🏐男子バレーボール日本代表は10月7日、世界ランキング7位のスロベニアをストレートで下して、2008年北京以来の自力でのオリンピック出場権を手にしました。おめでとう龍神NIPPON!!
選手達がかざしているのは、2021東京五輪で代表セッターだった故・藤井直伸選手のユニフォーム。藤井選手も一緒にパリに連れていけて最高ですね!
時事的なネタから入らないと勢いが付きません。いつもの事ですが。10月に入り一気に秋めいて来たのですが、家族3人での滋賀旅行を決めたのはまだ暑い8月のお盆の頃でした。
この春から初夏にかけて、「10日間でびわ湖を歩いて一周」した記録をブログにも掲載しましたが、写真で見せたり思い出話をしたりするうちにー。
この先いつでも行けるわけではないし、施設入所している父親にも了解してもらいました。津に住む2人と、千葉に住む1人、計3人での旅行です。
旅の計画を練って、いつもの図面に書きました!
2023年10月13日(金)☀晴れ
朝7時過ぎに津市の自宅を「2人」で出発🚙
なるべく楽に移動できるように、伊勢道⇒東名阪(ひがしめいはん)道⇒新名神を経由して滋賀に入りました。
湖東三山PAで休憩し、長浜インターを過ぎてJR高月(たかつき)駅に到着。ここで千葉からやってきた「もう1人」と待ち合わせです。
東京からの1人を迎えるのに、最初は新幹線停車駅の米原駅とか考えましたが、在来線に乗り継いでもらったら、ローカル駅の方が待ちやすい。高月駅は駅の隣に休憩や物産販売もある総合案内所があって待ち合わせに便利です。
大阪の高槻(たかつき)駅とくれぐれも混同しませんように。間違えたら待ち合わせになりません。高月駅は滋賀県長浜市です。
伊勢神宮の別宮である「月夜見宮」と「月読宮」(つきよみのみや)読み方も同じで同じ神様が祀られているのに外宮と内宮くらいに離れています。いつもの脱線でした。
高月駅で待ち合わせたのは理由があって、駅から歩いて5分位の所に目指す「日本一美しい十一面観音様(国宝)」がいらっしゃいます。車で移動しましたが。
湖北は「浅井・朝倉VS織田・徳川」「柴田VS羽柴」を代表するように天下統一に向けた戦乱の地となり、住民らは地域の大切な仏様を運び出したり時には地中に埋めたりして、戦火から守ったと言います(明治の廃仏毀釈の時もそうでした)。哀れ信長の妹、お市の方は両方の戦いの敗軍の将の妻でしたが。
「500円は良いお値段ね」と申す者もおりましたが(笑)、本尊を拝んでスリッパに履き替えて渡り廊下を行きます。
引き戸の向こうに上皇陛下(現在)も拝んだ仏様がいるー。一気に緊張してきました。誰でも間近で拝めるのです。
絵葉書を買ってきて並べて再撮影したものです(指で拡大可能)。
台座からの像高は195センチ。頂上の仏面が慈悲に満ちた顔、怒った顔など表情に富み、一番上が如来の相。暗くても良く見えるように眼鏡をかけて、仏様の周りをぐるりと回って鑑賞しました。2周したかな。その後は正面に座って、自動音声の解説を聞きました。その瞬間は私達3人だけ。
「全国に7体ある国宝指定の十一面観音の中でも、最も美しいとされる日本彫刻史上の最高傑作」と言いますから、皆さんも一度はお目にかかってください。
仏様の正面左斜め60度から(細かい)眺めた立ち姿は菩薩特有の衣装もあってミロのヴィーナスを彷彿とさせました。
観音堂では国重文の大日如来坐像も間近に拝観出来、500円とは大変お安いです。「1500円位の値打ちはあったわね」。ハイそうでしたね。
静かな境内でしたが、参拝した翌々日には年に一度の「観音の里ふるさとまつり」が開かれ、高月~木之本周辺の観音様を訪ねるバスツアーが行われるなど大変な賑わいだったようです。
高月スタートとしたのも、まずは旅の安全を観音様に祈願したかったのもあります。最近は知らないところの遠方へ車で出かける事もなかったので。
さて少し早いが昼食をどこにとろう。次の目的地である賤ケ岳(しずがたけ)に向かってJR木之本駅方面に走りました。ひと駅ですが。
グー〇ルマップで「そば屋さん」を発見して向かったら、北国(ほっこく)街道・木之本宿の中に入りました。
のぼりの立っているお蕎麦屋さんの開店まで時間があったので「クルマの中で待つわ」という2人を残して、歩ける範囲で散策してみました。
登録有形文化財など、当時の建物が保存されているだけでなく、1軒1軒が営業されています。続いては元本陣。明治維新になって宿屋から「商売替え」した家が多いようです。その名も「本陣薬局」。
ここの主は明治26年,政府から「日本で最初の薬剤師免許」を受けたそうです。ドラッグストアの発祥でしょうか?
