こたろーさんの日記📓🖊 通算99回目です!
前回に続いて、昭和ロマンを求めて奈良から 大阪⇒京都とまわり、最後は観光特急「あおによし」にも乗りたいと思います。宜しくお願いします。
「令和の時代、スマホでポイントが付く以外はたいして良いことないよね~」などと世を憂いていたのですが、家族で楽しむ昔ながらの遊園地の風景に浸れたのでなんだか安心して、生駒山を下りる事にしました。
近鉄生駒駅に戻ったら、「宇宙船」みたいな電車に遭遇。一気に令和に引き戻されました(笑)。ここから今日の宿泊地、奈良(ならまち)に向かいます。
近鉄奈良駅「1番出口」から振り返ったところ。奈良市のメインストリート・大宮通り。
旅行サイトでみつけた「国際観光旅館 奈良白鹿荘」さん。「昭和ロマンの旅」だからではなく、土日祝日でも料金設定が同じなのにひかれたからです。近鉄奈良駅出口から徒歩3分 なのに静か 立地も申し分ない。
部屋に通されたら、もうお布団を敷いてくれてありました。これは伝統的な日本旅館の宿泊サービス。1人だったから足の踏み場はあったけど、例えば3人だったらどう配置するのだろう。
部屋の奥には広縁(ひろえん)があって。
そちら側からみるとこんな感じ。8畳間+やや小さい4畳敷きの広縁でゆっくりできます。
この旅館は夕食も部屋出しで、机にお料理を並べている間に宿泊客は広縁に「避難?」する仕組みなのでしょう。
昔と違って禁煙ですから、ボヤ騒ぎでここから消防隊員が進入してくることもないでしょう。旅館の前の通りは観光客や奈良女子大の学生さん(たぶん)達が行き来します。
旅館では約款が机の上に置いてあったりするので目を通します。昭和60年以降改正を重ねています。政府登録旅館では改正の度に(現在は観光庁に)届けるそうです。
日が落ちる前にひと風呂浴びて(←昭和っぽい?)、そろそろお出かけしようと思います。今回は朝食のみのプランでした。部屋出し夕食はせめて「2人」以上でないとね~。
「toi印食店」という店をグー〇ルマップで見つけて、旅館から1~2分なので覗こうとしたら夕闇の中にもう人が並んでいる。観光客というより常連さんぽい。これは期待できそうだ。並ぶことにしました。1人は身軽でいいな~(自問自答)。
屋外の明かりもついたらオープンです。カウンター主体で席の真上はこんな感じ。
本日の🍛から「1種~4種盛り」とあって、辛くて残したらアカンと思って「3種盛り」に🍺(あくまで水代わり)をオーダー。しばらくして運ばれて来ました。
というワタクシのような初心者のためにちゃんと説明書きがあります。「このカレーは何ですか」と尋ね(られ)る必要がありません。
食べるより読む方が忙しかった~というのは冗談で、確かに辛いけど、美味しい。古都奈良のど真ん中で本格的な「印食店」とはこれ如何に??
「インドからの仏教伝来 という事でカレーを食べた」という話にしておきます。
toi印食店(@toi_insyokuten) • Instagram写真と動画 【外部リンク】
夕食を済まして、一番の賑わい通り「東向商店街」の写真をパチリ。
なんでこのような名前かというと、通りの東側(写真では向かって左側)に興福寺があるのですが、通りの建物正面がすべて興福寺の方(東向き)に建っていた事にちなんでいるそうです。
その後、通りの反対側(西向き)のお店も立ち並ぶようになりましたが、今でもその名前が残っている訳で。
「興福寺に背を向けて営業してはならない。」というか、昔の通りが「お寺の境内の西の境」だったのでしょうね。意味が伝わりますか、どうか。
「東向(ひがしむき)北通り」(ややこしい)を通って部屋に戻ると日本シリーズ第6戦が始まっていました。
猛虎🐯VS🐃猛牛ですね。毎日放送(4ch)で音量を上げ過ぎないようにして旅館でTV観戦。生駒山の向こう側では熱戦が。
京セラドームへ戻っての第6戦で、王手をかけている阪神タイガースの応援が本拠地オリックスの応援をしのぐほどの勢いでしたが、🐃エースの山本由伸が1試合14奪三振のシリーズ新記録を作って3勝3敗の五分に戻しました。試合が進むにつれ、すごい球がストライクゾーンギリギリに決まっていました。
明日もある事だし、そろそろ休もうかな。
2023年11月5日(日)☀晴れ 大阪の最高気温27.9℃
前回の奈良街道歩きで同行さんが「郷土料理の茶粥」を美味しそうにすすっていたので、朝食に選んだ「茶粥定食」。美味しかった。ここで茶粥リベンジ出来ました。
