「湖北のかくれ里」ともいわれる菅浦(すがうら)を後に、奥琵琶湖パークウエイに沿って上がっていきます。
「ビワイチコース」というのは、あらかじめ指定されていて湖岸の道路や水辺の集落に沿ってサイクリングロードや歩道が整備されています。下の図はびわ湖の一番北、旧・西浅井町~湖北町(現・長浜市)
「つづら尾」という何かのしっぽに例えたような半島のパークウエイを歩いてみたい、地図で調べていて「山本山」という名前にひかれて今回の「ビワイチ」のコースに加えたいと思いました。いわゆるバリエーションルートです。
「かわいい」と子猿に目を向けようものならすぐさまボス猿が吠えて威嚇してきます。逆に一切目を合わせなければ大丈夫です。なので写真はありません。完走したかったので。
「つづら尾崎展望台」に着きましたが、工事の関係でひっそりとしています。
100円投入して作動しないとアレなのでやめておきました。
「自然の中で人間回復を図るために」それが目的で歩いて来たのです!
6月4日(日)ビワイチウォーク8日目 JR永原~パークウエイ経由~JR木之本 約32キロメートル 約49000歩👞👞 今回一番長く歩きました!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
2週間後。「ビワイチウォーク」の総仕上げです!
6/16(土)JR木之本~賤ケ岳▲=(登山道)=山本山▲~👟さざなみ街道👟~JR長浜(彦根泊)のべ9日目
6/17(日)JR長浜(主に観光)~ 👟👟 ~ 彦根城🏯 にゴール 🏁 の予定 のべ10日目
もともと山歩きも趣味で、購買履歴をみると2年前に買ったものが一回も履いていなく、たまたま「ビワイチウォーク」での靴デビューとなりました。まずは足慣らしで。
リフト(笑)。わずか6分間で体力👟を使わずに北びわ湖の雄大な景色を見る事が出来ます。
【公式】賤ヶ岳リフト | 滋賀県長浜市の絶景が一望できるリフト (shizugatakelift.jp)
【外部リンク】
なんてったって「絶景が一望」ですからね。皆さんもぜひお越しを。
【賤ケ岳(しずがたけ)の戦い】(1583年)
「本能寺の変」の後、わずか1年で信長の後継者をめぐって柴田勝家と羽柴秀吉が湖北の地で激突。双方が山のあちこちに砦を築いて互いににらみを利かせ、戦いは長期に及んだが福島正則や加藤清正ら「賤ケ岳の七本槍」の活躍で最後は秀吉に軍配。秀吉は大きく天下を手繰り寄せたー。
ここから一番奥の山本山まで、ハイキングコースを縦走します。標準タイム3時間。
了解です。念のため登山靴と「動物除けベル🔔」を携行しています。
ところどころ案内板もあって、歩きやすくなっています。
今歩いている南北の尾根を前回、西から眺めたところ。
緑色が今回たどった山岳コース 道の駅でビワイチコースに復帰
前回、反対(つづら尾)方面から見ていても、湖と平野をまるで堤防で遮るかのような自然地形は大変面白い。太古のびわ湖はもっと本州の南側にあって、長い年月をかけて北に動いて来たというが、この山で北上が止まったのかしらん❓
賤ケ岳から3時間かかって、こちらにも砦のあった山本山に着きました。「上から読んでも下から読んでも・・」海苔おむすび🍙を持ってきたら良かったかな。
山頂からはとても急な坂道を下りていきます。
今から里に下りていくぞ~ガオー🐻
靴はここでお役御免。ウオーキングシューズに履き替えます。その代わり登山靴をリュックにいれてしょって歩く。
長浜まではサイクリングロードが整備され、「あ~ここから登山靴でも良いから自転車🚴で走りたい」と思いました。山を下りてからの14キロウォーク👞👞👞はやはりキツかった。
【姉川の戦い】織田軍・徳川軍(勝利) VS 浅井・朝倉軍(敗戦)
賤ケ岳の戦いといい、「戦国の湖北」は天下統一決勝トーナメント会場みたいですね。
今回の「ウォーク」では私が賤ケ岳に秀吉を残して来た設定(笑)になっていますが、「長浜」の地名は秀吉が「今浜」の地名に主君「信長」の長を拝領してつけたと言われ、長浜城は「秀吉の出世城🏯」と呼ばれています。現在は歴史博物館になっていて、あした朝に攻め入り(観光)します。
ここからはほとんど観光日記です🏯🍴🚋♨️*******
部屋などの写真を撮り忘れたので、旅行サイトの写真を掲載します(提供はホテル)
最後の写真は私が泊まったのと同じ部屋です。むろんジャグジーバス付の部屋は2人以上でないと申し込めません(はず)。
彦根キャッスル リゾート&スパ 宿泊予約【楽天トラベル】 (rakuten.co.jp)
【外部リンク】
私が申し込んだのはこのプランです(HPのコピペ)
【彦根・長浜ぶらり一人旅】 彦根城入場券&長浜パスポート付き 彦根城を眺める大浴場でゆったりと |
【ビワイチウォーク】のべ10日目 最終日
「長浜おでかけパスポート」つきプランで宿泊したのでお得にビワイチをしめたいと思います。まずは湖畔のお城を復元した「長浜城歴史博物館」。
長浜城は羽柴秀吉が築城。長浜を交通の要衝と考えたようです。豊臣氏が滅亡後、城は跡形もなく取り壊され、石垣などが彦根城の建設に使われたそうです。
ー長浜の住民からするとあんまりですね(^^;)。
【外部リンク】“ひでよしくん” の検索結果 | 日本ご当地キャラクター協会 (gotouchi-chara.jp)
という事で1983年に昔の資料などを基に、地元の有志や寄付などで長浜城が復元され、歴史博物館としてオープンしました。ブログの最後に筆者独断による「長浜城vs彦根城 観光おすすめ度比較」を行います(^^)
中の資料は貴重なものが多く、ほぼ写真撮影不可となっていました。では一番上に上がってみましょう。