明治26年と言えば1893年。「いい薬剤師」と覚えましょう(^^)
…お蕎麦屋が開店しました。車を最初に下りて15分ほど。
店舗内はリノベーションしてあってとてもお洒落でした。口コミによると「お昼は大賑わい」とあったのが、食事した時間は我々3人だけ。3人とも天ぷらそばにしました。
「天ぷらがいっぺんに揚がりませんので」と先に二膳出て来ました。慌てて写真を撮り忘れたので、待たせたひとりに「食べる前に写真撮って」と頼んだ次第で申し訳ない。
大変美味しかったです。これはさっそくお参りのご利益かも??
お蕎麦にはお酒がつきものですが?運転があるので、有名な「七本槍」の蔵元で無農薬米で作ったという四合瓶を「お土産第1号」にしました。
【外部リンク】木之本の散策にはこちらを是非参考にしてください。
木之本宿について | きのもとのツボ | 長浜市木之本町 北国街道木之本宿 (kinomoto.jpn.com)
続いては「賤ケ岳の戦い」で羽柴軍の砦が築かれた賤ケ岳山上に家族を案内します。前回のびわ湖一周歩きで目にした景色を見せたかった。お天気もまずまず。
【公式】賤ヶ岳リフト | 滋賀県長浜市の絶景が一望できるリフト (shizugatakelift.jp)
さっそく注文です。終了している「電気工事のお知らせ」に使われている写真がこちら。上の写真と同じ場所です。椅子が新しくなって、草を刈っていると大分印象が違います。
ガイドマップなどと違ってWEBでの発信はこまめな更新の努力が必要です。写真1枚の印象で「お客さんの引き」も変わってくるかも知れません。ちょっとした事であまり食いついても罰があたるのでこの辺で。
旅の番組などではこのような3種類の映像を組み合わせて編集していきます。リポーターが「すごい景色!」と言わなくても視聴者が入って来てくれます。
賤ケ岳山頂(421m)につきました。頂上は平らで広く、奥には登山者用のエコトイレもあります。
【賤ケ岳の戦い】(1583年)
「本能寺の変」の後、わずか1年で信長の後継者をめぐって柴田勝家と羽柴秀吉が湖北の地で激突。双方が山のあちこちに砦を築いて互いににらみを利かせ、戦いは長期に及んだが福島正則や加藤清正ら「賤ケ岳の七本槍」の活躍で最後は秀吉に軍配。秀吉は大きく天下を手繰り寄せたー。
自分の以前の日記のコピペ(笑)
山頂からぐるりと見渡してみよう。
小谷山(おだにやま・495m)には浅井氏の本拠地である小谷城が築かれました。今立っている賤ケ岳よりも約70メートル高い。
写真を編集しているとまた登りたくなってきました。賤ケ岳リフトはおとな往復900円です。有名なびわ湖バレイや箱館山と比べてよりお手軽に景色を眺められます。
山を下りて本日宿泊の長浜に向かいます。びわ湖を右に眺めながらあっという間に到着する感があります。6月に賤ケ岳のてっぺんから長浜城まで歩いた時はさすがに遠かった。
公園を挟んで対峙する長浜城と今夜の私達のお城・ホテル&リゾーツ NAGAHAMA どちらも鉄筋コンクリート造りです。長浜城はのちに解体されて彦根城の材料に使われたという悲しい歴史があり、後年に「秀吉の長浜城を再興しよう」という機運が高まって、地元長浜の住民も出資して昭和58年に「長浜城歴史博物館」として開館しました。
「歩いてビワイチ」の時は彦根に泊まって、長浜には満を持して泊まろうと思っていたのが、その機会はわずか4カ月目にやって来ました。で、1人ひと部屋にもかかわらず「スーペリアツインルーム」も選択しました!...
