2024年2月2日(仏滅)
堺市役所を起点に赤い線のルートを歩いて、世界遺産「百舌鳥(もず)古墳群」のナンバー2、履中天皇陵にやって来ました。
堀の幅は広くて、平均60~70m。大きな川にも見える
前方後円墳「前方」の角に立つとなんとか墳丘全体が視野に入りました。
【履中(りちゅう)天皇陵】古墳丘の長さが365m。仁徳陵、羽曳野市の応神天皇陵に次いで全国第3位の大きさ。世界遺産。百舌鳥古墳群の中では最も初期に作られたとされる前方後円墳で、宮内庁が第17代 履中天皇の墓と定めている。
古墳の西側に沿って歩きます。住宅のあるところにはかつて外堀があって、水を湛えていない空堀であったと考えられています。
仁徳天皇陵の正面に着きました。ここから中には入れません。履中天皇陵の拝礼所(⇩)も大きかったが比較してみると。
⇧こちらの方がちょっとでも古墳に近い分だけ、親しみが持てるような。
【仁徳天皇陵】古墳丘の長さが486mで日本最大の前方後円墳です。広さは約47万平方メートルで、よく広さを「東京ドーム何個分」とか表現しますがここは大阪。違うモンに例えるけど、びっくりせんといてや。
テーマパークは新しいエリアが出来る度に敷地が広がっていくから、現在はユニバの方が広くなっていますが、それにしてもさすが、世界最大のお墓。
関係ないけど、大阪・和歌山の人はユニバーサルスタジオジャパン(USJ)の事を「ユニバ」と略します。マクドナルドはもちろん「マクド」。三重県の人間は「USJ」と英語読みが多いかな。
第16代仁徳天皇陵の外堀を泳ぐ鳥たち。
【問題】仁徳天皇陵の周囲は何m(キロ)あるでしょう。(ヒント⇩ )
「後円」の頂上付近にやってきました。歩道橋に「西高野街道」と書いてある。橋の上から写真を撮りました。
7年前にも同じ場所から写真を撮りました。こちらです。
懐かしいです🍙
預けていたリュックを手に、ホテルの部屋にチェックインしました。
時刻は午後5時40分。日も暮れて来ました。部屋から向かいの市役所を眺めながら「まてよ、展望フロアは夜7時まで開いているから夜景🌙が見られる」。さっと夕食を済ませば丁度良いかも。
周りにはいくらでもお店があるんやけど、決めていた駅百貨店の寿司屋へGO!
お勘定をして、成城石井でワインとつまみを買って、部屋に戻らず市役所にGO!
大阪方面 遠くにハルカス~🏢
夜7時にエレベーターが停まるので慌てて降りました。でも良かった。得した
赤いのはニンニクではなく、モッツァレラチーズ🧀。そこまで体力をチャージする必要は特にない(笑)
宿泊ホテルは朝食ダイニングの代わりに近くのお店と提携。私は同ビルの吉牛(𠮷野家)にしました。「牛丼🐮か~久しぶりやな。朝から」と思いつつお風呂に入って寝ました。★★★★★★★彡
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明けて2024年2月3日(土)大安 節分👹
牛丼ではなく「朝定」でした。ご飯の上にかけて「納豆牛丼」にして食べましたが。
今日は南海中百舌鳥(なかもず)駅から近鉄上ノ太子(かみのたいし)駅までのほぼ平坦な約16キロ。これで竹内街道~横大路(最古の官道)を全部歩く事になります。
【金岡神社(かなおかじんじゃ)】平安時代の宮廷絵師を祀る。神社の所から旧大坂・難波宮(なにわのみや)に通じる大道があったという。
大化の改新の後、難波宮→藤原京→平城京⇔難波宮→長岡京→平安京 と天皇(みやこ)が行ったり来たりするたびに、ここの交差点を曲がっていたとするとロマンなんですが。
「右 ひらの 大坂 道 l 左 さかい 道 l 左 さやま 三日市 かうや(高野)道 寛政九年 いせ講中」と刻まれています。
「左 ふちい寺 上太子 やまと 道」とある。上ノ太子駅(羽曳野市)に向かうこたろー、たいへん励まされる。
日吉神社と大師堂の並ぶあたりにも伊勢講が建てた灯籠があります。
