「ビワイチウォーキング」の冊子を手にしてからもう7~8年経ちますが、このほど思い立ち、自分の足で琵琶湖を一周するのに何日かかるかシュミレーションしたところ、のべ10日間を要する事がわかりました。これはしばらく楽しめそうだな。
その①は、彦根市をスタートして、近江八幡市の長命寺(ちょうめいじ)の前まで来て、バスで八幡駅まで戻って一泊したところまでです。翌日はその続きを歩きます。
きのうは荒れた天気だったけれど、今日は回復して、ホテルの窓からも湖の対岸の比良山系が良く見える、と思ったら?
ここのところ、季節を先取りする暖かさが続いていたので、良いものを見ました。まあ、あそこまで登る訳ではないし。
ところが、昨日参拝出来なかった長命寺には「808段の石段」が待ち構えているのです。
2023年4月9日(日)☀晴れ 最高気温18.1℃(大津)
「一丁目1番地」など住所で使われる丁は距離の単位で、1丁=約109mだそうです。808段の階段が600m続く??
まあ、なんとかなるだろうと思って登り始めたらかなり急な階段で。
この先は「階段の踊り場」みたいなひと息つけるところもほとんどなくて、私は「マスクなし・杖あり」。ほかの参拝者の方は「その逆」。よ~やるわ。
【西国三十三所 第三十一番札所 長命寺(ちょうめいじ)】(リンクは後で)
お寺の歴史は神話時代にさかのぼり、第12代景行天皇に仕えた「武内宿彌(たけのうちすくね)」が山に登って長寿を祈ったところ300年以上の寿命を得ることになり6代の天皇に仕えたという事です。その後聖徳太子が最初の伽藍をつくったと伝えられています。
日本書紀によると武内宿彌が最初に仕えた景行天皇も「143歳没」とあるから、長命寺で参拝すれば健康長寿はかなうはずです。。
本堂からは眼下に琵琶湖の景色がひろがります。この景色にたどり着くには808段階段のアルバイトが必要ですが。
第三十一番 長命寺 : 西国三十三所 (saikoku33.gr.jp)【外部リンク】
聖徳太子ゆかりの千手十一面聖観世音菩薩は格子の外からの参拝となります。
注意書きを見ると「早突き(連続して突く事)はご遠慮ください」と書いてあり、突いても良いのだと思い、、
ゴオオ~ン(鐘の音)
想像していたのとまったく変わらない鐘の音が長命寺山に響き渡りました(そんなに強く突いてません)。
まだ「歩きビワイチ」2日目のスタート地点にいるので、この後の事を考えると下りの階段でつまづく訳にもいかないし、つづら折りの車道を下りました。すれ違えるほどの道幅もないので、車で入山する方はお気を付けください。
長命寺港に下りて来ました。近くには近江八幡名物の「水郷めぐり」の船も停まっています。お客さんは戻って来ているでしょうか。
さて今日は何人のサイクリストと出会えるかな?
この日の気温は午前9時半現在で12℃、風は無風と「1年でいちばん」位のサイクリング日和。私も走りたくなりました。自転車のハンドルではなく、トレッキングポールを両手に握っています。
午前10時半になりました。今朝積もった山の雪がかすかに残っていました。
青い空に青い湖。いつもの琵琶湖の風景ですが、目の前に突然真っ赤なテーマパークが出現。
もともと琵琶湖のアユにちなんだ「鮎家の郷」という施設でしたが、いつのまにか「かねふくめんたいパークびわ湖」という施設に変わっていました。物産やフードコートの他にアミューズメント施設もあって子供連れにはちょうど良いかも。
びわ湖に注ぐ川で最も大きな野洲川(やすがわ)を渡ります。橋の上からみた川が湖の一部にみえる位広い。
【外部リンク】滋賀県道路公社/琵琶湖大橋有料道路 (shiga-dourokousha.or.jp)
昭和39年(1964年・東京五輪の年)に供用開始、通行料金を徴収していますが、2034年に償還期間を終えて無料化の予定です。
「自転車、リヤカー等、歩行者は無料です」(HPより) わ~い。ちなみに原付バイクは10円です。(タダにしたれよ~)
さっきから車とすれ違う度、音楽が聞こえるなあ~と思っていて思い出しました。滋賀県民なら誰でも知っているという、「琵琶湖周航の歌」です。
【外部リンク】(8) 加藤登紀子 - 琵琶湖周航の歌 - YouTube
この歌は大正6年・当時の三高(京都大学)ボート部の学生が考えた詩に音楽を乗せて出来たといい、何人かの人がレコードを出していますが、加藤登紀子さんの歌は中高年の心にしみます(涙)。さて、「滋賀ナンバーの車のカーステレオから音楽が流れている」のではなく、、
道路の溝に通行中の車のタイヤが接触して音が出るそうです。しかも「制限速度の60キロ以内でないと音が出ない」そうです!なんという不思議!!
というか安全装置??
