kotarosandayoneの日記

街道歩きを中心に、風景などをアップしています

日本一の湖🏖️を歩いて一周 ビワイチその⑤ー2 長浜・彦根 編 (了)

「湖北のかくれ里」ともいわれる菅浦(すがうら)を後に、奥琵琶湖パークウエイに沿って上がっていきます。

「ビワイチコース」というのは、あらかじめ指定されていて湖岸の道路や水辺の集落に沿ってサイクリングロードや歩道が整備されています。下の図はびわ湖の一番北、旧・西浅井町湖北町(現・長浜市

赤い線が「ビワイチ」推薦ルート

「つづら尾」という何かのしっぽに例えたような半島のパークウエイを歩いてみたい、地図で調べていて「山本山」という名前にひかれて今回の「ビワイチ」のコースに加えたいと思いました。いわゆるバリエーションルートです。

青い線がパークウエイ、緑色が山岳コースです

かわいいお猿さん🐵と沢山出会いました!

「かわいい」と子猿に目を向けようものならすぐさまボス猿が吠えて威嚇してきます。逆に一切目を合わせなければ大丈夫です。なので写真はありません。完走したかったので。

右手前が菅浦 奥びわ湖の風景

「つづら尾崎展望台」に着きましたが、工事の関係でひっそりとしています。

100円投入して作動しないとアレなのでやめておきました。

「自然の中で人間回復を図るために」それが目的で歩いて来たのです!

次回歩く 賤ケ岳~山本山の稜線(緑)と長浜へのルート(赤)

このような道路改良工事が断続的に行われていました

6月4日(日)ビワイチウォーク8日目 JR永原~パークウエイ経由~JR木之本 約32キロメートル 約49000歩👞👞 今回一番長く歩きました!

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

2週間後。「ビワイチウォーク」の総仕上げです!

6/16(土)JR木之本~賤ケ岳▲=(登山道)=山本山~👟さざなみ街道👟~JR長浜(彦根泊)のべ9日目

6/17(日)JR長浜(主に観光)~ 👟👟 ~ 彦根城🏯 にゴール 🏁 の予定 のべ10日目

前の晩から登山準備もバッチリ!

もともと山歩きも趣味で、購買履歴をみると2年前に買ったものが一回も履いていなく、たまたま「ビワイチウォーク」での靴デビューとなりました。まずは足慣らしで。

リフト(笑)。わずか6分間で体力👟を使わずに北びわ湖の雄大な景色を見る事が出来ます。

【公式】賤ヶ岳リフト | 滋賀県長浜市の絶景が一望できるリフト (shizugatakelift.jp)

【外部リンク】

なんてったって「絶景が一望」ですからね。皆さんもぜひお越しを。

リフト下り場から山頂までは15分ほど汗をかきます 運動靴で十分

【賤ケ岳(しずがたけ)の戦い】(1583年)

本能寺の変」の後、わずか1年で信長の後継者をめぐって柴田勝家羽柴秀吉が湖北の地で激突。双方が山のあちこちに砦を築いて互いににらみを利かせ、戦いは長期に及んだが福島正則加藤清正ら「賤ケ岳の七本槍の活躍で最後は秀吉に軍配。秀吉は大きく天下を手繰り寄せたー。

賤ケ岳山頂にも砦が築かれました

余呉湖の奥が賤ケ岳の戦いの主戦場です 山頂から

ここから一番奥の山本山まで、ハイキングコースを縦走します。標準タイム3時間。

ワシは疲れた、置いてゆけ。山本山には気を付けてまいれ

了解です。念のため登山靴と「動物除けベル🔔」を携行しています。

ところどころ案内板もあって、歩きやすくなっています。

賤ケ岳~山本山の稜線から

リフトで賤ケ岳へ 緑のラインを南下中

今歩いている南北の尾根を前回、西から眺めたところ。

緑色が今回たどった山岳コース 道の駅でビワイチコースに復帰

前回、反対(つづら尾)方面から見ていても、湖と平野をまるで堤防で遮るかのような自然地形は大変面白い。太古のびわ湖はもっと本州の南側にあって、長い年月をかけて北に動いて来たというが、この山で北上が止まったのかしらん❓

稜線には古墳群もあって発掘調査が行われている

古墳丘を取り巻くようにハイキングコースがつけられている

賤ケ岳から3時間かかって、こちらにも砦のあった山本山に着きました。「上から読んでも下から読んでも・・」海苔おむすび🍙を持ってきたら良かったかな。

山本山(324m)からの眺望

竹生島を往き来する船の航跡が美しい

山頂からはとても急な坂道を下りていきます。

「熊が出ます」のは柵の向こうではなく、こっち(山)がわ。

今から里に下りていくぞ~ガオー🐻

バス停だった所で休憩できました。

靴はここでお役御免。ウオーキングシューズに履き替えます。その代わり登山靴をリュックにいれてしょって歩く。

いい汗かいたぜ、山本山 

建物がかわいらしい「湖北みずとりステーション」

長浜まではサイクリングロードが整備され、「あ~ここから登山靴でも良いから自転車🚴で走りたい」と思いました。山を下りてからの14キロウォーク👞👞👞はやはりキツかった。