旅館の公式HPをリンクさせてもらいますね。
奈良の旅館【奈良白鹿荘】 | 奈良で旅館・宿泊・宴会なら (hakushikaso.co.jp)
では今日の予定です。(赤☑は達成済み)「週間大衆」11月6日号©双葉社2023
近鉄奈良線で大阪のミナミに出て、通天閣の真下にあるパーラー喫茶で「プリンローヤル」を食べて、阪急電車で高槻に途中下車して、京都河原町の喫茶店で「ゼリーポンチ」を食べる。今日も昭和満載の香りがしますわ。
近鉄大阪難波駅から大阪メトロ御堂筋線に乗り換えました。最初に来た電車が天王寺駅止まりで、その先に行きたかったので動物園前駅で一旦下車。
ホームにいろいろな動物がデザインされていて、ちょうど下りたドアの所が「猿」だったのですが、電車が行った後にスピーカーから「キイキイ」いう鳴き声が聞こえてくる。凝ってますわ。
またも今回のテーマに合わせて(ひつこいな)ここで下車した訳ではなくて、日本シリーズでも活躍したオリックスの廣岡大志(ひろおかたいし)選手の実家があるというのでやって来ました。
たしかこの辺やろうな~と商店街に差し掛かったら「揚げ物🍤の匂い」ですぐわかりましたわ。
「廣岡精肉店」はまだ開店前です。私の気配に気が付いたのか、店員さんが「朝10時半からの開店です」というボードを出してくれました。気を使わせてすいません。廣岡選手って今年(2023)の途中までジャイアンツにいましたよね。
噂ではご主人?が店ではオリックスのユニフォーム姿らしいが、半年前までは大阪で巨人のユニフォーム着てたんやろか?別にかまへんけど。
日本シリーズの行方は今日の最終第7戦にもつれ込んでいたので、コロッケ、いや、メンチカツ(勝つ)を買うて自宅で応援しようと思ったのですが、匂いだけ嗅いでお店を後にしました。
もう少し待っていたらお店の前には行列が出来て、京セラドームの一塁側スタンドでは廣岡メンチカツの匂いがしていたに違いない。
王子というのは「みやこ」から熊野詣でに向かう皇族の先達が儀礼を行ったという社であり、大阪天満橋から熊野那智大社に至る途中に「九十九王子」があったとされていて阿倍王子(あべのおうじ)はその一つです。
平安時代の陰陽師(おんみょうじ)として知られる安倍晴明はここの生まれだと伝えられています。もともとの家は「阿倍」と書いていたようですが。
陰陽師というのは一種の官職で、時の天皇から占いを命ぜられたのは40歳を過ぎたころでずいぶん「遅咲き」だった事がわかります。
占いの結果いかんによってはその後の世の中に影響を及ぼす、大変責任重大なおつとめだろうと思うのですが。だから「若僧?」では務まらんのかな。
上の晴明像の足元にいる白い狐は晴明のお母さんだそうです。気になる方は調べてみてください。
「安倍晴明顕彰会」の活動で、本日は日曜日鑑定の日。しかし時間やら何やら節約する事にして、次に進みます。ここから天王寺まではチンチン電車🚋に乗って戻ります。
大阪と堺を結ぶ「阪堺電車(はんかいでんしゃ)」は同音異義語をもじって半〇電車、などとネタにされる事もありますが、壊れかけどころかニュートラムも走っています。
私は「天王寺駅前駅」方面に乗りました。車両の前後に運転席が付いていますが、こんな感じ。
今の電車と違い、ブレーキハンドルが取り外し式です。こちらは取り外されています。
道路信号に従って止まりますが、電車の前を横切るのは慣れないと怖い気がします。
複線なのに終端の駅が単線、というのは他の市電でも見た事があるけど、始発電車が出て行くまでホームに入れません・・
2分位待ったかな。やっと空きました。
大阪人はせわしいイメージがあるのに、これはイライラせんのやろうかと思いました。ちなみに横断歩道からひょいっとホームに入ったら「捕まる」そうです。
「天王寺駅前駅」のホームを上から見たところ。道路のど真ん中で、上階の「阿倍野歩道橋」か、地下からしかアクセスできない。
よう考えてみたら「天王寺駅前」駅、って駅というよりバス停🚏🚌みたい。遠慮深いな、(笑) と思いましたわ。
「新世界」というたら、串カツや通天閣のイメージやけど、そもそも「新世界」ってどいういう意味なの? 大阪市の刊行物によると
【新世界の名はパリと ニューヨークを足して2で割ったような新名所をめざしたのが由来ともいわれています。エッフェル塔を模した通天閣と同様、周辺の放射状にのびた街区もパリの街をモデルにしており、、】
地元大阪のみなさんは知っていましたか?
