ではなく1994年(平成6年)の設定ですが、模型飛行機がうまく飛ばなくて凹んでいた女の子。工場の経営に悩むお父さんが「生駒山上の遊園地に連れていく」という約束を果たす回です。
東大阪の町を眼下に眺めながら、女の子は大空への思いを熱くし、お父さんも「自分も頑張らんとあかんな」と決意を新たにしたそうです。エエ話やな。
©「舞いあがれ!」のシーンと同じアングル📷で撮りました!
顔スタンプを使いましたが、皆さんの顔もまんま、この表情でした☺
昭和の初期に誕生した遊園地内では、令和に生まれた子供たちの歓声で一杯。親子3世代で楽しむ人も多く、ベビーカーや抱かれている子たちは将来「何世代」と呼ばれるんやろ。
雑誌の企画にヒントを得た「昭和レトロの旅」。最初の飛行塔のくだりで燃え尽きたので(墜落してません)、今晩の奈良泊まりも楽しみなのですが、特別編その2に続きます。「生駒山上遊園地」に続き、あと3つ達成せねば。
「週間大衆」11月6日号©双葉社2023
2023年11月19日 最終更新 ■■
(続きはコチラ⇩)
昭和ロマンよ、いつまでもー。奈良の街道歩き:特別編(2) - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)