後半にあった湖畔の東屋で体を休めました

姉川を渡る  「姉川古戦場」はもっと上流に

姉川の戦い】織田軍・徳川軍(勝利) VS 浅井・朝倉軍(敗戦) 

賤ケ岳の戦いといい、「戦国の湖北」は天下統一決勝トーナメント会場みたいですね。

ようやく長浜城が見えて来た

今回の「ウォーク」では私が賤ケ岳に秀吉を残して来た設定(笑)になっていますが、「長浜」の地名は秀吉が「今浜」の地名に主君「信長」の長を拝領してつけたと言われ、長浜城「秀吉の出世城🏯」と呼ばれています。現在は歴史博物館になっていて、あした朝に攻め入り(観光)します。

JR長浜駅から宿泊先の彦根駅までは電車で移動しました。

彦根駅の改札口に大きく表示

ここからはほとんど観光日記です🏯🍴🚋♨️*******

駅まで迎えに来てくれたホテルのタクシー

部屋などの写真を撮り忘れたので、旅行サイトの写真を掲載します(提供はホテル)

最後の写真は私が泊まったのと同じ部屋です。むろんジャグジーバス付の部屋は2人以上でないと申し込めません(はず)。

彦根キャッスル リゾート&スパ 宿泊予約【楽天トラベル】 (rakuten.co.jp)

【外部リンク】

私が申し込んだのはこのプランです(HPのコピペ)

彦根・長浜ぶらり一人旅】 彦根城入場券&長浜パスポート付き 彦根城を眺める大浴場でゆったりと

「地域クーポン」で近江牛も食べました お土産🎁も買いました

【ビワイチウォーク】のべ10日目 最終日

JR長浜駅前 旧駅舎がモチーフ

「長浜おでかけパスポート」つきプランで宿泊したのでお得にビワイチをしめたいと思います。まずは湖畔のお城を復元した長浜城歴史博物館

長浜城羽柴秀吉が築城。長浜を交通の要衝と考えたようです。豊臣氏が滅亡後、城は跡形もなく取り壊され、石垣などが彦根城の建設に使われたそうです。

ー長浜の住民からするとあんまりですね(^^;)。

長浜市のキャラクター「ひでよしくん」

【外部リンク】“ひでよしくん” の検索結果 | 日本ご当地キャラクター協会 (gotouchi-chara.jp)

という事で1983年に昔の資料などを基に、地元の有志や寄付などで長浜城が復元され、歴史博物館としてオープンしました。ブログの最後に筆者独断による長浜城vs彦根城 観光おすすめ度比較」を行います(^^) 

秀吉による長浜城築城の復元模型

中の資料は貴重なものが多く、ほぼ写真撮影不可となっていました。では一番上に上がってみましょう。

北方向 右奥の三角の山は前日に登った山本山

南(彦根)方向 公園の木は🌸 今から春が待ち遠しい🎵

【外部リンク/豊公園の桜】https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/26197/

視点を少しずらして同じく南方向 霊仙山▲は3回登った

東方向 正面奥に伊吹山 未登頂です

では続いて「長浜鉄道スクエア」です。

現存する最古の駅舎「旧長浜駅舎」がスクエアの出入口

戦国時代、羽柴秀吉が長浜に城を築いたのは長浜の地理を「交通の要衝」と考えたと紹介しましたが、何百年後の明治政府も同じ考えだったようでー。

上の図の ① 新橋~横浜間に鉄道が開通してからわずか10年後。⑤ 長浜から北陸方面に向けて鉄道が敷かれました。図の②はその2年前に開通した神戸~大津間。

大津と長浜の間はどうしたかというと・・

いわゆる鉄道連絡船」がびわ湖を行き来していたのです。これは知らなかったな~。

日本初の営業用交流電気機関車を展示(ED70形1号機)

右の金属製の分度器みたいなものが「アクセル」マスコンといいます

左の2つ穴の開いている所が「ブレーキレバー」を差し込むところです。サイドブレーキはいわば「クルマのキー」。かつて運転手さんはカバンに木製のブレーキレバーを持って歩いていましたね。覚えていますか。こんなの。

腕木式信号機

駅の信号機はポイント切り替えと連動しています。「ガチャン」とポイントを切り替える光景は今でも「きかんしゃトーマス🚂」あたりで見られるかも知れません。

「長浜鉄道スクエア」の向かいにあったのは慶雲館」。長浜駅と長浜港の中間点で、皇族らを出迎える場所として鉄道開通の4年後に建てられました。

明治天皇 皇后のために用意された椅子を展示

犬養毅 元総理大臣直筆の屏風が普通に飾ってありました

素晴らしいお庭も歩いて回れます

長浜城」「鉄道スクエア」「慶雲館」とも、長浜おでかけパスポートで入館出来ました。2日間有効で市内14の施設に入館できるそうです。

【外部サイト】長浜おでかけパスポート | 長浜・米原・奥びわ湖を楽しむ観光情報サイト (kitabiwako.jp)