33と1/3回転のレコードを45回転で回した様には聞こえないという事ですね?(例えが中高年向け)
🎵 われは湖(うみ)の子 さすらいの
旅にしあれば しみじみと
昇る狭霧(さぎり)や さざなみの
志賀の都よ いざさらば
歌詞の権利は1954年に消滅しているそうです(電子辞書による)。誰ですか?「われは海の子」のパクリだなんて言っているのは? 確かに「海の子」の方が古いですが(明治の歌)
ボートでも、自転車でもなく、徒歩で琵琶湖を周遊しますが、あしたは仕事があるので一旦帰って出直してきます。
「歩きビワイチ」2日目 2023.4.9 長命寺(近江八幡市)~堅田 約34000歩
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2023年4月23日(日)☀晴れ
なぜ、佐川急便のマークを借りて始まったかというと、スタートのJR関駅(亀山市)ではこのような上天気、今日も旅は順調~かと思いきや、JR草津線乗り換えの草津駅の手前で電車が動かず、草津駅到着が4分遅れちゃった。
乗り換え3分 米原行 ⇒ 発車したあと(汗)
乗り換え9分 守山駅発 堅田駅行きバス ⇒ 発車したあと(ガーン)
次のバスは「守山駅発 佐川美術館行き」。。
今回の【びわ湖ウォーキングの誓い】を思い出した。
『毎日、周辺の観光地や名刹などを回って少しでも変化をつける』。
「ビワイチ3日目は🎨美術鑑賞から」という事になったのであります。
【外部リンク】佐川美術館 (sagawa-artmuseum.or.jp)
びわ湖畔らしいアートな外観になっている。事前申し込みが必要かと思ってバスを下りて歩きの続きをしようと思ったら「今は空いていますので入れます」との事。
山下清の生誕100年展が開催中だった。
山下清というと芦谷雁之助の「裸の大将放浪記」のイメージが強いが、実際はどういう人だったのだろう。
個展の場合は本人の紹介展示から始まるが、朝9時半過ぎには入り口に人が滞留していた。
私はこの前の長命寺と同じ、歩き旅のスタート地点なので、作品に見入っている人達の背中を追い越しながらデッサンなどを覗いていったが、素晴らしいタッチ。
レコードの45回転どころか蓄音機の78回転ばりのスピードで鑑賞し、作品に失礼かと思ったが、ミュージアムショップで買い求めたポスター?がこれ。
山下清が28歳の作品で、彼の代表作となっている。作品の多くは山下が国内外を「放浪しながら」テーマをみつけたものが多いが、「長岡の花火」は本人が見るのを(描くのを)目的に出かけたという。
山下ファンならご存じだが、これは切り絵(ちぎり絵)である。
買って来た作品(ポスター)を拡大したものだが、大観衆の衣服・髪の毛・帽子など、すべて色のついた紙を手でちぎって貼り付け、遠近法を出しているのだからスゴイ。携帯で伝わるでしょうか。
別のサイトをみていたら「兵役免除のため放浪中」と出ていた。どっちが本当なんだ?
しかし、本人の花火好きは相当の様で、
私も多少は純粋な心の持ち主だといいたいところですが、山下の足元にも及びません。
「びわ湖放浪記」の続きを書きますー。ww
通称「さざなみ街道」に沿って、美術館に運転免許センター、更に
ゴルフ場とラブホテル群が隣り合っている。周りの川にも朝から釣り人がいる。
「早朝から釣りをして、昼間からゴルフ」→ あんまりいないかもしれない。
「昼間からゴルフをして、【夜釣り】」→→意外といるかもしれない。
こんなネタを歩きながら考えている私のどこが純粋なのでしょうね。
さて、さわやかな青空を見上げよう、すると!
国内線のルート。いったい何車線(飛行機)あるのか?
もし飛行機雲に色がついていたら、ブルーインパルスかと思ってしまう。滋賀県(南部)の人達には当たり前の光景なのだろう。
スピード良くロードバイク🚴を走らせる人もいますが、
そのまま対岸を見やると、何と高いビル、ホテル??
思わず通りすがりの人に「あのタワー何ですか?」と聞いてしまいました。「大津プリンスホテルです。」
公式サイト | 京都から2駅10分 びわ湖大津プリンスホテル (princehotels.co.jp)
「びわ湖放浪の旅」では泊まれそうにないなあ~。出直してきます(笑)。
「びわこ競艇場」と間違わないように。競艇場は対岸(西岸)です。ここではお金は増えたり減ったりしません。
ここは川(瀬田川)と湖(びわ湖)の境界ですが、「河川管理境界」となっています。「びわ湖は淀川水系の一級河川の一部である」という事をその①で紹介しました。
漕艇をみながら歩ける散歩道は「夕照の道」というそうです。🚤で優勝?
こちらは「琵琶湖周航の歌」の元となった、京大漕艇部。
橋を渡って、JR石山駅まであるいて、3日目のゴールとしました。
びわ湖大橋東詰・佐川美術館 ⇒ JR石山駅 約23キロ 約34000歩
再度シュミレーションしてみましたが、一周して彦根にゴールするのにあとのべ7日間かかりそうです。
このGWは、びわ湖ではなく、伊勢本街道~山の辺の道を歩いて「奈良県の街道歩き」に後日アップしたいと思います。三輪そうめんと天理🍜食べて来ます。
2023年4月29日(日)昭和の日に更新
日本一の湖🏖️を歩いて一周 ビワイチその③ 石山~堅田 編 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)
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