新世界の南玄関「ジャンジャン横丁」です。
午前中から立ち飲みのお客さんで一杯。交代で空いた席?に入るため多人数での来店は客側も遠慮するそうです。2人組が多いんかな。
名物店「きてや こうて屋」というディスカウントストアですが、こんなん「こうても着られへん」(私の感想です)。中には「酒しか信じない。」「酒がワ〇チン」などというとんでもないTシャツも売っていたそうです。コワイ。
スマートボール。これは平成生まれの人は分からんでしょう。
こんなやつ。1回100円の割にはー。
「18歳未満 保護者同伴でもお断り」。景品交換があるからアカンのでしょうか?「ホンマかいなぁ」と思いながらドアに手をかけると
念押しされました☺️
動画で公開出来ないのが残念。この釘の穴に入れるのは大変で、上の左右にある「5」という穴に(入らなさそうでしょ)偶然入って、5個出て来ましたが、ゆっくりやっても3分位で100円すりました(負けました)。
ここは親子でOKなようです。入口には見慣れた「飛び出し坊や」の看板が・・
ボッチャンが100円握って「飛び入ろうと」しています。
「大阪のパリ(ニューヨーク)」。こちらは中国人観光客がターゲットの様です。
ようやく、「ナニワのエッフェル塔🗼」通天閣が見えて来ました。避雷針を含めて高さ108メートル。
1912年(明治45年)に初代通天閣が出来て、戦災を経て1956年(昭和31年)に二代目が再建されたそうです。私(こたろー)の10歳年上やな。
この通天閣の足元(ホンマに足元)に目指すパーラー喫茶があります。その名も「ドレミ」さん。
パリの放射状に整備された道にそって「ドレミ」は細くカットしたショートケーキみたいな建物の形をしていて、左右両面に食品サンプルがあります。
昭和の時代は「投稿」とかないから。目の前の食品サンプルで決断!
喫茶ドレミだけに「ドレドレ見れ見れ ♪」。
・・運よく座れました。今では小さめの4人掛けに仲良く座っている姿は本当に「マ〇ドもミ〇ドも近くにない、駅前の喫茶店」で休みの日に家族でくつろいでいる昭和の風景そのもの!といった雰囲気でした。
と言いながら、注文するのは決めています。「プリンローヤルは必食」と書いていましたから。「口コミで見て来たんやろ」と思われますが、違うもん。週刊誌の記事やもん。
「これが噂の」プリンローヤル 1000円。プリンアラモードとどう違うの?と思って、「プリンアラモード」を調べたら直訳で「流行のプリン」。
さらに豪華な名前にしようと、プリンローヤル(王室のプリン)と名付けたのか、どうか。
そんなに待たずに「ローヤル」が席に運ばれてきて、思わずのぞき込もうとしたら、カウンターの向こうに戻って行った。何でまた。
「マスター。リンゴが乗ってません」「ゴメンゴメン💦」思わずプッと笑ろてもうた。
よう気づいてくれました。写真は「2度目に登場」してから撮影したけど、確かにこれでリンゴ乗ってなかったら寂しいもんな。分からんと食べたやろうけど。
1967年(昭和42年)開業のパーラー喫茶「ドレミ」さんはきょうも、なにわのエッフェル塔の真下で元気に営業してます。大阪のパリ・新世界に行ったらぜひ思い出してください。
「週間大衆」11月6日号©双葉社2023
これで特集記事の2カ所を制覇。この後は大阪メトロと阪急を乗り継いで高槻~京都河原町。その3に続きます。次回はまた。
2023年11月19日(日)初回更新■■ (続きはコチラ↓)
昭和ロマンの‟ラスボス”は碧く輝く。奈良の街道歩き:特別編(3) - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)