【外部リンク/豊公園の桜】https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/26197/
では続いて「長浜鉄道スクエア」です。
戦国時代、羽柴秀吉が長浜に城を築いたのは長浜の地理を「交通の要衝」と考えたと紹介しましたが、何百年後の明治政府も同じ考えだったようでー。
上の図の ① 新橋~横浜間に鉄道が開通してからわずか10年後。⑤ 長浜から北陸方面に向けて鉄道が敷かれました。図の②はその2年前に開通した神戸~大津間。
大津と長浜の間はどうしたかというと・・
いわゆる「鉄道連絡船」がびわ湖を行き来していたのです。これは知らなかったな~。
左の2つ穴の開いている所が「ブレーキレバー」を差し込むところです。サイドブレーキはいわば「クルマのキー」。かつて運転手さんはカバンに木製のブレーキレバーを持って歩いていましたね。覚えていますか。こんなの。
駅の信号機はポイント切り替えと連動しています。「ガチャン」とポイントを切り替える光景は今でも「きかんしゃトーマス🚂」あたりで見られるかも知れません。
「長浜鉄道スクエア」の向かいにあったのは「慶雲館」。長浜駅と長浜港の中間点で、皇族らを出迎える場所として鉄道開通の4年後に建てられました。
「長浜城」「鉄道スクエア」「慶雲館」とも、長浜おでかけパスポートで入館出来ました。2日間有効で市内14の施設に入館できるそうです。
【外部サイト】長浜おでかけパスポート | 長浜・米原・奥びわ湖を楽しむ観光情報サイト (kitabiwako.jp)
では、今回の「ビワイチウォーク」のスタート&ゴール地点である、彦根に向かいます。重たいリュックと「お土産」は彦根駅のロッカーに預けてあるので、10日目にして一番身軽なウォーキングです(^^♪ 長浜城 凸 から彦根城 凸 まで湖岸伝いに約13キロメートル。
「千成ひょうたん」がここにもありました。
「長浜びわこ大仏」様 高さ28メートルで青銅製。びわ湖に背を向けています。
湖岸から一歩入ると、「世継ぎ温泉かなぼう」という湧水が何カ所かありました。
地元の人の語らいの場にもなっていて、洗い物をしたりするそうです。温泉と言っても冷たく、「回転すし」のいたずらの様に「温泉」に浸かって写真を上げるような悪い輩は流石にいないそうですが。
「飛び出しとび太」の看板がたくさんあります。
見れば見るほどすばらしい「作品」です。
仲良くお見合い。
同じような風景が記憶としてよみがえって来ました。
船がすれ違うようにみえて面白いが、向こうは島(多景島)軍艦にも見える
湖岸ではいつの時も、皆さん思い思いにくつろいでいます。
絶景のお風呂♨にも入りたかったが、また汗💦をかくので。次はもちろん車🚘で。
いよいよ彦根城の一角に入って来ました。
上り坂の堪(こた)える事・・こんな急な坂でしたっけ?
ようやく天守閣の虎口(出入口)に着きました。今日一番しんどかった。
【国宝 彦根城】井伊直継・直孝によって20年もの歳月をかけて建設され、1622年に城郭全体が完成。先に紹介した長浜城をはじめ、安土城・大津城などの石垣や用材が使われたという。三層の天守は姫路城・松本城・犬山城・松江城とともに国宝に指定されています。
天守閣の階段はものすごい急です。案内スタッフ以外、天守の中では何と「全員マスクなし」でした。こんな事は初めて。
いよいよひこにゃんの登場時間です!!!
「ひこにゃん」はことし(2023年)4月に17歳になりました。
【外部リンク】ひこにゃん17回目の誕生日 彦根城でお祝い|NHK 滋賀県のニュース
【外部リンク】ひこにゃんのスケジュール/彦根市 (hikone.lg.jp)
「ようこそひこねへ」。がビワイチウォークのスタートでした。
「輪の国びわ湖推進協議会」から様々な本が出ているので、歩くのはアレだけど🚴ならという人は手に取ってみてはいかがでしょうか。リンクを張っておきます。
Amazon.co.jp: 輪の国びわ湖推進協議会:作品一覧、著者略歴
奥琵琶湖パークウエイ(通行止めでむしろ助かった)や寄り道?(比叡山など)もしたので、のべ10日間で250キロ近くは歩いたと思います。新幹線の京都から浜松くらいです。
『お気に入りの風景を見つけたい❕』と思えば、鉄道ひと駅分とかをリサーチして歩いてみてはいかがでしょうか。夏は熱中症などに気をつけてください。
5回+1回に及んだ「ビワイチウォーク」日記、最後まで読んでいただきありがとうございました。またある時にテーマを決めて更新します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【追伸】失念してました。。
駐車場から天守閣頂上までの体力度 長浜城★★ 彦根城★★★★
天守閣構造 長浜城=鉄筋コンクリート 彦根城=木造 築417年(2023年現在)
歴史資料展示 長浜城=天守閣が資料館 彦根城 別の場所に博物館(有料)
城の混雑度 長浜城★★ 彦根城★★★★(ひこにゃん効果もあり)
(★はこたろー独自の比較採点です ご理解願います。)
最終更新 2023年7月7日(七夕)の夜 ◼️◼️
「ビワイチウォーク」の最初から読んであげようという方はこちらから
日本一の湖🏖️を歩いて一周 ビワイチその① 彦根~近江八幡 編 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)
ビワイチ特別編~「仏様のお導きツアー」の巻🏨🚢🚘 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)