では、今回の「ビワイチウォーク」のスタート&ゴール地点である、彦根に向かいます。重たいリュックと「お土産」は彦根駅のロッカーに預けてあるので、10日目にして一番身軽なウォーキングです(^^♪ 長浜城 から彦根城 まで湖岸伝いに約13キロメートル。

「千成ひょうたん」がここにもありました。

「長浜びわこ大仏」様 高さ28メートルで青銅製。びわ湖に背を向けています。

湖岸から一歩入ると、「世継ぎ温泉かなぼう」という湧水が何カ所かありました。

地元の人の語らいの場にもなっていて、洗い物をしたりするそうです。温泉と言っても冷たく、「回転すし」のいたずらの様に「温泉」に浸かって写真を上げるような悪い輩は流石にいないそうですが。

「飛び出しとび太」の看板がたくさんあります。

見れば見るほどすばらしい「作品」です。

仲良くお見合い。  

同じような風景が記憶としてよみがえって来ました。

船がすれ違うようにみえて面白いが、向こうは島(多景島)軍艦にも見える

湖岸ではいつの時も、皆さん思い思いにくつろいでいます。

絶景のお風呂にも入りたかったが、また汗💦をかくので。次はもちろん車🚘で。

いよいよ彦根城の一角に入って来ました。

上り坂の堪(こた)える事・・こんな急な坂でしたっけ?

ようやく天守閣の虎口(出入口)に着きました。今日一番しんどかった。

【国宝 彦根城井伊直継・直孝によって20年もの歳月をかけて建設され、1622年に城郭全体が完成。先に紹介した長浜城をはじめ、安土城・大津城などの石垣や用材が使われたという。三層の天守は姫路城・松本城犬山城松江城とともに国宝に指定されています。

天守閣の階段はものすごい急です。案内スタッフ以外、天守の中では何と「全員マスクなし」でした。こんな事は初めて。

いよいよひこにゃんの登場時間です!!!

ひこにゃん」はことし(2023年)4月に17歳になりました。

【外部リンク】ひこにゃん17回目の誕生日 彦根城でお祝い|NHK 滋賀県のニュース

【外部リンク】ひこにゃんのスケジュール/彦根市 (hikone.lg.jp)

「ようこそひこねへ」。がビワイチウォークのスタートでした。

「よしここからだ」と気合をいれたのを(笑)思い出します  4月8日にスタート

「輪の国びわ湖推進協議会」から様々な本が出ているので、歩くのはアレだけど🚴ならという人は手に取ってみてはいかがでしょうか。リンクを張っておきます。

Amazon.co.jp: 輪の国びわ湖推進協議会:作品一覧、著者略歴

奥琵琶湖パークウエイ(通行止めでむしろ助かった)や寄り道?(比叡山など)もしたので、のべ10日間で250キロ近くは歩いたと思います。新幹線の京都から浜松くらいです。

『お気に入りの風景を見つけたい❕』と思えば、鉄道ひと駅分とかをリサーチして歩いてみてはいかがでしょうか。夏は熱中症などに気をつけてください。

5回+1回に及んだ「ビワイチウォーク」日記、最後まで読んでいただきありがとうございました。またある時にテーマを決めて更新します。

「読んでくれてありがとうだニャン」(※ひこにゃんはしゃべりません。)

【追伸】失念してました。。

 

『 風雲!! 長浜城 VS 彦根城 』

入場料金 長浜城410円 彦根城800円

駐車料金 長浜城:3時間以内無料 彦根城:1日1000円

 

長浜城公式HPより

彦根市公式HPより

駐車場から天守閣頂上までの体力度 長浜城★★ 彦根城★★★★

天守閣からの眺め 長浜城★★★★ 彦根城★★

天守閣構造 長浜城=鉄筋コンクリート 彦根城=木造 築417年(2023年現在)

歴史資料展示 長浜城天守閣が資料館 彦根城 別の場所に博物館(有料)

城の有名度 長浜城★★★★ 彦根城★★★★★

城の混雑度 長浜城★★ 彦根城★★★★ひこにゃん効果もあり)

(★はこたろー独自の比較採点です ご理解願います。)

 

最終更新 2023年7月7日(七夕)の夜 ◼️◼️

「ビワイチウォーク」の最初から読んであげようという方はこちらから

日本一の湖🏖️を歩いて一周 ビワイチその① 彦根~近江八幡 編 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)

ビワイチ特別編~「仏様のお導きツアー」の巻🏨🚢🚘 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)