ちょっと殿様気分でした。それでも金曜宿泊だったのでお値打ちでした。ところが、ホテルが改装前だとかで夕食はダイニングのみ。相談して「おとなりのホテル」で会席にしようという話になりました。ヨットハーバーを挟んで歩ける距離でしたが、山登りの疲労を考慮して車で出かけました。ちょっと面白かったです。
自分が御馳走しても嬉しい時ってありますよね。2人とも美味しいと言ってくれて「余は満足じゃ」。1品づつ出してくれる夕食でゆっくり頂けました。
土曜日朝のダイニングは大勢の利用客でビックリ!泊まったホテルは何と300部屋もありました。館内にはいったい何人の殿様(姫様)がいた事でしょうか?
2023年10月14日(土)☀晴れ(びわ湖上空)
お天気予報では長浜は朝から曇り。しかし琵琶湖の上空は晴れています!ありがたや神様仏様。
竹生島に到着 片道35分の船旅は長くは感じません。
竹生島 | 滋賀県観光情報[公式観光サイト]滋賀・びわ湖のすべてがわかる! (biwako-visitors.jp)【外部リンク】
竹生島宝厳寺(ほうごんじ)と都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)があり、彦根・長浜・近江今津からクルーズ船が出ています。水上からびわ湖の景色を楽しみ、西国三十三所・30番目の札所として、また平家物語のくだりにも今で言う「パワースポット」の記述がある事から、一年を通じて多くの観光客(参拝客)で賑わいます。
秀吉が大阪城内に設けた「極楽橋」の遺構として知られる唐門。国宝指定。
西国三十三所巡礼の観音堂。お堂全体にはカメラを向けられないので。。
神社につながる「船廊下」秀吉の御座船の骨組みを利用(国重文)
都久夫須麻神社本殿(国宝)と秋の空。晴れ!!
竹生島への船便が一番多いのは長浜港発着で、島への距離は近江今津港からが一番近いです。往復乗船のほか、長浜 ⇒ 竹生島 ⇒ 今津(またはその逆)の乗船券もあります。
長浜観光の中心は「黒壁スクエア」です。お土産やランチのお店が一杯。郷土料理「焼き鯖そうめん」の店はお昼前から行列が出来ていました。
メインストリート近くの駐車場も、お昼ご飯の店も、たまたまひとつ空いていて滑り込めました。何というご利益パワー。オルゴール館を覗いて、ガラス細工と焼き鯖寿司をお土産に買い求めました。
さて長浜から津に帰るだけ、なのですが私を除いた「2人」には最後のイベントがありまして。
それは近鉄の観光特急「あをによし」に乗車する事。©近畿日本鉄道
長浜からいったん京都に出て、大和西大寺~大和八木経由で津に「大回り」で帰って来ます。
予定通りの電車を予約出来ました。私は自家用車の回送係です。
京都から西大寺まで30分足らずの旅でしたがワクワクしたそうです。湖北の旅のついでに京都周りで、疲れが出ないか心配でしたが何とか大丈夫でした。
の、乗りたかった~(笑)。近いうちにリベンジします。
最後に私「こたろー」の写真を。
今回は普通の「観光旅日記」で申し訳なかったのですが、旅のまとめです。
高月の観音様を拝観 ⇒ 賤ケ岳リフトで頂上へ ⇒ 長浜周辺で宿泊・夕食 ⇒ 翌朝竹生島クルーズ ⇒ 長浜・彦根で観光
このコースは大変おすすめです。皆さんも季節の良い時に、びわ湖を山上から湖畔からそして水上から満喫してみてはどうでしょうか。びわ湖クルーズは、湖岸がピンク色に染まる桜の時期は大変混雑するそうです。今回もご覧いただきありがとうございます。
3人とも笑顔の旅となりました。ありがたや。
2023年10月28日(土)更新
※あした日曜は奈良の「伊勢街道」歩き旅の続きです。
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