【伊勢講(中)とは】お伊勢参りに誰でも行けるようにお金を積み立て、順番に行けるようにする伊勢信仰の集団の事。自主的な旅行代理店のような働きや、街道に灯籠を寄進するなどの活動を行う。(個人の解釈を含みます)
「伊勢橋」と古い親柱が飾ってありました。
カラー舗装された狭い道を進んで行くと・・
その名も「日本武尊白鳥陵古墳」が目の前に。世界遺産「古市古墳群」の一角を形成します。
ヤマトタケルの白鳥伝説ーこちらも伊勢の国とのかかわりが記されています。旅先で縁を感じる事ってありますよね~。
QRコードを読み取って再生したのがこちら。(音が出ます)
空撮に勝るものはないけれど・・・目の高さからみても古墳丘のこんもりした様子や広い堀などは一級の古墳だと感じさせられました。
お天気の良い土曜という事で、写真を撮りに来た人、古墳周りのロウバイを見ながら散歩する人、何人かとお話しできました。
古市駅は南大阪線と長野線の乗換駅 昔も街道が交わる地点で名の通り、古代から市が立ち、たいへんな賑わいだったようです。
さて、羽曳野市はぶどう🍇の一大生産地なんですが、その手前に
長かった横大路~竹内街道歩きもあと少しです。桜井市~堺市の間、各地で古墳巡りに時間を費やし? のべ4日かかりました。
南北朝時代に掘られたという石仏の十一面観音菩薩立像に線香を手向けました。ここまで順調でした。
では竹内街道筋、最後のご紹介🍇です。
街道の横道、狭い路地をぬけていくと突然ワイナリーが出現。
「このあたりはぶどうの産地なんですね」お店のスタッフに尋ねる。
「2000万年前に二上山が噴火して、火山灰が羽曳野に降り積もったの。それでぶどうの生産に適した土壌となったのよ。」「なるほど、ヨーロッパでも畑に等級とかありますもんね。」つたない知識で話を合わせる。
(どれもおススメだろう、と思いつつ)「どれがおススメですか」と尋ねてみると。
「それはやっぱりデラウエア。新酒ですよ!」羽曳野のワインの入門編といった所か。
「堺から歩いて来たんですよ。上ノ太子駅がゴールで。」「ここから40分位かかるよ。デラウエアの畑は剪定してあるけど、そこら一帯ブドウ畑やから見て行って」
ワインのビニールハウスが、スキーのゲレンデの様に斜面に広がっている。
駅に近づくにつれ、細い街道は坂道になって来る。私の背中にはこちらの銘柄が1本刺さっている。(満タンなので音はしません)
大阪府はぶどう栽培が盛んで、デラウエアにかぎると全国3位の生産量なのだという。それもすごいが、子供のころから親しんでいる「たねなしぶどう」がワインになるなんてこの年まで知らなかった。
街道歩きの最後で仕入れたワインを含んで感動に酔いしれたいものの、さすがに車中でという訳にはいかない。いつもの「宅飲み友達」に来てもらって試飲会を行う事に。
国際親善試合🥂 🇯🇵日本ーチリ🇨🇱 2月10日(土)午後1時 こたろーの自宅でキックオフ🍇🍇
【日本】品種:デラウエア ラベル:二上山から登る朝日 【チリ】品種:ソーヴィニヨン・ブラン ラベル:アンデス山麓
「コルクが開くかどうか心配で」と正直に?打ち明けました。飲み口はゴツンとくるけど、ス~ッと抜けていく。そしてデラウエアの甘みがじわじわ来る。デラウエア2023、感想は「でらうめえや。」
「そんな事より、ワインの販売所が知りたいよ」👉河内ワイン | 大阪 羽曳野市 河内のワイナリー (kawachi-wine.co.jp)
「最古の官道」シリーズはこちら、その①からお願いします。
奈良・大阪の街道歩き/歩き旅 カテゴリーの記事一覧 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)
【続編】エピソードⅠ 公開しました🐃
「最古の官道」シリーズ エピソードⅠ 大阪藤井寺の夜に大コーフン🥃💕編 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)
■■ 2024年2月26日(月)最終更新